2024年1月4日(旧暦では2023年11月23日)
年末年始を名古屋で過ごしたので、3時間だけ鳥見。同じエリアにエンベリが何種類もいて地鳴きを聞くのが楽しかった。石垣島ではできない体験ができて短時間でしたが満足度は高かった。^^ 島では出会う機会が少ないヒバリやモズも見ることができました。
同じ田んぼにホシムクドリがいて驚いた。ムクドリの群れに5羽混じっていた。タゲリとケリもいた。この辺りにはケリはいつもいるけど、タゲリは初めて見た。
オオジュリン エンベリの地鳴きを聞いていると目の前に現れたのはオオジュリン。石垣島ではお目にかかれない。
オオジュリン 上と同個体。しばらくきょろきょろした後に飛んでいった。
ホオジロ ホオジロのオス。10羽ほどの群れが見え隠れしていました。
ホオジロ カシラダカ カシラダカ ヒバリ タヒバリ カワラヒワ モズ モズはあちこちで見ましたが、一番近かったのはこの個体。ギンヤンマのヤゴとかとってた。
ホシムクドリ ツグミ ツグミは例年より少なかった。と言っても年に1回しか訪れないのですが…。^^;
タゲリ タゲリは数羽がケリと付かず離れずで行動していました。
ケリ ケリは相変わらず多い。交通量の多い県道沿いの田んぼにもふつーにいました。
タカブシギ シギはタカブシギだけを確認。いつもより少ない印象です。
ハシボソガラス 実家の窓からハシボソガラス。このウェブログにハシボソガラスが登場するのは初めて。石垣島ではハシボソガラスの記録はありません。
ハシボソガラス 2024年1月6日(二十四節気の小寒、旧暦では2023年11月25日)
ハイイロガン5羽滞在中。オオヒシクイ、ヒシクイとともにいます。ハイイロガン5羽という群れは 2年前に沖縄本島北部 で見て以来でした。
オオヒシクイ / ハイイロガン / ヒシクイ ハイイロガン5羽とオオヒシクイ(右)、ヒシクイ(右から3羽目)。ヒシクイは小型タイプなのでツンドラ型でしょうか。全て成鳥です。 ヒメヒシクイと見られる個体 は、群れから離れてしまったようです。
ハイイロガン ハイイロガン 雨の中のハイイロガン。無事に年越しました。いつまでいるのでしょうか。
2024年1月6日(二十四節気の小寒、旧暦では2023年11月25日)
ずいぶん白い鳥が飛んだなぁと思ったら真っ白なシロガシラでした。アルビノかと思いましたが、写真に撮って見てみると少し色素が残っているようです。最初はシロガシラ? ウグイス? セキレイ? と迷いましたが「地ビール、地ビール」の鳴き声でシロガシラと相成りました。
写真を撮っているとすぐにほかのシロガシラ10羽ほどが合流。オオムラサキシキブやカポックの熟した実を食っていました。
シロガシラ シロガシラ 夕日が当たるとアルビノというよりルチノーって感じですね。
シロガシラ シロガシラ オオムラサキシキブの実を食う。左下には普通のシロガシラもいます。
シロガシラ こちらは普通のシロガシラ。カポックの実を食っている。
2024年1月9日(旧暦では2023年11月28日)
海岸でオニアジサシが大きな魚と格闘。体高があり、なかなか飲み込めないようでした。魚は糸状の背びれが確認できるのでシマヒイラギと思われます。
オニアジサシ オニアジサシは、小さな魚は飛びながら飲み込むのですが、このシマヒイラギは大きすぎたので波打ち際まで運んできました。よく見てみるとじゃまな背びれや胸びれをくちばしで引きちぎっていました。
オニアジサシ じゃまになるひれが取れたところで飲み込みにかかりますが、なかなか大変そうでした。
オニアジサシ 時間はかかりましたが、なんとか飲み込むことに成功しました。
カモメ カモメ成鳥冬羽。カモメが石垣島に現れるのは10年に1度程度の頻度なので、うれしいです。
シロチドリ / ミユビシギ ミユビシギとシロチドリ。くぼみに座って強風を避けています。
オジロトウネン ヒバリシギ
2024年1月9日(旧暦では2023年11月28日)
今季もコミミズクが越冬のためやってきています。オオノスリやハヤブサ、サシバ、チョウゲンボウ、ハイイロチュウヒなど多くの猛禽類も越冬中。
コミミズク 田んぼのコミミズク。人間を気にしない個体なので観察しやすいですが、狩りのじゃまになるといけないので、記録用の撮影は1分以内に終わらせます。
カンムリワシ サシバ 2024年1月16日(旧暦では2023年12月6日)
沖縄本島の友人らから「シロアゴヨタカが出ているぞ」と連絡をもらい、弾丸で見てきました。弊社主催事業の駅伝大会の取材を全速力で終わらせ、ANAの最終便に飛び乗り、那覇空港へ到着。シロアゴヨタカと最初に気付いた竹下君に迎えてもらい、ヨーロッパ帰りの若き実業家と共に読谷の現場へ急行しました。
竹下君含めて沖縄本島の知り合いが勢揃いで、探索が始まるとすぐにシロアゴヨタカを発見。「これは余裕だな」と相変わらずの自分の鳥運の良さを自賛しながら「時間は、明日の始発便までたっぷりあるので、みなさんが帰ったらゆっくり見ますか」と3人で悠長に構えながらシロアゴヨタカの動向を見守っていました。
そして、本気を出す時間が到来。時差ぼけの青年実業家から運転を替わり、ポイントの農耕地を巡回。高を括るも全く見つからず時間だけが過ぎていきました。気がつくと空港に向かう時間の午前6時。なんと最初に2回ほど見た後は全く出現することなく、弾丸遠征は終わってしまいました。
残念ながら今回は写真は撮れませんでしたが、寸詰まりなかわいらしい姿は、なんとか見ることができました。^^
そして現地を見て、八重山でも十分、発見のチャンスがあると思いました。近いうちに石垣島でも見つけたいと思います。^^
シロアゴヨタカ 国内初記録のシロアゴヨタカ!! 写真が撮れなかったので、竹下君に写真提供いただきました!!
