日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2025年3月21日

クロウタドリとならび、石垣島に春を告げるヤツガシラが4カ所に5羽。島の西部の一部地域だけでこの数なので、全体ではかなりの数が飛来していると思われます。前日の強い北風で降りる個体が多かったのでしょうか。

警戒心の全くないヤツガシラ。来島者を喜ばせています。

2025年3月15日

越冬ウグイスはチョウセンウグイスは確認できなくなり、ウグイスはさえずりの練習を始める個体が増えて来ました。

昨年秋からいるアカガシラサギは相変わらず冬の装いのまま、同じ田んぼには春の渡りでオジロトウネンが数羽飛来しました。タシギは越冬組が田植えなどの作業の影響でばらけていました。

地鳴きとさえずりの練習を見せていたウグイス。

2025年3月13日

石垣島の春告鳥クロウタドリが飛来しました。近くで鳴き声も確認したので、複数が滞在しているようです。アカハラやシロハラ、ツグミの移動もピークを迎えつつあるようで、海岸に近い集落などのちょっとした草地でも小さな群れを確認できます。

北部ではナベヅルが滞在中ということで見に行って来ました。パインアップル畑をバックに、サトウキビの植え付け前の圃場がお気に入りのようでした。

リュウキュウヨシゴイ、ムラサキサギも春の気配で生命感にあふれています。

環境のいい場所に現れたクロウタドリ。長いしそうです。

2025年3月11日

与那国島へ1泊2日の出張ついでに少しだけ鳥見。八重山や沖縄本島では記録の少ないコチョウゲンボウを空港近くで確認。昨年から滞在のオオノスリも近くにいました。

春の小鳥ノビタキ、カモではシマアジも飛来していました。ツグミたちは渡りに備えるように、同じ枝に何羽かが止まる場面にも何度か出会しました。

南西諸島では数少ないコチョウゲンボウを確認。

2025年3月10日

3月上旬の石垣島は、カンムリワシの活動が繁殖のために澎湃としいます。天気がいいと、ディスプレイ飛行などを見ることもできます。ズグロミゾゴイも繁殖期に入りつつあり、婚姻色で少しずつ色づいて来ています。

アトリやシマアジ、タカブシギ、アオアシシギの北帰行組も到着しています。

いつもの縄張りで悠然と獲物を待ち伏せるカンムリワシ。

2025年2月28日

警戒心が弱いからか、2月24日に確認のヤツガシラはまだいました。結構長居してくれる予感がします。散歩の人や車両が通過しても逃げてかくれなくなりました。さらに警戒心が薄れているようです。

警戒心はないので近い距離で観察できます。ゴキブリを次々と見つけ出していました。

2025年2月27日

ヤツガシラまだいました。落ち着かない環境ですが滞在3日目です。

通行車両に驚いて枝に飛び上がったヤツガシラ。

2025年2月26日

2月24日から滞在のヤツガシラはまだいました。驚いて一度、林に逃げ込むとなかなか出てこないようです。

今季、全国的に多いトラツグミは石垣島も例に漏れずであちこちで確認されています。大柄で迫力がありますね。

昨日から滞在中のヤツガシラは頻繁に冠羽を立てていました。もう少し落ち着いた環境に移動したらいいと思うのですが…。

2025年2月25日

2025年に入って3個体目のヤツガシラです。人や車の通りが多く、落ち着かない環境なのでいつまで滞在してくれるでしょうか。

人や車が通過するたびに茂みに逃げ込んでいたヤツガシラ。獲物は豊富ですが落ち着かない様子です。

2025年2月22日

石垣島のちょっといいカモと言えば、メジロガモ。今季は単独での飛来でした。警戒心はあまりなく、観察しやすい個体です。

田んぼで娘とバードウオッチングをしているとカタグロトビの幼鳥が目の前の枝に止まりました。猛禽類好きの娘は大喜びでしたが、この後、車のエンジンをかけようとすると無反応…。レッカーを呼んで整備工場送りとなりました…。^^;

メジロガモのオス。幼鳥、成鳥は確認できず…。

2025年2月12日

友人が石垣島を訪れるので、ナンヨウショウビンの滞在をチェック。いつもの海岸で元気に過ごしていました。昼間っから酒盛りしているおじさんたちがいますが、あまり気にする様子もありません。歩行者がくると逃げますが、すぐに定位置のテトラポットや防風林の枝にもどってきます。

