日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2022年10月4日(旧暦では2022年9月9日)

頸椎の手術後の検査で名古屋に行ったついでに鳥見。3年目でやっとヒメハマシギに会うことができました。ついでにキリアイやオバシギ、トウネンなども観察。

ヒメハマシギと合わせて、トモエガモ、セグロセキレイはライファーとあいなりました。

ヒメハマシギ

ヒメハマシギは最初、くぼみに座って休んでいましたが、違和感を覚えさせるだけの何かがありました。^^ でもトウネンの群れに入られると厳しいようです。

ハマシギ / ヒメハマシギ

ヒメハマシギとハマシギ。小さなヒメハマシギが先頭を飛んでいます。

ヒメハマシギ

伸びをしてくれました。成鳥冬羽でいいのかな?

ハマシギ / ヒメハマシギ

ハマシギに挟まれるヒメハマシギ。大きさは全く違うのでハマシギと間違えることはないでしょう。

ヒメハマシギ

緊張して少し細くなったヒメハマシギ。

キリアイ

ヒメハマシギと同じ干潟にキリアイの幼鳥もいました。

トウネン

同じくトウネンも同じ干潟に。

オバシギ

オバシギ幼羽から第1回冬羽へ。

オバシギ

オバシギ冬羽へ。

トモエガモ

トモエガモのエクリプス。まさか干潟にトモエガモが入るとは思いませんでした。

オオソリハシシギ

オオソリハシシギ幼鳥。数羽いました。

ダイゼン

ダイゼン幼鳥。ほとんど成鳥でしたが、幼鳥も数羽。

アオアシシギ

アオアシシギ冬羽。

セグロカモメ

セグロカモメが水浴びしていました。

ハヤブサ

干潟のシギやチドリを飛ばすハヤブサ幼鳥。

タシギ

タシギ幼鳥。ジシギは全てタシギでした。

コアオアシシギ

コアオアシシギ幼鳥。

セグロセキレイ

セイグロセキレイ成鳥オス。ツメナガセキレイやキセキレイ、ハクセキレイとはまったく違う鳴き声が聴けて最高でした。^^

セグロセキレイ

セグロセキレイ成鳥メス。

Category:野鳥
2022年10月9日(旧暦では2022年9月14日)

強い北風が吹く中、カリガネ2羽とヒシクイ1羽が飛来しました。石垣島でカリガネはかなり珍しいのですが、 昨年 に続き、2年連続の飛来です。

カリガネ

2羽で飛来したカリガネ。渡ってきたばかりなのか疲れた様子です。

ヒシクイ

カリガネと一緒にやってきたヒシクイ。

Category:野鳥
2022年10月12日(旧暦では2022年9月17日)

セジロタヒバリが飛来しました!! 草むらによく潜るのでタヒバリ属の中では一番撮影が難しい種です。鳴き声で気付き、飛んで降り立った先で待っていると一瞬だけ出てきてくれました。

先月からのソリハシセイタカシギはまだ滞在中。3週間以上、同じ田んぼにいます。

セジロタヒバリ

草むらに阻まれながら、なんとか全身が撮れたセジロタヒバリ。初列風切が雨覆から突出し、背中の白いラインも特徴です。

セジロタヒバリ

セジロタヒバリの顔つき。くちばしは太めです。

セジロタヒバリ

正面からセジロタヒバリ。太い胸の縦斑や白い腹が目立ちます。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

長期滞在中のソリハシセイタカシギ。

Category:野鳥
2022年10月12日(旧暦では2022年9月17日)

サシバの渡りが始まっています。まだ序盤ですが、すでに渡りは本格化してきており、この日は、午後4時ごろには視界に入る空一面にサシバが飛んでいる状態となりました。

サシバ

市街地上空を飛ぶサシバのメス成鳥。

サシバ

サシバの幼鳥も多く確認できました。

サシバ

タカ柱を何度も見ることができました。あいにくの曇り空ですが、サシバたちの壮大な渡りを垣間見ることができました。

サシバ

沖縄電力の煙突をバックに飛ぶサシバ。

Category:野鳥
2022年10月13日(旧暦では2022年9月18日)

