日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2025年1月24日

防衛大臣が与那国島に来るので、またまた出張。仕事の合間に少しだけバードウオッチングもしてきました。^^

農地を走るとノゴマやアカヒゲ、チョウセンウグイス、ウグイス、コムシクイ、エンベリの鳴き声が聞こえます。石垣島と比べるとその密度はかなり濃いですね。短い時間でしたが、かなり楽しむことができました。

朝方のノゴマ。地鳴きしながら藪の中を移動していました。

2025年1月22日

今季は目撃が多いトラツグミ。警戒心が強いので、写真が撮れたのはこの個体が初めてとなりました。石垣島ではシロハラやアカハラも滞在中ですが、ツグミの姿がほとんど確認できません…。

ソリハシセイタカシギは長逗留、オジロトウネン、コチドリ、ヒバリシギ、タカブシギあたりは少しだけ増えてきました。春の渡りがそろそろ始まるのでしょうか。

田んぼに現れたトラツグミ。シロハラやアカハラに比べると一回りほど大きく、派手な模様と相まって迫力がありますね。

2024年12月20日

与那国島へ5日間ほど出張。空き時間に少しだけ鳥見もしました。与那国空港の周りにはオオノスリ2羽、ノスリ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサ、チョウゲンボウが集合。滑走路の草むらで小鳥などを捕まえているようでした。

島内では、シロハラが大量に滞在。追い場所では30羽以上の群れになっていました。数羽のアカハラも確認できました。シロハラとアカハラは祖納から久部良にかけての島の北部をメインに、ツグミは南牧場から比川にかけての南部で目立ちました。

コホオアカやツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、ジョウビタキも強風の中で耐えていました。久部良漁港ではウミネコ2羽とユリカモメ4羽が逗留中でした。

遠くにオオノスリの幼鳥が登場。

2024年12月13日

ソリハシセイタカシギ3羽が数日前から滞在中。ほかでも単独で見つかっていますので、もしかしたら、 11月に11羽で飛来した群れ が分散したのかもしれません。

今季初のオグロシギがやってきました。田んぼにはアオアシシギやイソシギ、クサシギ、ハマシギ、タシギ、セイタカシギ、アカアシシギ、タカブシギなども越冬中です。

来島者を喜ばせているソリハシセイタカシギ3羽。

2023年3月21日

ヤツガシラが島内のあちこちで確認されています。今季はそこそこ良さそうなスタートです。

昨年から越冬中のバライロムクドリは換羽が少しずつ進んでいます。なるべく長く滞在してくれることを期待していますが、そろそろ渡ってしまいそうな予感が…。

最近、ギンムクドリの比較的大きな群れが勤め先の駐車場にやってきます。植えられているモクマオウの実を食べているようです。

警戒心の全くないトラツグミがいました。秋田県から来島中の友人が見つけて教えてくれました。昨年末から正月すぎにかけてトラツグミと出会う機会が多かったですが、その後は姿を消していました。この個体は春の渡途中で立ち寄ったようです。

ウグイスはチョウセンウグイスが全くいなくなった代わりに一気に増えました。ぐぜりを聞く機会も多いです。コホオアカやムネアカタヒバリは渡り組か島内移動組か分かりませんが、移動が激しく、増えたり減ったりです。

鉄板ポイントのヤツガシラ。4羽ほどいたようです。

2022年12月29日

年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。

12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。

ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。

ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。

以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。

カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。

多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。

カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。

この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。

2020年12月23日

アカハラの群れが雨の中、水浴びしていました。近くではシロハラも水浴び。アカハラの水浴びを見ているとウグイスも出てきました。

アカハラの成鳥オス。

2020年1月27日

昨日のヤツガシラ に続き、またまた野鳥ガイドのスポッターさんに教えていただいたのが、トラツグミでした。こちらも石垣島で長期滞在中の越冬モードです。冬季はトラツグミはそこそこ見るのですが、警戒心が強かったりでなかなかコンスタントに観察できない中で、ここの個体は優秀です。^^

ツグミやハチジョウツグミ 、シロハラ、アカハラと共に過ごしていますが、トラツグミはそれらより一回り大きいのでかなり目立ちます。

ミサゴやカラスが上空を通過したりすると敏感に反応して警戒し、藪に逃げ込んだりしていましたが、人間に対しての警戒心はそれほど強くありませんでした。

ミミズを捕まえたトラツグミ。トラダンスは披露してくれなかった。

2019年12月7日

公園にツグミが複数羽入ったり、田んぼや畑ではシロハラやアカハラも増えています。トラツグミも複数羽入って、林道でも見つけたのですが警戒心強すぎて撮れない。^^;

ハクセキレイは少なめ、ツメナガセキレイやタヒバリの仲間は島内を群れで移動しているようで増えたり減ったり。ツメナガセキレイの群れの中で変わり種も探したいのですが、雨が強くて根気が続かない…。

