日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年6月1日(旧暦では2020年閏4月10日)

田んぼにツバメチドリの群れが飛来しました。田んぼで休んだり、空高く舞い上がり獲物をとったりしていました。

ツバメチドリ

田んぼの上空を飛び回るツバメチドリ。

ツバメチドリ

稲刈り後の田んぼで羽を休めるツバメチドリ。もちろん美しい夏羽です。

ツバメチドリ

空高くに舞い上がったと思ったらバッタを捕まえていました。あんな高いところをバッタが飛んでいるのにも驚きましたが、それを見つけて捕まえるツバメチドリの視力にも驚かされました。

Category:野鳥
2020年6月1日(旧暦では2020年閏4月10日)

林道を流しているとキンバトのメスを発見しました。巣材運びでもするかとしばらく見ているとどこからともなくオスも現れました。2羽のキンバトは雨上がりの林道で採餌しているようで巣材集めなどはしませんでした。繁殖はまだこれからなのでしょう。

田んぼには、ベニバトのメスが1羽いました。キジバトの群れと一緒に稲刈り後の落穂を拾っているようでした。

キンバト

キンバトのオス(手前)とメスが林道で採餌していました。

キンバト

キンバトのメス。警戒心はあまりなかったのですが、とっても暗い環境で写真がぶれてしまいました…。^^;

ベニバト

田んぼにはキジバトに交じってベニバトのメスが1羽飛来していました。ベニバトまでめちゃくちゃ遠くてまともに撮れた写真はこれぐらいです…。^^;

Category:野鳥
2020年6月1日(旧暦では2020年閏4月10日)

今季、三つ目となるリュウキュウコノハズクの営巣を確認しました。巣として使っている樹洞が低いところにあったため、離れた小高いところから双眼鏡でのぞいてみるとメスが抱卵していました。オスのコノハズクは近くの枝で巣を外敵から守るための見張りをしていました。

リュウキュウコノハズク

樹上から巣を見張るコノハズクのオス。今季見つけた三つの巣のうち、もっとも観察しやすい環境にあります。

Category:野鳥
2020年6月2日(旧暦では2020年閏4月11日)

今季、定期的に観察しているリュウキュウアカショウビンのペアが巣穴づくりに入りました。2羽で代わる代わる枯れ木に飛びついては地道に穴を開けていきます。完成するには数日を要し、抱卵しながらも中を拡張したりします。

公園などのアカショウビンも出会う個体数が減っているので順次、巣作り、抱卵に入っているのでしょう。

キンバトがペアでやってくる餌場に最近はメスだけがやってきます。オスは抱卵中で一緒に来られないのかもしれませんね。

リュウキュウアカショウビン

アカショウビンのカップル。左がオスです。

リュウキュウアカショウビン

2羽で交代しながら枯れ木に穴を掘るアカショウビン。

リュウキュウアカショウビン

とても暗い環境なのでISO25600でも止まりません。^^;

リュウキュウアカショウビン

作業を終えると同じ枝に帰ってきて交代。

キンバト

いつもの水場でキンバトのメス。

キンバト

今まではオスと一緒にやってきていましたが、最近はメスだけでやってきます。オスは抱卵中かもしれませんね。

キンバト

日向ぼっこするキンバト。

Category:野鳥
2020年6月4日(旧暦では2020年閏4月13日)

今日は、石垣島に長期滞在しているイギリス人とアイルランド人をバードウオッチングへ2時間ほどご案内。リュウキュウアカショウビンを見たいということでしたが、リュウキュウコノハズクに一番感激していました。^^

昨日から巣穴を掘り始めたアカショウビンのペア は今日も巣作り中です。1日でずいぶん掘り進めているようです。

キンバトはいつもの餌場にメスがやってきていました。林道を横断するオスの個体も一瞬ですが、観察することができました。

コノハズクは人が通行する場所に近いので子育てがうまくいくか少々心配です。

そして、私の友人であり、野鳥写真の撮り方を教えてくれた先生であり、石垣島ナンバーワン野鳥ガイドの スポッター さんが6月よりツアーを再開しました。この機会にアカショウビンなど石垣島の鳥を見にきてくださいね。^^ スポッターさんはカメラメイカーから試作機のテストを依頼されるほどの腕前で親切に野鳥撮影の極意を教えてくれますよ。私が責任を持ってお勧めします!!

