Sept. 1, 2020(旧暦では2020年7月14日)
久しぶりに家族で近所の田んぼに鳥見。サルハマシギ2羽が飛来していました。
最近、リュウキュウヨシゴイを見る機会も増えてきて、車の前を横切ったオスがあまりにも鮮やかなので妻はアカショウビンと間違えていました。^^
サルハマシギ サルハマシギ もう一羽のサルハマシギ。常に2羽で行動をともにしていました。こちらも成鳥。幼鳥がそろそろ見たいのですが石垣島には到着しないですね。
ウズラシギ リュウキュウヨシゴイ 目の前に舞い降りたリュウキュウヨシゴイのオス。鮮やかです。
Sept. 2, 2020(旧暦では2020年7月15日)
あちこちの田んぼにトウネンが入っているのですが、成鳥ばかりでまだ幼鳥は姿を現しません。
ほとんど冬羽に変わった個体から、まだ夏羽後期といっていいぐらいの個体まで換羽状態はさまざまです。
トウネン トウネン トウネン トウネン トウネン トウネン Sept. 2, 2020(旧暦では2020年7月15日)
アオアシシギ、コアオアシシギ、イソシギの幼鳥をそれぞれ今季初確認しました。また、ハマシギも今季初確認です。
先日のサルハマシギ2羽 も滞在中でヒバリシギは成鳥、幼鳥の混群。田んぼではほかにセイタカシギやウズラシギ、クサシギ、タカブシギなどいつものメンバーです。
コアオアシシギ アオアシシギ コアオアシシギ コアオアシシギ幼鳥(手前)と冬羽に変わりつつある成鳥。
ハマシギ 今季初のハマシギは幼鳥でした。第1回冬羽へ換羽中。
イソシギ ヒバリシギ サルハマシギ サルハマシギ こちらも夏羽から冬羽へ換羽中。上の個体と比べると赤味が弱いのでメス個体でしょうか。
チュウジシギ チュウジシギ 胴体が詰まって見えますが、チュウジシギ。こちらも幼鳥。
コチドリ コアオアシシギ 数枚の冬羽が見えていますが、ほぼ幼羽のコアオアシシギ。
Sept. 2, 2020(旧暦では2020年7月15日)
マミジロツメナガセキレイは少しずつ増えていますが、(キマユ)ツメナガセキレイはまだ到着しません。キセキレイも数を増やしつつあります。
ムラサキサギの幼鳥も独り立ちした個体が増えて出会う機会が多くなりました。
マミジロツメナガセキレイ マミジロツメナガセキレイ ムラサキサギ Sept. 2, 2020(旧暦では2020年7月15日)
どんどん南へ渡って行ってしまうので、いよいよ石垣島のリュウキュウアカショウビンと出会う機会も減ってきました。今日は林道1カ所を回って成鳥1羽と幼鳥2羽でした。
リュウキュウアカショウビン アカショウビンのメス。繁殖初期の美しかった姿と比べるとずいぶんボロボロです。
リュウキュウアカショウビン この個体は、産卵までいったのですが結局、卵が孵化せずに今季の繁殖は失敗しました。
リュウキュウアカショウビン 今季は 巣穴掘りから観察 していたので、お互い顔馴染みになって、3メートルの距離でも逃げません。
リュウキュウアカショウビン 間も無く姿を消すと思われますので、石垣島のアカショウビンもそろそろ見納めですね。
Sept. 5, 2020(旧暦では2020年7月18日)
田んぼでカンムリワシが獲物を捕まえて食っていました。9月に入り、幼鳥2羽も確認され、繁殖期の終わったカンムリワシが見やすくなってきました。
カンムリワシ カンムリワシのオスがカエルか何かをあぜ道で食っていた。
カンムリワシ カラスが7羽ほど集まってきて追い払った直後のカンムリワシ。冠羽が広がり興奮しています。
カンムリワシ Sept. 5, 2020(旧暦では2020年7月18日)
キアシシギは7月中旬過ぎから石垣島に現れていますが、9月やっと幼鳥が確認できました。同じ海岸にはオオメダイチドリの幼鳥はたくさんいます。
キアシシギ キアシシギ幼鳥。成鳥を確認してから1カ月半ほど遅れての到着となりました。
