日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年9月12日

今季は少なめだったハリオシギの第2陣が到着したようです。例年に比べると少し早い到着の気もするので、渡りが遅れているだけかもしれません。今度の動向に注目ですね。

ジシギの個体識別と継続的な観察、紛らわしい個体の識別のため、8月下旬から同じ田んぼにひたすら通い続けています。長いこと滞在する個体もいれば、1日で見えなくなる個体もいます。ハリオシギ、チュウジシギ、タシギとも一度気に入るとほとんど同じ場所にとどまっていますね。

ハリオシギは滞在組に新顔が加わり、田んぼのジシギは少しにぎやかになっています。

ハリオシギ(奥)とチュウジシギ。ともに幼鳥です。

2024年9月10日

毎日のように夕方、同じ田んぼでジシギを拾っています。長いこと滞在中の個体もいれば、新顔も見つけることができます。相変わらずチュウジシギが大半を占めますが、ハリオシギもいました。タシギも新しい個体が数羽、入ってきていました。

目の前に現れたハリオシギ幼鳥。

2024年9月8日

家族で夕方、バードウオッチングしてきました。夕飯の予約時間までの短い間でしたが、今季初のヤツガシラなどが見られました。カンムリワシ幼鳥の鳴き声をあげる姿に子どもたちも喜んでいました。^^

ヤツガシラは2カ所で3羽出ました。西表島でもすでに確認されています。 今年の春のヤツガシラ のように当たり年になるのでしょうか。

今季初のカラムクドリも確認して、カンムリワシの幼鳥も見てきました。電線にオニカッコウを発見したのですが、こちらは撮れず。翌日、同じエリアで電線に止まるオニカッコウが目撃されました。年々、増えていますが春だけでなく年中定着となるのでしょうか?

疲れた様子のヤツガシラ。渡ってきたばかりでしょうか。

2024年9月7日

この日は、連日ジシギを観察しに行っている田んぼにツバメの大群が入るチャンスタイムでした。

ツバメは田んぼで餌をとっているジシギを見つけるとなぜか急降下しておどかします。するとジシギたちは尾羽を立てて警戒するので観察がしやすいという機作です。

手前がハリオシギ幼鳥。

2024年9月5日

毎日、ジシギばかり見ているのですが、合間にキリアイ2羽なども観察。コアオアシシギ、アオアシシギ、トウネン、ハマシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、タカブシギなども滞在しています。

キリアイ2羽。両方とも幼鳥でした。

2024年9月4日

20羽ほどのチュウジシギの群れのなかで一際目立つ個体がいました。体も大きくくちばしも長くオオジシギを思わせるチュウジシギです。この時期、ほぼ幼羽はオオジシギではあり得ないのでチュウジシギでしょう。三列風切りの模様もオオジシギではないようです。

群れの中でかなり目立っていたチュウジシギ幼鳥。

2024年9月2日

今季初のタシギを確認しました。例年通りのタイミングでの飛来です。石垣島では10月下旬ごろまでタシギ、チュウジシギ、ハリオシギのジシギ3種が楽しめます。^^

今季初のタシギ。幼鳥でした。

2024年8月31日

一部に大変好評いただいている第3回石垣島ジシギ合宿を開催しました。参加者は愛知県から。偶然にも第1回から第3回までの参加者は全員愛知県民でした。^^;

今回はどうしても外せない仕事が入り、ジシギの観察は3時間程度でしたが、一つのエリアの田んぼでみっちりジシギ20羽程度を穴が開くほど観察しました。

今季はジシギの個体数は例年通り多いのですが、ハリオシギの数が少なくて苦労しました。一方で、興味深いチュウジシギを観察することができましたのでジシギ合宿としては大成功となりました。^^

ハリオシギ幼鳥。

2024年8月30日

第3回石垣島ジシギ合宿の下見に行ってきました。といっても毎日、チェックする田んぼなので概ねメンバーは分かっていますが…。

今季初としてはキリアイ、トウネン、ハマシギの幼鳥が入りました。どれも幼鳥は今季初です。

ハリオシギ幼鳥。暗色というか褐色味が強い個体。たまーにこんなハリオシギもいます。

2024年8月29日

今季一番の美しさを誇るハリオシギがいました。チュウジシギでは外側尾羽が細い興味深い個体がいました。

キリアイの幼鳥は今季初です。

ハリオシギ幼鳥。とても美しい個体で全身が見たかったのですが、警戒心が強くて全く動きませんでした。

2024年8月27日

アオアシシギの幼鳥を初認しました。残る幼鳥はトウネン、ヒバリシギ、ハマシギ、キリアイあたりです。

ジシギも順調に渡ってきています。ひとつにエリアに20羽以上はいます。メンバーも固定しているようで、第2波が来るまではこのままでしょう。

アオアシシギの幼鳥。まだ完全幼羽です。

2024年8月25日

今季初のマミジロツメナガセキレイを確認しました。北部にはたくさんいたそうなので、明日には南部にも移動してくるでしょう。

マミジロツメナガセキレイ成鳥。もう冬羽に変わっています。

2024年8月25日

8月中旬ごろから増えてきたハリオシギとチュウジシギ。今季はハリオシギがかなり少ないです。第3回石垣島ジシギ合宿が8月30日に開催されるので、今後、増えるのかどうかが気になります…。

ハリオシギ幼鳥。

2024年8月24日

6月20日に交通事故に遭ったところを救護されたカンムリワシが70日ぶりに自然に帰りました。体重は680グラムと伸び悩みましたが元気はあり、放されると力強く飛んで行きました。尾羽が脱落しており、飛行に多少は影響がありそうでしたが、やがてなれるでしょう。

標識用の黄色い足環が右足に装着されており、識別番号は「4」を与えられました。オスの成鳥で救護者により「神起」(かんき)と名付けられました。

自然に放たれ、力強く羽ばたくカンムリワシ。右足に標識が見えます。

2024年8月23日

コアオアシシギの幼鳥を初認。アオアシシギやアカアシシギ、セイタカシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、トウネンあたりも入れ替わりながらどんどん石垣島を通過しているようです。

今季初のコアオアシシギ幼鳥。第1回冬羽になっています。

2024年8月20日

エリマキシギは滞在中。トウネンは数を増やしてあちこちで小群を見るようになりました。

エリマキシギの幼鳥。目の前で近かった。