石垣島で繁殖する個体とは少し違うハシボソシロチドリが飛来。シロチドリはあまり真面目に見ていませんでしたが、この個体は目立っていました。
今季初のクロハラアジサシも確認。2羽で田んぼの上を飛び回っていました。ヘラサギの幼鳥も滞在中。くちばしが妙に白い個体です。タカブシギやセイタカシギも増えてきましたが、今季はなかなか田んぼのシギのピークが来ないです。コチドリやヒバリシギも少しずつ増えています。
シマアカモズは繁殖地へ移動で数を減らしています。越冬のハヤブサのカップルはまだ滞在。自宅近くの片目のカンムリワシはなんとか生きながらえています。イシガキシジュウカラは子育てに忙しそう。
ハシボソシロチドリのオス夏羽。美しいですね。沖縄で繁殖する個体群はもっと淡色です。
仕事で石垣島北部へ行ったついでに鳥見。ヤツガシラやクロウタドリがそろそろ入っているかなと寄り道するとあっさり発見。ヤツガシラは2カ所で2羽。クロウタドリは1羽でした。ヤツガシラは沖縄本島や宮古島、西表島でも多く見られており、今季は当たり年かもしれません。
ほかにもコムシクイやオオムシクイ、ジョウビタキ、ムギマキなどいました。ハクセキレイも増えていますが、ほとんどホオジロハクセキレイで一番大きな群れは30羽近くいました。例年、ホオジロハクセキレイが先にやってきて、しばらくののち、ハクセキレイがやってきます。
後では、カンムリワシの幼鳥、成鳥やズグロミゾゴイも出会いが多いです。
田んぼではツルシギ4羽が空から降ってきました。海の方からやってきたので、数日前に西表で確認されていた個体たちかもしれません。
枝で休憩するヤツガシラ。このまま落ち着いてしまっていました。
ツバメチドリとシロチドリは繁殖順調で巣立ったヒナが多く見られました。特にツバメチドリは幼鳥だけで60羽近い群れを形成していました。シロチドリは埋立地で数つがいからのヒナが巣立ち、元気に走り回っています。
シロチドリの同じ場所でコロニーをつくっているコアジサシは、台風の影響で降った大雨で巣が浸水。数時間、水に浸かっていた卵も孵化しましたが予後が良くなさそうです。
田んぼには、今季初となりアカアシシギの幼鳥が飛来しました。毎年、シギの仲間の幼鳥で一番乗りはアカアシシギです。
シギやチドリの渡りもじょじょに増えてきています。アオアシシギやヒバリシギ、タカブシギが田んぼに飛来しています。海岸では、オオメダイチドリ、メダイチドリ、キアシシギなどが増えています。
ツバメチドリの幼羽(左)と第1回冬羽。