10月8日に飛来したカリガネ2羽とヒシクイ1羽の群れ にマガン12羽が合流して一気ににぎやかになりました。撮影を忘れましたが、ハシビロガモも数羽飛来していました。

カリガネ

4日前から滞在中のカリガネ2羽。

ヒシクイ / マガン

ヒシクイ(左)とマガン。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシの幼鳥。

Category:野鳥
2022年10月13日(旧暦では2022年9月18日)

レンカクの幼鳥が田んぼに飛来しました。小さな巻貝などを食っている様子でした。例年なら10月下旬から11月上旬にかけてやってくるので今年は少し早いようです。

レンカク

レンカクの幼羽から第1回冬羽へ移行中。

レンカク

田んぼん中を歩き回りながら餌を探していました。

レンカク

しばらくすると草むらの中へ消えていきました。悪天候が続きそうなのでしばらくは滞在すると思われます。

タシギ

タシギ幼鳥。

タシギ

ジシギはほとんどタシギです。チュウジシギは少数が残っていますがまもなく渡去するでしょう。

Category:野鳥
2022年10月15日(旧暦では2022年9月20日)

気温が下がり、カモたちが増えてきました。今季初のハシビロガモとヒドリガモを確認。 ハシビロガモは7月にも飛来 しましたが、渡りとしては今回が初でしょう。

シギ類の渡りのピークはすぎましたが、それでも田んぼにはオジロトウネンやトウネン、ヒバリシギ、チュウジシギ、タシギ、ヒバリシギ、タカブシギ、アオアシシギなどが滞在中です。

コガモ / ハシビロガモ

今季初のハシビロガモ。オス幼鳥。

ヒドリガモ

ヒドリガモのオス成鳥エクリプス。

ヒドリガモ

ヒドリガモのメス非生殖羽。

オジロトウネン

オジロトウネンの幼鳥(右)と成鳥。

ヒバリシギ

ヒバリシギは渡りのピークのころに比べると数を減らしました。

トウネン

トウネンも数を減らしています。

ハマシギ

ハマシギ冬羽へ。ハマシギは田んぼや海岸で滞在中。

チュウジシギ

チュウジシギもずいぶん減りました。ハリオシギもほとんど渡去したようです。

Category:野鳥
2022年10月18日(旧暦では2022年9月23日)

10月12日に見つかったレンカク は発見から6日たったいまもまだ滞在中です。トラクターの農作業が入りましたが、あまり気にしていない様子で餌をとっています。

カリガネ2羽も逗留中で、こちらは10日目になります。相変わらずヒシクイと行動をともにしています。マガン12羽も飛来して一時は合流したのですが、結局別れて過ごしています。

レンカク

レンカク幼鳥。トラクターを恐れることなく、作業で浮いてきた獲物を捕まえていました。

レンカク

深場を泳ぐレンカク。

カンムリワシ

子育ても終わり、カンムリワシを見る機会が増えてきました。

カリガネ

カリガネ2羽。

ヒシクイ

カリガネと行動するヒシクイ。ヒシクイが見張り役を務めていることが多いようでした。

マガン

飛行するマガン。成鳥、幼鳥合わせて12羽の群れです。

ヨシゴイ

ヨシゴイ幼鳥。昨年はヨシゴイが非常に多い年でしたが、ことしも見る機会が多いです。

タシギ

畔に身を隠すタシギ幼鳥。

セイタカシギ

田んぼでセイタカシギの群れが水浴びしていました。

Category:野鳥
2022年10月19日(旧暦では2022年9月24日)