スズメは寒くなるにつれ、群れがどんどん大きく膨れ上がっています。

今季初のツグミ。成鳥のオス。公園に複数羽。

2019年11月24日

与那国島出張で仕事の合間に少しだけ探鳥してきました。観察できたのは45種と少なめ…。

小鳥が大変多く、コホオアカとジョウビタキが特に多かったです。ついでマミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、シロハラ、シマアカモズ、ノビタキの順。ルリビタキとハチジョウツグミ、 シベリアアオジは1個体ずつ撮影できました。

撮影できなかったけど数が多かったのが、アカヒゲとノゴマ。ノゴマは2回ほど目の前に現れたのですが、狭い道路で一瞬の出来事で撮影できず。アカヒゲは地鳴きをあちこちで聞きました。クロツグミやミヤマホオジロ、ウグイスあたりは粘れば撮れそうです。

猛禽類はノスリやサシバ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどを確認。ノスリのみ撮影。カタグロトビは写真に収めたかったのですが、警戒心が強すぎてかないませんでした。カタグロトビは石垣島のように繁殖している可能性もありますね。

カモはキンクロハジロが数十羽とハシビロガモが十数羽。オシドリも2羽いました。そして、沖縄では珍しいスズガモを2羽撮影することができました!! トビ、ハシボソガラス、モズと同様にスズガモを撮影できたことは沖縄の人にしか分からない感動。^^;

コホオアカはたくさんいたけど、写真撮影は小枝がじゃまだった。

2019年3月15日

今季初のツバメチドリを確認しました。雨覆に多少冬羽が残っていますが、ほとんど夏羽になり美しい個体です。芝生の広場で小さな虫を捕まえていました。ツバメチドリはこれからどんどん増えるでしょう。

ツバメチドリと同じ芝生にタイワンハクセキレイが数羽のハクセキレイと群れていました。

小さな公園には、若いシマアカモズが1羽。越冬しているシロハラやウグイスもまだ残っています。越冬組を尻目にイソヒヨドリは巣材を集めて東屋に巣を作っていました。メスが巣材を運び、オスは近くで見張り番をしたりメスの姿が見えなくなると呼び戻すかのように美しい声でさえずっていました。

ほぼ夏羽となったツバメチドリ。

2018年12月23日

仕事の移動中に小さな公園でコーヒーを飲んで休憩していると何やら見慣れないヒタキ。

コサメビタキやエゾビタキの季節はとっくに終わっているし、飛び方も違う。常に持参している双眼鏡でのぞいてみるとオジロビタキかニシオジロビタキ? しかし、しっかり見たことは今までなく自信がない。コサメビタキの渡りが遅い個体か?

こんな時はツイッターです。カメラの画面を撮影し、投稿してみると詳しい4人の方から「ニシオジロビタキっぽい」との反応がありました。しかし、しっかりした写真を撮ろうにもシロハラがそのニシオジロビタキらしき小鳥を追い回してどんどん逃げる。しまいには藪に逃げ込んでしまいそれ以降、現れることはありませんでした…。^^;

しかし、気になりますので近いうちに探しに行って証拠を撮ってきたいと思います。

暫定ニシオジロビタキ。

2018年12月14日

豊崎の公園にホシムクドリが40羽ほど群れていました。なんで今日はこんなに群れているのかと思ったら、近くにある与根の公園にハヤブサが入ったらかのようです。そちらの公園にはホシムクドリとムクドリが1羽ずつ。他は何もいませんでした。与根でよく群れているホシムクドリたちが豊崎に避難してきたようです。^^;

糸満の工場地帯にある公園ではウグイスやシロハラを見ることができました。相変わらずシロハラは警戒心が強い。

ホシムクドリは二つの群れを合わせて40羽ほど。その中にムクドリが数羽交じっていました。

2018年4月8日

サシバはほとんど繁殖のため本土へ渡ってしまったのですが、わずかに幼鳥が残っています。繁殖には参加しないのでゆっくりなのでしょう。

シロハラも数は少なくなりましたが、こちらはまだまだ見る機会が多いです。

しばらく安定して暖かかった沖縄地方ですが、大陸からの寒気の擾乱により寒の戻りとなり、最高気温18.0度、最低気温15.0度と冬に逆戻りしたような寒い一日でした。明日以降は、だんだん暖かくなるそうでこのまま若夏に突入です。

残りわずかとなったサシバ。未だ残っているのは繁殖に関係のない若い個体ばかり。

2018年1月22日

金武の畑にタヒバリ十数羽の群れがいました。

水路には、タシギをはじめヒバリシギやタカブシギ、セイタカシギなどがパラパラといる程度。渡りの時期の活況に比べると寂しいものですが、近くを通るとなぜか金武に足が向いてしまう…。

