現在、簡易ペイジを表示しています。詳しい情報は、ここをタップしてください。

コアジサシまた受難

2023年7月12日

今年は台風の襲来もなく、コアジサシの繁殖が順調に推移すると期待していたのですが、なかなかうまくいかないものです。 6月初旬はPAC3配備でコアジサシ、シロチドリが営巣放棄 。今回は、ビーチオープン前の整備で営巣放棄してしまいました…。

コアジサシは、環境省のレッドリストで絶滅危惧 II 類に指定されているほか、日豪の二国間渡り鳥条約の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で国際希少野生動植物種に位置付けられているのですが、この扱いです。

1卵産んで放棄されたコアジサシの巣。

ビーチを追い出された群れの中には標識付きの個体もいました。

ビーチで魚をとるコアジサシ。

コアジサシ夏羽(左)と第1回夏羽。

70羽ほどの群れでした。新しい営巣地が見つかるといいのですが…。

警戒鳴きしながらビーチで遊ぶ人に向かってモビングしていましたが、ほとんどの巣は重機で潰され、コアジサシの存在を気に留める人もいません。