キアシシギ オオメダイチドリ Sept. 7, 2020(二十四節気の白露、旧暦では2020年7月20日)
やっと今季初となるカンムリワシの幼鳥を拝むことができました。9月3日に石垣島BIRD観察さんが発見して見にいくも空振りで、やっと見ることができました。^^
ムラサキサギは幼鳥があちこちで出現しています。今季の繁殖は台風の影響もなく順調だったようです。
カンムリワシ 9月3日に教えてもらいやっと見ることができたカンムリワシの幼鳥。美しいですね。
ムラサキサギ Sept. 7, 2020(二十四節気の白露、旧暦では2020年7月20日)
夕方、田んぼに寄っていると畔にコマミジロタヒバリがいました。今季初というか久しぶりのライフリスト更新です。タヒバリの仲間は、これからどんどん数を増やして石垣島で越冬します。
当初は、ちょっと変わったムネアカタヒバリと思っていましたが、まさかコマミジロタヒバリだとは驚きです。
コマミジロタヒバリ 強風が吹き付ける中、畔の草むらに隠れていたコマミジロタヒバリ。
コマミジロタヒバリ 全体のプロポーション。コマミジロタヒバリはマミジロタヒバリより尾羽が短く、立ち姿をとらなかった。
コマミジロタヒバリ コマミジロタヒバリの識別はマミジロタヒバリと比べて、くちばしが細くとがり中雨覆の軸斑がとがらず、眉斑が不明瞭とのこと。鳴き声もマミジロタヒバリのように力強い感じではありませんでした。
Sept. 7, 2020(二十四節気の白露、旧暦では2020年7月20日)
石垣島はもとより沖縄全体でも珍しいアジサシがクロハラアジサシと田んぼにいました。アジサシは海にいるというイメージだったので、沼アジと畔で休憩している姿を見た時は、何か分かりませんでした…。^^;
クロハラアジサシはあちこちの田んぼや沈砂池で見られるようになりました。
同じ畔にツバメチドリも休んでいました。餌取りに出かけてもしばらくすると戻ってきます。お気に入りの休憩場所のようです。
アジサシ アジサシ アジサシは手前のクロハラアジサシと比較するとずいぶんと大柄です。
アジサシ クロハラアジサシ クロハラアジサシ冬羽へ換羽中。足を怪我しているようで、うまく歩けないようでしたが、餌取りなどには影響しないでしょう。
クロハラアジサシ クロハラアジサシ クロハラアジサシ ツバメチドリ Sept. 9, 2020(旧暦では2020年7月22日)
シギ、チドリの入れ替わりが激しい石垣島です。今日はエリマキシギが2羽、比較的内陸の田んぼにやってきました。
アカアシシギはどこの田んぼに行っても数羽で群れていて、成鳥、幼鳥が混在しています。
ヒバリシギは幼鳥が圧倒的に多いです。
トウネンはやっと幼鳥が入りだしました。代わりに成鳥の個体数は減りました。
ほかは、タカブシギやセイタカシギ、チュウジシギが多く滞在しています。
エリマキシギ エリマキシギのオス幼鳥。同じ田んぼにメスの幼鳥もいました。
アカアシシギ アカアシシギ幼鳥。第1回冬羽が少しだけ見えています。
ヒバリシギ トウネン タカブシギ キアシシギ チュウジシギ メダイチドリ メダイチドリ幼鳥。大潮満潮の時間帯だったので田んぼに避難してきたようです。
ハマシギ Sept. 9, 2020(旧暦では2020年7月22日)
先日見つけたアジサシ はまだ滞在していました。田んぼにはアジサシの餌となる獲物はいないと思いますが、いつまでいる気なんでしょうか。
同じ田んぼにクロハラアジサシは数羽が滞在。アジサシはこの群れに寄り添うようにいます。1羽では寂しいのでしょうか。
アジサシ 田んぼで水を飲むアジサシ。第1回夏羽から第2回冬羽へ換羽中。
クロハラアジサシ クロハラアジサシ 田んぼの上を飛び回っていたトンボ。クロハラアジサシの獲物になっていたようです。
Sept. 9, 2020(旧暦では2020年7月22日)
現在、ジャワアカガシラサギ、リュウキュウヨシゴイ、ズグロミゾゴイ、ムラサキサギといかにも石垣島らしいサギたちがよく見られます。
