2022年8月1日(旧暦では2022年7月4日)
例年、幼鳥の到着が一番乗りのアカアシシギ。今季初となる幼鳥を確認しました。 昨年は7月27日に初認 なので、例年と同時期の到着ということになります。
ただ、ことしは幼鳥一番乗りはなんと 7月20日のセイタカシギ 。いつもは8月下旬以降の到着なので島内で繁殖した可能性もあるのかな。
ほかはいつものメンバーのアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギなどが滞在中。
戻り組のアマサギも増えていました。
アカアシシギ 今季初確認のアカアシシギ幼鳥。幼羽から第1回冬羽へ換羽中。
アオアシシギ / アカアシシギ / タカブシギ アオアシシギ(左)とアカアシシギ(右)とタカブシギ。夏羽から冬羽へ変わりつつあります。
ヒバリシギ アマサギ 2022年8月1日(旧暦では2022年7月4日)
自宅近くで巣立ったリュウキュウコノハズクを観察してきました。餌はゴキブリが多い模様で、たまにバッタって感じです。
付近を回ると合計でリュウキュウコノハズクで8羽、アカショウビンで4羽の巣立ちビナが確認できました。
リュウキュウコノハズク 自宅近くの林で巣立ったリュウキュウコノハズク。3兄弟でした。
リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズク 親鳥が餌を運んでくるのを待っています。夜はカラスもいないので安心してこのような見晴らしの良い場所に出てきます。アオバズクがすぐ近くの電線にいるのですが、お互い干渉しないようでう。
2022年8月3日(旧暦では2022年7月6日)
今季は石垣島に接近する台風がないので、ベニアジサシ、エリグロアジサシの繁殖は順調に推移しています。尖閣諸島で繁殖しているオオアジサシたちも好成績だと思われますので、8月中旬ごろのもどりが楽しみですね。
海岸にはオオメダイチドリやメダイチドリ、シロチドリ、ムナグロ、キアシシギなどが増えてきました。
ベニアジサシ ベニアジサシ 幼鳥は左の初列がごっそり抜けています。何があったのでしょうか?
エリグロアジサシ エリグロアジサシのコロニー。こちらもヒナたちの成長は順調なようです。
オオメダイチドリ オオメダイチドリ アカアシシギ ムナグロ ムナグロ キアシシギ タカブシギ 2022年8月9日(旧暦では2022年7月12日)
今季初のクロハラアジサシとハマシギを確認。トウネン、アオアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、セイタカシギ、コチドリなども入れ替わりながら通過しているようです。
クロハラアジサシ ハマシギ トウネン コチドリ コチドリ セイタカシギ キョウジョシギ アオアシシギ 2022年8月11日(旧暦では2022年7月14日)
今季初のハリオシギ、タカブシギ幼鳥、クサシギ、キセキレイが到着しました。
シロハラクイナは2回目の繁殖なのか真っ黒なヒナを連れたペアが目立ちます。
ハリオシギ タカブシギ クサシギ タカブシギ ムナグロ アオアシシギ キセキレイ シロハラクイナ シロハラクイナのヒナ。最近、田んぼでよく見かけます。
2022年8月12日(旧暦では2022年7月15日)
近所で繁殖したリュウキュウアカショウビンのヒナ4羽がそろっていました。親鳥はすでにおらず、幼鳥たちだけで餌をとっていました。
リュウキュウヨシゴイも幼鳥が独り立ちシーズンを迎えているようで親鳥とやりあっていました。
ムラサキサギはすでに独り立ち。幼羽にかわり成鳥羽がではじめていました。
アカガシラサギは夏羽1羽に冬羽に変わりつつあるのが2羽と合わせて3個体いるようです。
リュウキュウアカショウビン 近所で育ったアカショウビン。全てのヒナが順調に育っているようで同じエリアで4羽が餌をとっていました。
リュウキュウヨシゴイ オス親(手前)に攻撃を仕掛けようかというリュウキュウヨシゴイのオス幼鳥。
リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイ ムラサキサギ アカガシラサギ 2022年8月16日(旧暦では2022年7月19日)
今季初となるコアオアシシギとヒバリシギの幼鳥を確認しました。成鳥に少し遅れて、ぞくぞくとやってきています。
ツバメチドリは石垣島内繁殖してる群れではないと見られる個体を確認。
リュウキュウヨシゴイは巣立ったヒナたちが親元を離れ出し、出会う機会が増えてきました。
コアオアシシギ ヒバリシギ こちらも今季初のヒバリシギ幼鳥。成鳥、幼鳥とも数を増やしています。
ツバメチドリ ツバメチドリ成鳥冬羽。石垣島内の繁殖地とは遠く離れた田んぼに飛来。渡り個体と思われます。
リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイのオス成鳥。いつもの警戒心ゼロ個体。
リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイの幼鳥。擬態も上手くできていますね。^^
2022年8月16日(旧暦では2022年7月19日)
毎日、朝と夕方、鳴き声を聞かせてくれるリュウキュウアカショウビンです。そろそろ渡って行ってしまと思いますので、写真に納めておきました。^^
同じ場所には アカショウビンの幼鳥が4羽 おり、この個体の育てあげた兄弟だと見られます。
リュウキュウアカショウビン アカショウビン成鳥。子育ても終わり、渡りの時期を待っているのでしょう。
リュウキュウアカショウビン 初列風切りや尾羽に傷みが目立ち、冬羽へ換羽が進んでいます。来年も帰ってきてくれることを願い、東南アジアまでの長旅の無事を祈ります。
2022年8月18日(旧暦では2022年7月21日)
繁殖期に入ると出会う機会がすっかり減ってしまうカンムリワシですが、8月も中旬ごろになると田んぼなど人目につき場所に現れるようになります。
カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ 田起こしするトラクターを眺めるカンムリワシ。カエルなどが飛び出してくるのを狙っています。
2022年8月18日(旧暦では2022年7月21日)
8月10日に初認 したジシギがどんどん増えています。この日はハリオシギとチュウジシギが成鳥、幼鳥合わせて7羽ほどが一つのエリアで確認できました。タシギの初陣はまもなく到着です。
ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ / ハリオシギ ハリオシギ 田んぼに降りたと思ったら一瞬で草むらに入ってしまった個体。暫定ハリオシギ。
ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ幼鳥。上の成鳥と一緒にいておどろかせちゃったのでブラインドかぶって待ってたのに、この後、夕飯を探しにきたゴイサギに飛ばされた…。
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ幼鳥。沖縄のチュウジシギはハリオシギ寄りの個体も多いので迷いますね。
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ タマシギ タマシギ タマシギのオス。タマシギはジシギ探してるとシルエットが似てて、ドキッとしますね。
スズメ 今年生まれたスズメたちの群れ。あちこちでこのような群れができています。
2022年8月20日(旧暦では2022年7月23日)
今季初のウズラシギを確認。4羽ほどで飛来していました。
クロハラアジサシは数日前から徐々に数を増やしています。トラクターについて回って巻き上げられた水生生物を捕まえているようでした。
リュウキュウヨシゴイは成鳥、幼鳥とも見やすくなっています。
ほかにも田んぼには、タカブシギやセイタカシギ、アオアシシギ、ヒバリシギ、トウネンなどが滞在中。
ウズラシギ ウズラシギ クロハラアジサシ クロハラアジサシ リュウキュウヨシゴイ ハマシギ トウネン 2022年8月20日(旧暦では2022年7月23日)
ジシギが増えてきたのでハリオシギ、チュウジシギ識別業務の開始。
一つの田んぼに8羽滞在で、ハリオシギは幼鳥1、成鳥3でチュウジシギは幼鳥3、成鳥1でした。
例年通りなら今後はチュウジシギが増えていき、9月に入るとふたたびハリオシギが増え、9月中旬まで楽しめます。
ハリオシギ ハリオシギ幼鳥。この美しさは 昨年の個体 を彷彿とさせました。
ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ成鳥。こちらは夏羽後期。上の個体とは換羽のステージがずいぶん違います。
ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ こちらもチュウジシギ幼鳥。チュウジシギの幼鳥、成鳥の割合はハリオシギと反対でした。
2022年8月20日(旧暦では2022年7月23日)
きょうもハリオシギとチュウジシギの識別業務。
一つの田んぼに10羽でハリオシギは成鳥2、幼鳥1、チュウジシギは幼鳥7でした。前日の美しいハリオシギの幼鳥は再発見できず残念。入れ替りながら数を増やしているようです。
ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ 警戒が解けないチュウジシギ幼鳥。この日はヒナ連れのバンが天敵。^^;
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ こちらも沖縄的なチュウジシギ幼鳥。本土のみなさんは一見、ハリオシギに見えるのではないでしょうか?
2022年8月23日(二十四節気の処暑、旧暦では2022年7月26日)
キセキレイから遅れること約2週間でマミジロツメナガセキレイを初確認しました。一夜にしてまとまった数が渡ってきたようです。
ハリオシギとチュウジシギも順調に渡っているようで、全てではありませんが識別できる個体を見ていてもメンバーは入れ替わっているようです。
イソシギも幼鳥が増え出しました。
マミジロツメナガセキレイ 今季初のマミジロツメナガセキレイ成鳥。幼鳥は遅れてやってきます。
ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ ハリオシギ これはハリオシギかなぁと出てくるのを待っていたのですが、警戒心が強くてだめでした…。^^;
イソシギ 2022年8月24日(旧暦では2022年7月27日)
時間がなくてなかなか観察できませんが、きょうもジシギポイントでハリオシギとチュウジシギの識別。
ほとんどチュウジシギですが、その中に2〜3羽のハリオシギがまじっている感じです。
夕方にはアカガシラサギを確認。ゴイサギも暗くなるとカエルなどを狙いに田んぼにやってきます。
ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ幼鳥。こちらも体型はハリオシギ風味ですね。
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ成鳥。この後、奥の子連れのバンに追われていました。
ハリオシギ 尾羽がごっそり抜けていました。何があったのでしょうか。
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ幼鳥。暗くなるとどこからともなく出てきます。
アカガシラサギ 警戒心のないアカガシラサギ。先月から滞在している個体かもしれません。
ゴイサギ 暗くなるとゴイサギが出勤してきます。幼鳥が増えました。
2022年8月25日(旧暦では2022年7月28日)
きょうもジシギの群れの中からハリオシギの抽出作業。近くで2羽のハリオシギが同時に水浴びをしてくれるチャンスにも恵まれました!!
ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギのパタパタ。上と同個体。この時期の換羽状態が見てとれます。
ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ ハリオシギ
2022年8月26日(旧暦では2022年7月29日)
トウネンの群れにヨーロッパトウネンが入っていました。タマシギは繁殖期が終わってもペアで行動。2回目の繁殖あるのかな?
ヨーロッパトウネン ヨーロッパトウネン トウネン / ヨーロッパトウネン タマシギ タマシギ アカガシラサギ コアオアシシギ コアオアシシギ イソシギ 2022年8月26日(旧暦では2022年7月29日)
鳥見る時間が全く取れなくて海岸は久しぶりの訪問。オオメダイチドリが多く滞在、メダイチドリはオオメダイチドリより少なめでした。幼鳥の到着はまだです。
チュウシャクシギは10羽ほどを確認。今季初となる幼鳥も2羽混じっていました。ソリハシシギは砂浜を爆走してカニを捕まえていた。
キョウジョシギ、キアシシギ、アオアシシギなども滞在。
オオメダイチドリ オオメダイチドリ メダイチドリ チュウシャクシギ チュウシャクシギ ソリハシシギ 2022年8月26日(旧暦では2022年7月29日)
チュウジシギの群れが入ったようでジシギの数が増えていました。ほとんどが幼鳥でした。その中で、1羽だけハリオシギを発見しました。
ハリオシギ 遠くの畔にいたチュウジシギの群れにハリオシギ幼鳥。
ハリオシギ 上と同個体。しばらく待っていると田んぼに出てきました。左はチュウジシギ成鳥。
チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ 2022年8月27日(旧暦では2022年8月1日)
8月も終わりに近づいてきましたが、自宅からは毎日、リュウキュウアカショウビンの鳴き声が聞こえています。親鳥以外にも今年生まれの幼鳥もまだ滞在しています。 2週間前に撮影した幼鳥 もずいぶんたくましくなっていました。
親鳥は11日前の8月15日を最後 に姿が見えませんが、鳴き声だけは聞こえてくる(かすれ声が特徴的で分かりやすい)のでまだいると思われます。
リュウキュウアカショウビン 2週間前は幼さが残っていましたが、ずいぶん成長しました。アカショウビン幼鳥。
2022年8月27日(旧暦では2022年8月1日)
ツメナガセキレイはかなり数を増やしています。そんな中、今季初の幼鳥を確認しました。アオアシシギも今季初の幼鳥が飛来していました。
ツバメチドリもぱらぱらとやってきていますが、まだまだ数は少ないですね。
ツメナガセキレイ アオアシシギ こちらも幼鳥は初。アオアシシギ。単独での飛来でした。
ツバメチドリ トウネン トウネン こちらは多少冬羽出ていますが、まだまだ擦れた夏羽姿です。
2022年8月27日(旧暦では2022年8月1日)
今季初のタシギを確認しました。これで石垣島のジシギ3種はそろい踏み。現在、ハリオシギがピークを迎えており、石垣島では、この後チュウジシギが優勢になり、最後はタシギだらけになります。
タシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ / ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ ハリオシギ チュウジシギ / ハリオシギ チュウジシギ ハリオシギ 2022年8月29日(旧暦では2022年8月3日)
自宅から鳴き声を聞かせてくれるリュウキュウアカショウビン。 約2週間前に撮影の写真 と比べると換羽が進んでいました。 このアカショウビンの2世たち も同じ場所で4羽ほどいますが、少しずつ分散しているようです。
石垣島のアカショウビンは、場所によっては10月ごろまで居残り組が確認できます。わが家から確認できるこのアカショウビンたちは、いつまで滞在するでしょうか。
リュウキュウアカショウビン アカショウビン成鳥。換羽が進みみすぼらしくなってきています。
2022年8月31日(旧暦では2022年8月5日)
村の人に近くにカンムリワシの幼鳥がいるよと教えてもらい見てきました。
カンムリワシの姿を確認。残念ながら写真には収められませんでしたが、近くにいたキンバト、サンコウチョウ、ズグロミゾゴイは撮れました。
キンバト キンバトのオス。メスも近くにいました。今季はまだ幼鳥は確認できていません。
リュウキュウサンコウチョウ サンコウチョウの成鳥メス。オスも一緒に行動していました。しかもまだ尾羽が長かった。まさか繁殖している?
ズグロミゾゴイ キンバトを撮っていたらズグロミゾゴイの幼鳥が歩いて近づいてきました。