今季初となるアメリカウズラシギを見つけました。ムネアカタヒバリも増えてきましたがまだまだ写真は撮りにくいです。

今季はシマアジが多いようであちこちの田んぼで確認されています。

台風かと思うような強い北風が吹いているのでツバメたちは農道に降りて休んでいました。

アメリカウズラシギ

今季初のアメリカウズラシギ幼鳥。

アメリカウズラシギ

アメリカウズラシギ。

アメリカウズラシギ

暗くて遠くて風が強いと三重苦でしたが、なんとか写真に収めることができました。

オジロトウネン

アメリカウズラシギと同じ田んぼにオジロトウネン。

シマアジ

シマアジの幼鳥。

ムネアカタヒバリ

やっと写真がとれたムネアカタヒバリ。

ハクセキレイ

ハクセキレイのメス。冬羽へ換羽中。

ハクセキレイ

ホオジロハクセキレイなのかシベリアハクセキレイなのか?

コシアカツバメ

強風を避け、地上で休むコシアカツバメ。

ツバメ

農道で休むツバメ。

エゾビタキ

自宅の前にいたエゾビタキ。

Category:野鳥
2022年10月20日(旧暦では2022年9月25日)

昨日 に続き、今季2羽目のアメリカウズラシギを発見しました。今回はいい条件で観察、撮影することができました。

今季初となるタゲリは10羽ほどの群れで、全てが幼鳥でした。石垣島でこの時期に見られるタゲリはほとんど幼鳥です。

写真は撮れませんでしたが、ベニバトやセジロタヒバリ、ヒバリなども確認できました。

アメリカウズラシギ

今季2羽目の発見となったアメリカウズラシギ。昨日同様にこちらも幼鳥でした。

アメリカウズラシギ

正面からの撮影はアメリカウズラシギの特徴がよく出ます。

コアオアシシギ

コアオアシシギ冬羽。

ハマシギ

ハマシギ冬羽。

ヒバリシギ

ヒバリシギ冬羽。

タカブシギ

左の翼を負傷しているタカブシギがいました。

クロハラアジサシ

クロハラアジサシ幼鳥。

タゲリ

タゲリ幼鳥。

タゲリ

こちらも幼鳥。

カンムリワシ

小学校の校庭でカンムリワシ。子育ても終わり、カンムリワシに出会う機会が多くなってきました。

カンムリワシ

林道のカンムリワシ。警戒心の弱い個体です。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウやハヤブサも増えてきました。猛禽が飛び回るたびにセキレイの群れがシャッフルされます。^^;

Category:野鳥
2022年10月21日(旧暦では2022年9月26日)

アメリカウズラシギはたまに猛禽に脅されながらも元気に田んぼで滞在中です。

ホシムクドリは今季初確認。タシギの群れについて回っていました。よくあるケースらしい。ずいぶん大きさは違うけどなんでだろ? 羽色の金属光沢が似てるから親近感で?

ムネアカタヒバリ主体の群れにマミジロタヒバリ、セジロタヒバリ、ヒバリが混じっていましたが、チョウゲンボウが2羽付近にいてなんどもぶっ飛ばされる。3時間で写真撮れたのはムネアカタヒバリ3羽のみ!!

アメリカウズラシギ

滞在中のアメリカウズラシギ幼鳥。

ハマシギ

ハマシギ冬羽。

アメリカウズラシギ / ハマシギ

アメリカウズラシギとハマシギ。

ホシムクドリ

今季初のホシムクドリ。幼鳥でした。

タゲリ / ホシムクドリ

ホシムクドリとタゲリ。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリは数十羽の群れで飛来。

ムネアカタヒバリ

草の陰に隠れてほとんど撮れない。

チョウゲンボウ

小鳥の群れを飛ばす張本人…。^^l

Category:野鳥
2022年10月22日(旧暦では2022年9月27日)

ベニバトがオスとメスで飛来。収穫前の米をキジバトとともに食っていました。

今季初のノビタキを水田地帯で確認。強い風の中、枝から枝へと飛び移りながら餌をとっているようでした。

ガン、カモが増えてきました。特に今季はシマアジを多く確認します。沖縄では珍しいマガモも飛来しました。カリガネ2羽は滞在2週間となりました。ヒシクイ、マガンと合流して26羽の大所帯となっています。