ジャワアカガシラサギは8月中旬ごろから複数個体が散発的に各田んぼで見られていますが、この個体はコンスタントに現れてくれます。
リュウキュウヨシゴイも巣立ったヒナたちは独り立ちし幼鳥、成鳥と頻出中。冬羽になっても鮮やかなオレンジ色が目をひきますね。
ズグロミゾゴイも独り立ちした今年生まれの若い個体を林道や農地など決まった場所に現れ、ムラサキサギもこの時期、幼鳥から成鳥までいろいろなバリエーションを楽しめます。
白いサギはコサギ、チュウサギ、チュウダイサギ 、アマサギが数を増やしてカラシラサギとアカガシラサギもまもなく到着するでしょう。
ジャワアカガシラサギ ずいぶん長いこと滞在しているジャワアカガシラサギ。
ジャワアカガシラサギ ジャワアカガシラサギ 止まり木から休耕田に降り立つジャワアカガシラサギ。
ジャワアカガシラサギ リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイ ムラサキサギ 草むらからムラサキサギが頭だけ出していました。こちらはカメからヘビから鳥からなんでも食う悪食です。
ズグロミゾゴイ 美しいズグロミゾゴイ幼鳥。成鳥もきれいですが幼鳥のこの模様もいいですね。
チュウサギ 草むらのチュウサギ。石垣島ではあまり多くありませんが、ここのサギエリアには複数羽滞在しています。
チュウダイサギ 水が張られた田んぼにチュウダイサギ 。亜種ダイサギも見たいですね。
コサギ Sept. 9, 2020(旧暦では2020年7月22日)
今季3羽目となるカンムリワシ幼鳥です。これからどんどん数を増やしていきます。石垣島では2期米の刈り取りが10月下旬から始まりますが、そのころは稲刈りの田んぼから飛び出すネズミやカエルなどを狩る姿を見られることでしょう。
ツメナガセキレイはマミジロツメナガセキレイばかりでまだ(キマユ)ツメナガセキレイは確認できていません。例年と比べると少し遅いように感じます。
シマアカモズは越冬組が島中に増えてきています。もうしばらくするとタカサゴモズも飛来します。昨年は多くのタカサゴモズが確認されたので、今年も期待したいですね。^^
カンムリワシ 今季3羽目となったカンムリワシの幼鳥。写真を撮られていない個体が1羽いますが…。
カンムリワシ カンムリワシ 幼鳥は林縁部に出ていたのですが、頭上で鳴く親鳥を気にしています。そ嚢がパンパンに膨らんでいるので餌は十分に食べているようです。
カンムリワシ シマアカモズ シマアカモズ第1回冬羽。ソテツの上から獲物を狙っているようでした。
マミジロツメナガセキレイ マミジロツメナガセキレイ幼羽から第1回冬羽へ換羽中。
マミジロツメナガセキレイ Sept. 9, 2020(旧暦では2020年7月22日)
河口で今季初のダイゼンを確認しました。ムナグロの群れに混じって1羽だけ。オオメダイチドリは相変わらず個体数が多く、全て幼鳥でした。
セイタカシギ25羽の群れも飛来。淡水のシギなので海にいることはほとんどないことから渡ってきて到着したばかりかもしれませんね。
チュウシャクシギは2羽は 先日から滞在中の個体 と思われます。
ダイゼン 今季初ダイゼン。夏羽から冬羽に変わりつつあります。石垣島では胸の真っ黒なバリバリの夏羽はなかな拝むことができません。
チュウシャクシギ チュウシャクシギ チュウシャクシギは沖縄本島では大量に越冬しますが、石垣島では少ないですねー。
オオメダイチドリ セイタカシギ セイタカシギの群れ。渡ってきたばかりなのかピリピリしていました。
ムナグロ Sept. 10, 2020(旧暦では2020年7月23日)
田んぼにハジロクロハラアジサシが飛来していました。畔にはツバメチドリやクロハラアジサシ、ムナグロなど。
ハジロクロハラアジサシはあまりほとんど地上には降りずに田んぼの上を飛び回りながら昆虫を捕食していました。