リュウキュウアカショウビン

暗い林の中で巣作りに精を出すアカショウビン。

リュウキュウアカショウビン

奥の木の上の方に見えるのが掘っている巣穴です。このペアは二つの穴を同時進行で掘っています。

リュウキュウアカショウビン

アカショウビンの巣作りは相当に体力を消耗するようで1時間ほど掘り続けると、暑さのためくちばしを半開きにし、息が上がっているようでした。

リュウキュウアカショウビン

林内は暗くα9m2の優秀なAFも追い切れませんが電子ファインダーは光学ファインダーより置きピンがやりやすいですね。^^

リュウキュウアカショウビン

置きピンと秒間20連写。手持ちで撮れました。

リュウキュウアカショウビン

体半分ぐらいは入るまでになった巣穴。

キンバト

いつもの餌場に現れたキンバト。

リュウキュウコノハズク

コノハズクのメス。察しのよい方は、これがどういう状況なのか分かると思います。心配です。

リュウキュウコノハズク

コノハズクのオス。上の個体とペアです。

Category:野鳥
2020年6月5日(二十四節気の芒種、旧暦では2020年閏4月14日)

この時期、公園や林道などあちこちから聞こえてくるリュウキュウキビタキの鳴き声ですが、その美しい姿を見る機会は非常に少ないです。

今朝は、リュウキュウキビタキを撮影するため、公園内の林道をいくつか歩き足で探しました。結構な密度でさえずりは聞こえるのですが、やはり茂みの奥や谷の底などからで姿はおがめず。

あきらめかけたころ、車道と林道の間の比較的奥行きが薄い茂みからはっきりとリュウキュウキビタキのさえずりが聞こえてきました。これはいけるんじゃないかと探すも見つからず。念のため、裏の県道に出て探すと浅い水路にかかる木の枝でリュウキュウキビタキのオスを発見!! やっと今季初撮影に漕ぎ着けました…。^^;

林道ではサクラランが数カ所で花をつけていました。これから夏までかわいらしいサクラランの開花を楽しむことができます。

リュウキュウキビタキ

リュウキュウキビタキのオス第2回夏羽。3暦年目なので、繁殖には参加しているものと思われます。足の色が薄いことと、羽衣は、本土のキビタキを参考にすると第1回かとも思ったのですが、第2回のようです。

リュウキュウキビタキ

背面はこんな感じで成鳥に比べると褐色味を帯びています。

リュウキュウキビタキ

さえずるリュウキュウキビタキ。本土のキビタキのさえずりに比べるとずいぶんとのんびりしています。

リュウキュウキビタキ

水路の上を枝から枝へ移動していました。

リュウキュウキビタキ

警戒心はあまりない個体です。リュウキュウキビタキは警戒心が強い個体とそうでない個体の差が激しいように感じます。

リュウキュウキビタキ

視界にいたのは10分程度ですが、いろいろな表情を見せてくれました。

リュウキュウキビタキ

ドアップにするとこんな感じです。リュウキュウキビタキのオス第2回夏羽です。黄色い眉斑と雨覆の羽縁にはバフ色、風切は成鳥より褐色がかっています。足は成鳥のように真っ黒ではなく濃い灰色です。

サクララン

低い位置で咲いて観察しやすかったサクララン。これから開花の最盛期を迎え、私たちの目を楽しませてくれます。

Category:野鳥
2020年6月16日(旧暦では2020年閏4月25日)

所用で久しぶりに家族で沖縄本島へ行ったついでに鳥見。やんばるではリュウキュウオオコノハズクやノグチゲラ、ホントウアカヒゲ、ヤンバルクイナなどが観察できました。

オオコノハズクは鳥見開始後、まもなく見つけましたが写真には撮れず。この日は、オオコノハズク、コノハズクともに出が悪く、両種とも1度観察できただけでした。

ノグチゲラはヤマモモが大量に実っており、その付近で合わせて6羽観察。しかし、こちらも枝や葉にじゃまされて写真に残すことはできませんでしたが、家族で連れそう姿なども見られました。

ホントウアカヒゲは林内を散歩しているとあちこちから鳴き声が聞こえてきますが、時間帯が悪く姿がはっきり見えたのは2羽だけでした。

リュウキュウアオバズクは子育て真っ最中で複数のペアを見ることができました。

帰りに寄った古宇利島では付近の岩礁でエリグロアジサシやベニアジサシがコロニーを形成して子育てをしていました。暑くて写真は撮る気になれませんね…。^^;