ミフウズラ こちらはシロアゴヨタカと誤認したミフウズラ。^^; なぜか深夜に道路の真ん中にいた。
2024年1月25日(旧暦では2023年12月15日)
石垣島で越冬するカモが勢ぞろいしました。ハイイロガン6羽やヒシクイ、オオヒシクイのほか、田んぼで多いのはカルガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモで、ダム湖にはキンクロハジロの大群がいます。ほかはマガモ、コガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、ヨシガモが滞在中。今季はマガモとカルガモの雑種をよく見ます。
2024年3月3日追記
1月末ごろまで石垣島に滞在していたハイイロガン6羽は2月下旬、久米島で滞在中です。ミコアイサもいるそうですが、石垣島でハイイロガンはミコアイサと同じダムに行くこともあったので、こちらも石垣島からの移動かもしれません。
ハイイロガン ハイイロガンは昨年から長逗留。5羽そろっています。
ヒシクイ オオヒシクイ 雑種 雑種 マガモ オナガガモ / カルガモ ヒドリガモ コガモ コガモ ヨシガモ ハシビロガモ ハシビロガモのオス。エクリプスから生殖羽へ移行中。
オカヨシガモ オカヨシガモ キンクロハジロ / ホシハジロ キンクロハジロ150羽の群れにホシハジロが10羽合流。
2024年1月30日(旧暦では2023年12月20日)
海岸や田んぼではシギやチドリが越冬中。特に多いのは海岸のオオメダイチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ。石垣島としては珍しく、ダイゼンの群れも越冬中。
今季の田んぼのシギは数が少なく、アオアシシギ、コアオアシシギ、タシギ、タカブシギ、クサシギなどが見られます。
コアオアシシギ タシギ クサシギ アオアシシギ ハマシギ キョウジョシギ 海岸で座って待っていたら目の前までキョウジョシギが寄ってきました。
キョウジョシギ キョウジョシギは石をひっくり返して餌探しするほかに、デトリタスのようなものも食っていた。
ミユビシギ ミユビシギ第1回冬羽。石垣島では越冬個体は少ないです。
オオメダイチドリ メダイチドリ メダイチドリ オオメダイチドリ シロチドリ ダイゼン ムナグロ オオメダイチドリ / メダイチドリ ハヤブサに驚いて飛び回るオオメダイチドリとメダイチドリ。
トウネン 現場ではヨーロッパトウネンと思っていましたがトウネンのようです。
トウネン トウネン トウネン トウネン ヒバリシギ オジロトウネン オジロトウネンはいつも2〜3羽でやってきますが、今回は12羽の群れでした。
2024年1月30日(旧暦では2023年12月20日)
ツメナガセキレイとムネアカタヒバリは一瞬、増えましたが、今は数を減らしています。例年よりかなり少ないです。
ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ ハクセキレイ ハクセキレイ ツメナガセキレイ ツメナガセキレイ ツメナガセキレイ ムネアカタヒバリ ムネアカタヒバリ シマアカモズ ノビタキ 2024年1月31日(旧暦では2023年12月21日)
今季の石垣島は越冬含め、猛禽類が充実しています。オオノスリは島内の2カ所で3羽確認。ハヤブサは幼鳥から若鳥、成鳥まで例年になく多い個体がいるようです。チョウゲンボウもあちこちにいます。
カタグロトビは子育て終盤に差し掛かり、カンムリワシの幼鳥は暖かくなると餌探しに活発です。
カタグロトビ 子育て中のカタグロトビ。ヒナたちはまもなく巣立ちを迎えます。
オオノスリ 通りすがりのオオノスリ。今季は島内に3羽いるようです。
ノスリ チュウヒ チュウヒがカタグロトビにモビングを受けていました。
ハヤブサ ハヤブサ ハヤブサ シベリアハヤブサ シベリアハヤブサがコサギを捕まえました。この個体は狩りがとてもうまいです。
カンムリワシ カンムリワシの幼鳥。水路をこちらへ向かって飛んできました。
カンムリワシ 上と同個体。どうでもいいですが、SONYのα1は、この距離に来てもピントを外しませんね。
チョウゲンボウ やけに細身で小柄なのチョウゲンボウ幼鳥。一瞬、アレかと思いました。^^;