ツバメチドリは12羽が飛来。こちらは田んぼや畔などでゆっくり休んでいるようでした。
ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ幼鳥。暑いので口を開けています。
ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシの飛翔。ほとんどの時間、飛び回っていました。
ツバメチドリ ツバメチドリ クロハラアジサシ / ツバメチドリ / ムナグロ 畔にはツバメチドリとクロハラアジサシとムナグロが休んでいます。
クロハラアジサシ クロハラアジサシ幼鳥。幼鳥の右側にはクロハラアジサシの成鳥の死骸があります。
Sept. 10, 2020(旧暦では2020年7月23日)
今季初のソリハシセイタカシギを確認しました。セイタカシギの群れと一緒に行動していました。一度は農作業の車がドアを閉める音に驚いていなくなりましたが、再び戻ってきました。
今季3羽目のオグロシギや増えてきたキアシシギ幼鳥、アカアシシギ、ウズラシギ、ハマシギ、コアオアシシギなどものんびり過ごしていました。田んぼでは、シギとチドリの入れ替わりが激しく、個体数も日によって増減がありますが、そこそこの種類がそこそこの数で見られます。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギのメス。第1回冬羽でしょうか。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギはセイタカシギの行動を共にしていました。
オグロシギ キアシシギ コアオアシシギ アカアシシギ / チュウジシギ ウズラシギ ハマシギ Sept. 11, 2020(旧暦では2020年7月24日)
今季初となるアカエリヒレアシシギが石垣島にも到着しました。田んぼの稲の間を歩きながら小さな巻貝を食っているようでした。水深がないのでアカエリヒレアシシギ特有の水面をくるくる回る可愛らしい動作は見られず…。^^;
アカエリヒレアシシギ アカエリヒレアシシギ成鳥。ほぼ冬羽へ換羽しています。
アカエリヒレアシシギ アカエリヒレアシシギ 胸のあたりにごくわずかに褐色が残っています。夏羽も見てみたいですねー。
Sept. 12, 2020(旧暦では2020年7月25日)
やっと石垣島でもタシギを確認することができました。これでジシギ3種そろい踏み。^^
タシギ タシギ幼鳥。アカガシラサギを双眼鏡で見ていたら見つけました。最初は顔の部分だけしか見えていませんでしたが、タシギ臭がぷんぷんしていたので待ってみると出てきました。
タシギ タシギ / チュウジシギ チュウジシギ チュウジシギ ハリオシギ Sept. 12, 2020(旧暦では2020年7月25日)
近年の石垣島のパターンとして8月中旬にジャワアカガシラサギが現れ、9月に入ってアカガシラサギがやってきます。今季はこれまでジャワアカガシラサギは3個体出ていますが、アカガシラサギは何個体を見ることができるのか楽しみです。
アカガシラサギ カタグロトビが現れて警戒し、頭から首にかけての羽をふくらませるアカガシラサギ。バランスがおかしなことになっています。決してふざけているわけではございません。^^;
アカガシラサギ こちらは通常の状態のアカガシラサギ。まるで別の鳥のようですね。
Sept. 12, 2020(旧暦では2020年7月25日)
石垣島のアカショウビンも9月に入ると見る機会も減ってきました。この日は、林道で成鳥1羽と幼鳥1羽を確認しました。
リュウキュウアカショウビン アカショウビンの成鳥メス。くちばしも黒ずみ、羽も冬羽に変わりつつありくすんでいます。
リュウキュウアカショウビン 上の同個体。背中にシラミバエがついています。アカショウビンにはよくついている寄生虫ですね。
