与那国島へ5日間ほど出張。空き時間に少しだけ鳥見もしました。与那国空港の周りにはオオノスリ2羽、ノスリ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサ、チョウゲンボウが集合。滑走路の草むらで小鳥などを捕まえているようでした。
島内では、シロハラが大量に滞在。追い場所では30羽以上の群れになっていました。数羽のアカハラも確認できました。シロハラとアカハラは祖納から久部良にかけての島の北部をメインに、ツグミは南牧場から比川にかけての南部で目立ちました。
コホオアカやツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、ジョウビタキも強風の中で耐えていました。久部良漁港ではウミネコ2羽とユリカモメ4羽が逗留中でした。
遠くにオオノスリの幼鳥が登場。
年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。
12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。
ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。
ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。
以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。
カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。
多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。
カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。
この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。
小さな公園のヤツガシラは 昨年11月2日からの個体 と同一かと思っていましたが、どうも入れ替わっているようです。
チョウセンウグイスはやっと写真に収めることができました。姿を見ながらの鳴き声も聞けました。
今季はツグミの仲間が少ないのですが、自宅近くにアカハラがいました。写真は今季初となります。
警戒心ゆるゆるのヤツガシラ。
1月5日に見つけたマキバタヒバリ は10日ほど経ちましたが、まだ滞在しています。全国的にも珍しく沖縄や石垣島でもほとんどお目にかかる機会はないのでこのまま春まで越冬してくれるとうれしいですね。
沖縄的珍鳥のヒバリは、昨年の11月上旬からの長逗留。数は多少減りましたがそれでも6羽が元気に過ごしています。さえずりが聴けるころまでいてくれるのを期待しています。
こちらも沖縄的珍鳥のケリも昨年からの越冬モード。タゲリは昨年10月後半ごろからぞくぞくと石垣島を通過していき、今季はすでに100羽ほど見ています。不思議と全て幼鳥です。
ツグミやシロハラ、アカハラは越冬組も安定して同じポイントで見られるようになっています。珍ツグミはまだですが、冷え込みが続けばあれやこれや入るのを期待です。
シマアカモズも渡りの時期からはずっと少ないですが、それでも農地を回れば1日に数羽は確認できます。
越冬モードのマキバタヒバリ。鳥まで距離があり、気温も上がり陽炎が発生して写真がぼけぼけ。
昨日のヤツガシラ に続き、またまた野鳥ガイドのスポッターさんに教えていただいたのが、トラツグミでした。こちらも石垣島で長期滞在中の越冬モードです。冬季はトラツグミはそこそこ見るのですが、警戒心が強かったりでなかなかコンスタントに観察できない中で、ここの個体は優秀です。^^
ツグミやハチジョウツグミ 、シロハラ、アカハラと共に過ごしていますが、トラツグミはそれらより一回り大きいのでかなり目立ちます。
ミサゴやカラスが上空を通過したりすると敏感に反応して警戒し、藪に逃げ込んだりしていましたが、人間に対しての警戒心はそれほど強くありませんでした。
ミミズを捕まえたトラツグミ。トラダンスは披露してくれなかった。
春の渡りが始まり、サシバの数も最盛期の10分の1ぐらいまで減っていますが、暗色型サシバはまだいました。農作業が入っていたので警戒心の強い暗色型の行方を心配したのですが、定位置にいました。 昨年11月に見つけて 以来、同じ場所で越冬しています。発見当初よりは多少、警戒を解いているのかな?
チョウゲンボウもサシバほど急激ではないですが、見る個体数が減ってきているように感じます。小さなネズミの仲間を狩っていました。
近くの芝生では先月の 田んぼのアカハラ に続き今年、2個体目のアカハラを発見。シロハラ5羽と一緒に採餌していましたが、シロハラに近づきすぎると追い払われていた。
暗色型サシバ。お気に入りの枝で獲物探し。今までで一番寄れた。
沖縄本島も春の渡りの季節に向けて野鳥の移動が始まった模様。冬には見られなかったツグミやアカハラが増えて、田んぼには、タヒバリの小さな群れも入っていた。4月下旬から5月上旬の渡りの最盛期まで何が現れるか楽しみ。^^
1月15日に初めて確認したミヤマガラス もまだいた。マガンは、昨年の 11月に見た群れ や 12月に見た群れ とは違うと思われる個体が1羽だけやってきました。
他には、留鳥のリュウキュウコノハズクやシロハラクイナ、ヒバリシギ、タカブシギなどの春の渡り組が少し見えました。コチドリは、夏羽になった個体もいた。
リュウキュウコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの餌場にやってきました。肝心のリュウキュウオオコノハズクは現れず。^^;
きょうは、二十四節気のひとつ啓蟄でした。虫がうごめく啓蟄らしく暖かい一日でした。
奄美や八重山、本土などからヤツガシラの話題が聞こえてくるようになったので沖縄本島でも見つけられないかとそれらしいポイントを回ってきましたが見つけられず。代わりに沖縄本島では非常に少ないアカハラを見つけることができました。近くにはシマアカモズもいた。八重山にはたくさんいるシマアカモズも沖縄本島では、なかなか見ることができない野鳥です。
シギチの渡りも始まっているはずなのですが、タカブシギやタシギ、ミユビシギぐらいしか確認できなかった。
猛禽では、サシバの数がかなり減っていた。繁殖のため、本土に渡る個体が出てきたようだ。 先日のチョウセンチョウゲンボウらしき個体 は換羽が進んでいた。全体の色がかなり淡いのと、背中の黒斑が少ないのでチョウセンチョウゲンボウでいいのかな?
沖縄本島では初めての確認となったアカハラ。シロハラは、掃いて捨てるほどいるんだけどアカハラは非常に少ない。