ヤンバルクイナ

リュウキュウマツでお休み中のヤンバルクイナ。

ホントウアカヒゲ

宿泊施設の敷地内にいたホントウアカヒゲのオス。

リュウキュウアオバズク

見張りをするアオバズクのオス。

リュウキュウアオバズク

上の個体とペア。樹洞で抱卵するアオバズクのメス。巣穴が浅いので外から丸見えです。^^

大量に実っていたヤマモモ。

古宇利大橋とアジサシが営巣する岩礁。古宇利大橋付近にはエリグロアジサシとベニアジサシが群れて、小魚を捕まえていました。夏の沖縄らしい風景です。

Category:野鳥
2020年6月17日(旧暦では2020年閏4月26日)

撮影機材をSONYに入れ替え、フラッシュを純正にしようかサードパーティーにしようか迷っていたのですが、評判のよいGodoxにしました。中でもリチウムイオン電池でチャージが早いV860IIとコマンダーにXproを購入。さっそく夜のリュウキュウコノハズクやリュウキュウアカショウビンを被写体に試してきました。久しぶりの石垣島でのナイトバードウオッチングです。^^

TTLもしっかり働き、露出のことは何も考えずに撮れて非常に便利でした。ガイドナンバー60の大光量ですが、電池もかなり持ちそうです。もうエネループなど乾電池タイプのフラッシュには戻れませんね。^^

リュウキュウコノハズク

コノハズクのオス。ここで繁殖している個体です。メスは抱卵中なのか分かりませんが見当たらず。

この個体は昨年、 全く同じ場所で撮影したコノハズクのオス と頭の羽毛のはげ具合が似ているので同個体かもしれません。

リュウキュウコノハズク

林道のコノハズク。こちらもオス個体。

リュウキュウアカショウビン

林道のアカショウビン。形態からオスと思われます。

リュウキュウアカショウビン

細い木の枝で休むアカショウビン。雌雄不明。

リュウキュウアカショウビン

こちらも同じ林道のアカショウビンのメス。

リュウキュウアカショウビン

上の個体とペアのオス。オスもメスも巣外で休んでいるということはヒナがある程度大きくなっているのか、まだ産卵にいたっていないのでしょう。

Category:野鳥
2020年6月17日(旧暦では2020年閏4月26日)

近所の非常になれたリュウキュウアカショウビンが水浴びしていました。

今季、五つ目となるリュウキュウアオバズクの巣も見つけました。来月にはかわいらしいヒナが巣立つことでしょう。^^

現在、アカショウビン3、コノハズク3、アオバズク5の巣を観察中。アオバズクの巣の一つは、親鳥の気配がなく、先日の大雨でダメになったかもしれません。

リュウキュウアカショウビン

水浴びをした後の羽づくろい。

リュウキュウアカショウビン

初列風切羽の先端までお手入れ。

リュウキュウアカショウビン

入念に何度もしごいていました。

リュウキュウアカショウビン

反対の翼もお手入れ。耳羽あたりが部分白化した個体です。

リュウキュウアカショウビン

アカショウビンは、水浴びが終わるとエサ探し。

Category:野鳥
2020年6月19日(旧暦では2020年閏4月28日)

数カ所、観察しているリュウキュウアカショウビンの繁殖はそれぞれ順調に進んでいるようで、2カ所ではエサ運びまで確認できました。

石垣島では、7月に入るとアカショウビンはもちろん、コノハズクやアオバズク、カタグロトビなど巣立ちラッシュが続きます。

リュウキュウアカショウビン

林道で繁殖のアカショウビン。大きなジョロウグモを捕まえて枝で叩き殺すと巣へ運んでいました。ペアのメスは見当たらず。

リュウキュウアカショウビン

公園内で繁殖するアカショウビンが巣の前の枝に止まった。大きめのバッタを運んできたのでヒナたちの発育も順調と思われます。^^ 公園内で繁殖しているくせに警戒心が強い個体です。

リュウキュウアカショウビン

先日の夜探で見つけたアカショウビンのオス 。夜で微妙だったけど、やはりオス個体でした。^^

リュウキュウアカショウビン

小さな沢に水浴びにやってきたアカショウビンのオス。暗い環境なので震わせた羽が溶けています…。^^;