Sept. 13, 2020(旧暦では2020年7月26日)
久しぶりに夜探に出かけてきました。すぐにリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクがお出迎え。コノハズク、アオバズクともに幼鳥の姿は見えなくなっていました。鳴き声すら聞こえませんでした。独り立ちして親鳥たちの縄張りを追い出されたのでしょう。
リュウキュウコノハズク リュウキュウアオバズク Sept. 14, 2020(旧暦では2020年7月27日)
今季初となるエゾビタキを確認しました。この鳥を見ると秋の深まりを感じますねー。
カンムリワシは今季、4羽目と5羽目を確認。4羽目は警戒心が強めで写真が撮れませんでした。^^;
先日のアカエリヒレアシシギはまだ滞在中。チュウジシギは畔にぼちぼち、タシギはかなり増えてきました。
田んぼには、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、トウネンなどがそこそこいます。
エゾビタキ エゾビタキ 上と同個体。フライングキャッチで何かを捕まえているようでした。
エゾビタキ カンムリワシ 今季5羽目のカンムリワシ幼鳥。台風の影響もなく繁殖は順調だったようです。
カンムリワシ 田んぼを見渡せるセンダンに止まっていた。くちばしや尾羽は泥で汚れていて自分で狩りもしているようです。
アカエリヒレアシシギ アカエリヒレアシシギは滞在中。稲の間を動き回り、写真は撮りにくいですね。
アカエリヒレアシシギ チュウジシギ クサシギ Sept. 15, 2020(旧暦では2020年7月28日)
今季、2羽目となるソリハシセイタカシギを仕事に向かう途中に見つけました。^^ 写真を数枚写したのち、友人らに知らせて後にしました。友人によると、翌日は場所を少し変えていたようです。
タシギが数日前から一気に増えました。ある田んぼでは、ほとんどタシギだったりします。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) くちばしを左右に振りながら田んぼを歩いて獲物を捕まえていました。
タシギ 両方タシギ。ここの田んぼにはタシギが4羽いました。
タシギ / ヒバリシギ Sept. 15, 2020(旧暦では2020年7月28日)
数日前から滞在しているハジロクロハラアジサシは石垣島内に2カ所で合わせて3羽いました。
ツバメチドリは十数羽だったのが、50羽になり、80羽になりどんどん増えています。
クロハラアジサシは島内各所で数羽の群れが見られます。
ハジロクロハラアジサシ ツバメチドリ クロハラアジサシ 大きなギンヤンマを捕まえたクロハラアジサシの幼鳥。
ハジロクロハラアジサシ クロハラアジサシ クロハラアジサシは獲物が大きすぎて何度か落としそうになっていました。
ハジロクロハラアジサシ 田んぼに降りたハジロクロハラアジサシ。幼羽から第1回冬羽へ換羽中の個体です。同じエリアにもう1羽、ハジロクロハラアジサシを発見しました。
ハジロクロハラアジサシ 畔にはハジロクロハラアジサシやツバメチドリが休んでいます。
ハジロクロハラアジサシ 水浴びでもすると思ったのですが、このまま飛び去っていきました。
クロハラアジサシ ツバメチドリ ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシはクロハラアジサシとは違った飛び方をするので遠くからでもなんとなく識別できます。
Sept. 15, 2020(旧暦では2020年7月28日)
ハシブトアジサシを見つけました。今季初めての飛来となります。車を走らせていると一瞬、アジサシとすれ違い、顔がどう見てもハシブトアジサシに見えたので戻って探すと海岸に降りて水浴びをしていました。
ハシブトアジサシ 幼羽から第1回冬羽へ移行中のハシブトアジサシ。降りている個体をこんなに近くから撮影できたのは初めてです。^^
ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ クロハラアジサシ クロハラアジサシの成鳥もやってきましたが、すぐにどこかへ消えてしまいました。
オオメダイチドリ オオメダイチドリの飛翔。メダイチドリと違ってオオメダイチドリが飛ぶと足の先が尾羽をわずかに超えます。
Sept. 18, 2020(旧暦では2020年8月2日)
空いた時間、近くの海岸と田んぼの見回り。アオアシシギやキアシシギ、トウネン、オオメダイチドリ、タシギ、チュウジシギ 、セイタカシギ、ハマシギなど。シギやチドリは渡りの真っ最中で毎日、入れ替わりが激しいようで増減もそれなりにあります。
先日のハシブトアジサシ はまだ滞在中ですが、行動範囲が広く今回は違う場所にいました。
今季は、なぜかマミジロツメナガセキレイばかりで(キマユ)ツメナガセキレイに全く出会えません。不思議です。
アオアシシギ キアシシギ トウネン トウネン 本土のトウネンは少ないようですが、石垣島ではあまり変わらない感じです。例年、それほど数は多くないのですが…。
オオメダイチドリ アオアシシギ チュウジシギ タシギ タシギ タシギ幼鳥。この時期になるとジシギのうちタシギが大半を占めます。
ハマシギ セイタカシギ セイタカシギの幼鳥。幼羽が美しいです。くちばしも成鳥に比べると若干短く見えます。
マミジロツメナガセキレイ ハシブトアジサシ Sept. 19, 2020(旧暦では2020年8月3日)
ツバメチドリの群れに混じって今季初となるオオチドリが1羽。渡ってきたばかりのようで疲れた様子でした。
ツバメチドリは増減を繰り返し、最高で100羽近くの群れになっていましたが、きょうは20羽ほどでした。ハジロクロハラアジサシも2カ所で3羽が滞在中で、ビュンビュンと田んぼや畑の上を飛び回っていました。
エリマキシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギなど種類は少ないですが日替わりでいろいろなのが入って面白い田んぼです。
オオチドリ オオチドリ / ツバメチドリ オオチドリとツバメチドリ。両種とも大きさは変わりません。
オオチドリ オオチドリ ツバメチドリ エリマキシギ Sept. 22, 2020(二十四節気の秋分、旧暦では2020年8月6日)
新型コロナで県外へ出られないので、シルバーウイーク中は2泊3日で与那国島へ家族旅行に行ってきました。
移動途中、林道や海岸線などをちょっとだけ鳥見。秋の渡りには若干早かったのと、2日目まで南風が吹き続けていたので与那国らしい鳥は出せませんでした…。^^;
2日目の夕方から北寄りの風になり、前日まで全くいなかったアカハラダカは林道などでたくさん見られました。西崎で観光していると南側の海上から目線の高さでアカハラダカが単独で島へ飛び込んできました。アマサギやコサギの群れは北風が吹き出した3日目に幾度となく海から与那国島へ到着する群れを見ました。40羽から最大で100羽ほどの群れでやってきました。
ブッポウソウは2日目の夕方に1羽、3日目にもう1羽を確認しました。八重山のブッポウソウはだいたいこの時期で石垣島でも1羽出ていました。
この時期、島内で特に目につくのはエゾビタキとシマアカモズ とツメナガセキレイで、何羽見たかわかりません。ツメナガセキレイは珍しい亜種も期待したのですが、全てマミジロツメナガセキレイでした。
東崎では、まさに到着したばかりというチュウジシギが岬の先端にいました。
ライファーとなるアリスイも確認。沖縄ではなかなか見ることができず「やばいの見つけた」というと息子が「長芋見つけた?」と聞き返し3歳児のかわいさ全開です。^^