タヒバリは十数羽の群れが入っていました。

2018年1月6日

今冬初のツクシガモに米須海岸で出会えました。 先日、福岡県の和白干潟でツクシガモ を嫌という程見てきましたが、やはり沖縄で見るのは一味違いますね。^^

オカヨシガモやオナガガモ、ヒドリガモ、コガモなどいつものメンバーも増えてきました。

カモをじっくり見ているとシギやチドリたちが一斉に飛び立ち、カモたちも騒ぎ始めました。あいつが来たなと周りを見渡すと低空で若いハヤブサがこちらに向かって来ていました。とっさにカメラを向けなんとか撮影。3回ほどアタックしましたが獲物を捕まえることはできませんでした。

海岸にはミサゴ、後背地のサトウキビ畑にはサシバ、帰り道の平和創造の森公園には人馴れしたシロハラがいました。

海岸で休むツクシガモ。やって来たばかりで疲れている様子でした。

2017年3月7日

沖縄本島も春の渡りの季節に向けて野鳥の移動が始まった模様。冬には見られなかったツグミやアカハラが増えて、田んぼには、タヒバリの小さな群れも入っていた。4月下旬から5月上旬の渡りの最盛期まで何が現れるか楽しみ。^^

1月15日に初めて確認したミヤマガラス もまだいた。マガンは、昨年の 11月に見た群れ12月に見た群れ とは違うと思われる個体が1羽だけやってきました。

他には、留鳥のリュウキュウコノハズクやシロハラクイナ、ヒバリシギ、タカブシギなどの春の渡り組が少し見えました。コチドリは、夏羽になった個体もいた。

リュウキュウコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの餌場にやってきました。肝心のリュウキュウオオコノハズクは現れず。^^;

2017年2月20日

数日前から南風が吹き暖かくなってきました。きょうは雨が降ったり止んだりで湿度も上がり蒸し暑い一日。旧暦の2月、新暦の2月末ごろになると南風が急に北風に変わり海が時化るニンガチカジマーイ(二月風廻り)が発生します。台湾付近で発生し早いスピードで北上してくる低気圧を期待しつつ面白い鳥がやってこないかと首を長くしています。^^

工場地帯の公園には、イソヒヨドリとシロハラが仲良く喧嘩しながら餌探し。その近くでは、シマキンパラの群れが草の種を食っていた。最近、アオジを見る機会が増えてきたのですが写真をまともに撮らせてくれない…。天気のいい日に再挑戦したいですね。

豊崎干潟には、アカアシシギやチュウシャクシギが増えてきた。これから北上する鳥たちが増えるだろう。

クロツラヘラサギの群れは、見つかりませんでしたが1羽だけ豊崎干潟にいた。J10でした。

イソヒヨドリのオス。どこにでもいるごく普通の野鳥ですが大変に美しいです。

2017年2月7日

工場地帯の公園に愛想のいいシロハラがいました。落ち葉をひっくり返しては、虫を捕まえていたのですが、セミの幼虫も見つけ出していました。残念ながら大物を捕まえると植え込みの中に入ってから解体しながら食うようで写真には収められなかった…。

海岸沿いの公園では、アカモズを発見。亜種シマアカモズのように見えるがどうか。芝生に現れる小さなバッタなどを捕まえていた。 (2月18日追記:シマアカモズでなくてセアカモズかセアカモズの血の入った雑種との指摘を頂きました。何れにせよ、大変に珍しいようですので 写真を追加掲載 した)

トウモロコシ畑では、20羽ほどのシロガシラがトウモロコシを食害していた。近くのカリフラワー畑でもシロガシラが葉を食害。

キンパラの30羽ほどの群れは、雑草の種を食っていました。図鑑によると体長10〜12センチとスズメより小さいはずなのですが、スズメと並ぶとキンパラの方が大きく見えた。

昨日ときょうの撮影分。

シロハラのメス。

2017年1月27日

沖縄では、今日は、旧暦の大晦日。新暦の大晦日は31日ですが、「晦日」はもともとは「30日」の意味ですので旧暦の大晦日は30日です。旧暦は月の周期の29.53日を基にしていますので31日は存在しません。そして明日は旧正月。八重山では、旧正月から1週間はカンムリワシ週間となります。

旧暦大晦日といえど、天気も良く、最高気温22度の穏やかな一日で野鳥の活性も高かった。^^

十数羽いたビンズイは、今日は2羽しか見当たりません。芝生の上を歩き回りながら、小さなバッタやイモムシなどを捕まえていた。

シロハラは、落ち葉の積もった場所に10羽程度集まっていて、中には愛想のいい個体がおり、こちらへどんどん寄って来た。久しぶりに近いシロハラが撮影できました。

100羽ほどの群れで眠っていたムナグロは、午後5時20分を過ぎたあたりからのそのそと起きだして造成地で餌探し。フラッグ付きや変わったムナグロも探したのですが見つからず…。^^;

イモムシを捕まえたビンズイ。