カタグロトビは市役所に行った帰りに発見。電話線に止まってネズミを食っていました。町の個体は人への警戒心が薄れて観察しやすいですね。

テトラポットのナンヨウショウビン。こんなところに止まるので、尾羽の擦れが激しいのでしょう。

2025年2月5日

前日までの強い北風に運ばれてきたのか、クロハラアジサシとムナグロを複数箇所で確認。両種が本格的に増えるのはまだ先です。

職場の駐車場にあるゲッキツの実を食べにカラムクドリが十数羽やって来ていました。先日は、ミドリカラスモドキの群れも訪れるなど、町の鳥たちの餌場になっています。

クロハラアジサシ冬羽。4月になるとどっと増えます。

2025年2月3日

市街地に近い田んぼに寄ったらカラムクドリ、ベニバト、アカガシラサギ、ムネアカタヒバリ、ヒバリ、ツメナガセキレイなどがいました。ちょっとした空き時間にも鳥見ができるのが石垣島のいいところです。^^

目の前に現れたカラムクドリのメス。

2025年2月1日

沖縄本島へ家族旅行のついでに越冬中の2羽のイワミセキレイと日本初記録のアメリカオオセグロカモメを見てきました。

現地の友人らの協力もあり、短時間でしたが目標の両種を見ることができました。^^

石垣島に毎年、現れるイワミセキレイですが、2羽同時に見られる貴重な機会ということではるばる北部まで足を延ばして観察してきました。

2025年1月31日

沖縄県内2例目となるクビワキンクロをキンクロハジロ600羽の中から探し出してきました。距離も200メートル以上離れており、枝葉で視界も限られるという条件でしたが、1時間ほど探してなんとか見つけることができました。浮かんでいるエリアが分かれば、あとは見失うこともなく1時間以上にわたり、観察することができました。

クビワキンクロのオス生殖羽。2023年の宮古島に続き、県内2例目の貴重な記録となりました。

2025年1月24日

防衛大臣が与那国島に来るので、またまた出張。仕事の合間に少しだけバードウオッチングもしてきました。^^

農地を走るとノゴマやアカヒゲ、チョウセンウグイス、ウグイス、コムシクイ、エンベリの鳴き声が聞こえます。石垣島と比べるとその密度はかなり濃いですね。短い時間でしたが、かなり楽しむことができました。

朝方のノゴマ。地鳴きしながら藪の中を移動していました。

2025年1月22日

今季は目撃が多いトラツグミ。警戒心が強いので、写真が撮れたのはこの個体が初めてとなりました。石垣島ではシロハラやアカハラも滞在中ですが、ツグミの姿がほとんど確認できません…。

ソリハシセイタカシギは長逗留、オジロトウネン、コチドリ、ヒバリシギ、タカブシギあたりは少しだけ増えてきました。春の渡りがそろそろ始まるのでしょうか。

田んぼに現れたトラツグミ。シロハラやアカハラに比べると一回りほど大きく、派手な模様と相まって迫力がありますね。

2025年1月14日

昨年の10月に石垣島に現れたナンヨウショウビンは無事に年を越して元気に越冬中です。橋から観察するぶんにはいいんですが、近くで見ようと農道を歩いて近づくとあっという間に飛び去ってしまいます。一度、いなくなると次に現れるのは何時間後になるか分かりません。車両での接近をお勧めします。ただし、普通の乗用車だと座席が低くて水路がのぞけませんので、ワンボックスか軽トラ、軽バンなどをレンタルしましょう!!

この日は、ムカデやミナミトビハゼを捕まえていました。これまで確認できた餌生物はカニ、ヤドカリ、ムカデ、ミナミトビハゼとなりました。2017年8月から2018年4月にかけて沖縄本島の漫湖湿地で越冬したナンヨウショウビンはカニの捕食しか確認できませんでしたが、環境が変わればさまざまな生き物を餌とするようです。

ムカデを捕まえたナンヨウショウビン。アカショウビンもカンムリワシもイソヒヨドリも鳥類はムカデが大好物のようです。

2025年1月16日

ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて数十羽の群れの中にシベリアツメナガセキレイが1羽いました。今季はツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリなどが少なくさみしい限りです。

シベリアツメナガセキレイ第1回冬羽。

2025年1月10日

公園で弁当を食べていたらズグロミゾゴイの幼鳥が近づいてきました。餌付けをされているわけではなく、たまたま近寄っただけのようでした。それにしてもズグロミゾゴイの幼鳥の警戒心のなさは心配になる…。

田んぼにはアカガシラサギが3羽ほど越冬中。水路に降りたり、草むらに入ったりとさまざまな環境で餌をとっているようです。

昨年の11月に放鳥されたカンムリワシの幼鳥の「はやて」を久しぶりに確認。放鳥地点から直線距離で10キロ以上も南下してきていました。市街地に近く、交通量が多いので事故に遭わないか心配です。

ズグロミゾゴイの幼鳥。昨年、生まれたので成鳥の羽衣に変わりつつあります。