沖縄県が設置したウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りにはサンコウチョウやキマユムシクイ、キセキレイ、エゾビタキ、ツバメ、タイワンヒヨドリなどが集まっていました。
林道ではトケン3羽を見たのですがどれも飛び去る後ろ姿だけなので同定できず…。カラムクドリは十数羽の群れ、サンショウクイも数羽の群れを何度か見ました。ムシクイは子連れでの撮影は厳しいですね…。^^;
そして与那国島で一番の成果はハリオシギの死体を拾ったことです。^^ このハリオシギは featherbase にて 羽根標本(Exhibit #5698) になりました。
アカハラダカ 近くで撮影することができたアカハラダカの成鳥メス。
アカハラダカ アカハラダカ いつも遠いアカハラダカを近くで見られて幸せでした。^^
ブッポウソウ リュウキュウサンコウチョウ ウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りに数羽が集まっていたサンコウチョウ。ほかにもエゾビタキやキセキレイ、ムシクイなどがウリミバエを狙っていました。
アリスイ ライファーのアリスイ。沖縄本島や石垣島でもほとんどお目にかかれません。
チュウジシギ 岬の先端にポツンと。チュウジシギには似つかわしくない環境なので渡ってきたばかりでしょうか。
ハリオシギ 路上で死んでいたハリオシギ。足の先が尾羽を超えます。
ハリオシギ ハリオシギの針。手が臭くなった。息子も「くっしぇ!!」を連発していた。郵便で送った。
エゾビタキ エゾビタキの幼鳥。集落内から林道までどこにでもいる。
エゾビタキ アマサギ / コサギ アマサギとコサギの群れ。大小さまざまな群れがやってきて渡りの勇壮さを感じさせてくれました。
アマサギ / コサギ こちらもアマサギとコサギの混群。足を骨折している個体が1羽写っています。
シマアカモズ ムナグロ インドハッカ 与那国島で繁殖しているインドハッカ。町役場の通風口で今年も子育てしていました。
ムシクイの残像。足の色や頭部や上面の色合いなどからエゾムシクイかアムールムシクイの可能性が高いそうですが、鳴き声を聞かないことには…。乳幼児2人を連れてではこれが限界。^^;
Sept. 26, 2020(旧暦では2020年8月10日)
今季初となるコガモが飛来していました。雨の中、ひっそっりと奥まった田んぼにいました。
エリマキシギは今季、幼鳥は何羽も入っているのですが、きょうは今季初の第1回冬羽を確認しました。
クロハラアジサシは南下組がどんどん数を増やしていますが日々、入れ替わりは激しそうです。
ツバメチドリも入れ替わりが激しく、最大100羽ほどでしたが、現在は十数羽です。
ハリオシギはまだまだ残っていて数カ所では越冬しそうな雰囲気。チュウジシギは減って、タシギがかなりの数を占めています。
トウネンは、数羽の群れはあちこちで見ますが、今年は大きな群れが確認できません。心配ですね。
ほかにはソリハシセイタカシギやセイタカシギ、アカアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシ、ヒバリシギなど石垣島らしいシギがたくさん滞在しています。
コガモ エリマキシギ エリマキシギ第1回冬羽のメス(手前)と幼羽のメス。幼羽以外は飛来が少ないので嬉しいですね。
ツバメチドリ ハリオシギ ハリオシギの幼鳥。同じ田んぼに長いこと滞在しています。
タシギ タシギ タシギ タシギ クロハラアジサシ クロハラアジサシ幼鳥。幼羽がずいぶん褐色がかっています。
クロハラアジサシ サトウキビ畑をバックに飛び回るクロハラアジサシ成鳥冬羽。
トウネン トウネン トウネン コアオアシシギ セイタカシギ オーストラリアセイタカシギ…じゃなくてセイタカシギの成鳥オス。この個体、極一部の人がオーストラリアセイタカシギにしたがっているようですが、決してオーストラリアセイタカシギではありません!!