リュウキュウアカショウビン

上と同個体。こちらもペアになっているメスは見当たらず。

Category:野鳥
2020年6月21日(二十四節気の夏至、旧暦では2020年5月1日)

日本中で見られた日蝕ですが、石垣島では90%以上が欠ける日蝕とあって多くの人が関心を持って見守っていました。また夏至と日蝕が同時に起こるのは372年ぶりのことだそうで、貴重な体験となりました。

石垣島の日蝕は、15時55分20秒から始まり、18時25分29秒に終わりを迎えました。食の最大は17時16分23秒でしたが、同時に厚い雲が流れてきて太陽を隠してしまいました…。ISO感度を最大まで上げてなんとか撮れましたが、17時16分33秒と食最大から10秒ほど遅れてしまいました。

さすがに90%も太陽が隠れると辺りは暗くなり、セミが鳴きやんだりしていました。周りを山に囲まれた環境だったのでコノハズクの鳴き声も聞こえだすかと期待したのですが、かないませんでした。

日蝕を友人らと観察した後は、行きつけの餃子屋で飯を食い、ついでにサガリバナも見てきました。^^

雲の向こうにある太陽をISO感度を204800まで爆上げしてあぶり出し、食の最大の17時16分23秒に遅れること10秒の17時16分33秒になんとか撮れた。ミラーレスじゃないとできない技ですね。^^

同業他社も大勢いましたが、厚い雲にみなさん撮影を諦めておりました。

サガリバナ

日没後、大きく花を開いたサガリバナ。あたりに甘ったるい匂いを漂わせていた。

Category:天体
2020年6月22日(旧暦では2020年5月2日)

石垣島ナンバーワンの野鳥ガイド「スポッター」さんに教えていただき、息子を連れてリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを見てきました。息子はかわいさのあまり「捕まえて連れて帰る」と騒いでいた…。^^;

リュウキュウコノハズク

樹上で巣を見張るコノハズクのオス。息子はコノハズクがどこにいるのか分からず…。残念。

リュウキュウアオバズク

こちらも巣を見張るアオバズクのオス。こちらのアオバズクは目線より少し高いぐらいの見やすい場所にいたので、息子も大喜びしていました。尾羽が抜けそうになっています。落ちたら欲しいなー。^^

Category:野鳥
2020年6月25日(旧暦では2020年5月5日)

5月中旬に見つけたリュウキュウコノハズクの巣 を久しぶりに見に行くとメスもオスも巣外に出ていました。樹洞に作られた巣の中からはヒナの鳴き声も聞こえてきました。順調に子育ては進んでいるようです。

コノハズクの繁殖は現在、4カ所を観察中。一番早いところは、来月初旬にはヒナの姿がおがめそうで、ここのペアは、7月の中旬ごろの巣立ちでしょう。 同所では昨年、3羽のヒナを巣立たせています

今なら昼間のコノハズクやアオバズクが観察できます。私もいつもお世話になっている 石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさん にぜひご相談ください。最近は、アカショウビンはもちろんのこと簡単には見ることができないツルクイナやリュウキュウキビタキなども撮影できているそうですよ。^^

リュウキュウコノハズク

コノハズクのメス。 1カ月以上前の繁殖初期のころ と比べると、羽がすれてかなりボロボロになってきています。

リュウキュウコノハズク

コノハズクのオス。 こちらも1カ月以上前 と比較するとかなりくたびれた様子です。子育ての大変さがうかがえますね。

Category:野鳥
2020年6月26日(旧暦では2020年5月6日)

今季、六つ目となるリュウキュウアオバズクの営巣を見つけました。おそらく抱卵中か、まだヒナが小さいと思われます。

夜になっても「夏至南風」の影響か南風が強く、アオバズクやコノハズクの出はよくありませんでしたが、風を避けられる場所で数個体のコノハズクを観察。よく観察する繁殖個体なのですが、巣はどこにあるのか分かりません。

道路を横断するヤシガニは複数個体に出会いました。

リュウキュウアオバズク

アオバズクのオス。メスは巣内にいると思われます。

リュウキュウコノハズク

林のかげで風を避けながら獲物を探していたコノハズク。 先日、撮影したオス とペアになっている個体と思われます。

ヤシガニ

小型のヤシガニが道路を横断していた。

Category:野鳥
2020年6月27日(旧暦では2020年5月7日)

久しぶりにまともなバードウオッチング。と言っても昼過ぎまでと夜に少しだけ自宅周辺を回っただけですが…。

リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの子育ては順調に進んでいました。

カンムリワシも子育て中ですが、こちらは警戒心が非常に強くとてもじゃないけど近寄れません…。

リュウキュウキビタキやサンコウチョウの声も減りました。写真はありませんが、キンバトも数個体に出会えました。こちらも子育て真っ盛りです。

海岸ではコアジサシやエリグロアジサシ、ベニアジサシたちが繁殖中ですが、そこまで回る時間はありません。^^;

リュウキュウコノハズク

見返りコノハズクのオス。観察しているペアのうち、ここの巣立ちが一番早そうです。

リュウキュウコノハズク

なぜか頭部が少しはげています。

リュウキュウコノハズク

頭をカキカキ。^^

リュウキュウアカショウビン

アカショウビンのメス。まだ抱卵中ですが今日は巣から出ていました。十数分、観察していると巣の中へ入り、抱卵を再開しました。暑すぎたのかな?

リュウキュウアカショウビン

上と同個体。目の後ろに白い羽が目印となり個体識別ができています。

リュウキュウアオバズク

カラス2羽を相手に大立ち回りをしていたアオバズクのオス。

リュウキュウコノハズク

上のアオバズクの巣のすぐ近くで子育て中のコノハズク。オス個体です。

リュウキュウアカショウビン

アカショウビンのオス。このエリアはアカショウビンとコノハズクとアオバズクが子育てしています。

カンムリワシ

若いカンムリワシ。オス個体と思われます。

リュウキュウアオバズク

近所で繁殖しているアオバズクのオス。昼間、どんなに探しても見つからない不思議な個体。

リュウキュウコノハズク

こちらも近所のコノハズク。これはメス個体で巣の前の枝に止まっていました。この時間は、ヒナへの給餌も終わっているので面白くないですね…。^^;

リュウキュウコノハズク

上の個体とペアのオス。巣をはさんでメスと反対側にいた。

リュウキュウコノハズク

コノハズクのオス。一生懸命さえずっていました。上のペアと同じエリアで数十メートル離れたところで繁殖しているのですが、営巣木は見つけられません。昨年も見つけられませんでした。手強い…。^^;

Category:野鳥
2020年6月30日(旧暦では2020年5月10日)

子育て中にもかかわらず、昼間の見張りが見つからない不思議なリュウキュウアオバズクが今夜は、雌雄そろって夜の見張りをしていました。どちらがオスでどちらがメスなのか分かりにくいペアなので今後、検討してみます。

アオバズクを確認した後、リュウキュウコノハズクのポイントへ到着すると早速コノハズクを発見したのですが、何か闇の方から聴き慣れない叫び声がします。懐中電灯片手に車を降りて声のする方へ行ってみると高さ3メートルほどの木の根本から「ギャーギャー」という声。よくよく調べてみるとヤエヤマオオコウモリの幼獣が草の中に落ちていました。

親も近くにいるのですが、地面に降りることができないようで木にぶら下がって心配そうに幼獣を眺めているばかり。仕方がないので親指にあたる翼から飛び出た爪をつまんで草むらから引っ張り出した上で三脚を使い、木の枝へぶら下げることに成功しました。しばらく見ていると親がやってきて感動の再会を果たし、暗闇へ消えていきました。

クマネズミほどのサイズの小さな幼獣でしたが、翼から伸びる親指の爪と足の爪のゴツさと鋭さに驚きました。これはとても素手ではつかめないですね…。

救助中、何より怖しかったのは、私の頭上を「バッサ、バッサ」と終始、飛び回る母親オオコウモリでした…。^^;

リュウキュウアオバズク

メスだと思われるアオバズク。

リュウキュウアオバズク

こちらはオスと思われる個体ですが、いまいち確証が持てませんので、ここのペアの今後の検討課題です。

リュウキュウコノハズク

今夜もいつもの場所にいたコノハズク。コノハズクの左にいる黒い虫はヒメマルゴキブリのメスです。

ヤエヤマオオコウモリ

落っこちて叫び声を上げていたオオコウモリの幼獣。

ヤエヤマオオコウモリ

なんとか木の枝に移動させることに成功しました。

ヤエヤマオオコウモリ

地面に落ちたわが子を心配そうに見つめるオオコウモリの母親。

ヤエヤマオオコウモリ

感動の再会を果たした親子。

Category:ほ乳類 / 野鳥