ベニバト

ベニバトのオス成鳥。電線と田んぼを行ったり来たり。

ノビタキ

今季初のノビタキ。

シマアジ

今季は飛来数が多いシマアジ。コガモの群れには大抵シマアジが入っています。

カリガネ

カリガネも滞在中。長逗留になりそうな予感。

マガモ

沖縄的珍鳥のマガモ。カルガモと行動をともにしていた。

ウズラシギ

ウズラシギの幼鳥(左)と成鳥夏羽後期。

タシギ

この時季、田んぼに残っているジシギはタシギばかり…。

Category:野鳥
2022年10月22日(旧暦では2022年9月27日)

今季6羽目のカンムリワシ幼鳥を見つけました。警戒心の薄い個体で近距離で観察することができました。採餌に差し支えるので、幼鳥の場合は短時間の観察に留めます。

田んぼではチュウヒが現れてレンカクを驚かせていました。 10月12日から滞在中のレンカク は稲の中に入って出てこなくなってしまいました…。

カンムリワシ

美しいカンムリワシの幼鳥。

カンムリワシ

カンムリワシのメス。

カンムリワシ

上の個体とペアのカンムリワシ。

チュウヒ

田んぼの上を飛び回るチュウヒ。

チュウヒ

距離はありましたが、田んぼん鳥たちは怯えた様子でした。

Category:野鳥
2022年10月23日(二十四節気の霜降、旧暦では2022年9月28日)

仕事の移動中にコシャクシギを見つけました。こんな時のために社用車には常に600ミリレンズを積んでいます。コシャクシギはムナグロの群れとともに牧草地で餌を探し回っていました。近くにはツバメチドリ2羽もいました。

別の田んぼではカリガネ、ヒシクイ、マガンが滞在中。今季初のオナガガモも飛来していました。

コシャクシギ

コシャクシギの成鳥夏羽後期。

コシャクシギ

コシャクシギは餌となる虫を捕まえているようでした。

ムナグロ

ムナグロは10羽ほどの群れで飛来。全て幼鳥でした。

ツバメチドリ

ツバメチドリ成鳥冬羽。

カリガネ

カリガネ2羽はヒシクイ、マガンの群れとは少し距離を置いて行動していました。

ヒシクイ / マガン

マガンとヒシクイの群れ。

オナガガモ

オナガガモは4羽で飛来。

Category:野鳥
2022年10月24日(旧暦では2022年9月29日)

昨日、見つけたコシャクシギ は、きょうも雨の中の牧草地を元気に歩き回っていました。

コシャクシギ

雨に濡れて真っ黒になったコシャクシギ。暗色型かと見まごうほどの黒さ…。^^;

コシャクシギ

同じ牧草地にいるムナグロは雨に濡れてもほとんど色が変わっていませんでしたが、コシャクシギはなんでこんな色になるんだろう? コシャクシギは羽毛の油分が少ない?

Category:野鳥
2022年10月26日(旧暦では2022年10月2日)

弊紙読者の方が17日に石垣島初記録として観察したクロヅルはまだ滞在していました。無事に写真に収めることもできました。^^

鹿児島出水平野で見たクロヅル は虹彩の色が濃いオレンジだったのですが、今回の個体の虹彩は薄い黄色。これはクロヅルの年齢によるものなのか、亜種による違いなのか、それとも個体差なのか気になるところですね。

ちなみにこの秋は、石垣島初記録が 先日のヒメカッコウ に続き、2種目となりました。昨年は11月以降が過去に例を見ないほどにフィーバーした石垣島の野鳥界ですが、今年は、この2種含め、さらにすごいことになっています!!

出勤しがてらのぞいてきたら、 3日前に見つけたコシャクシギ も元気に滞在中でした。

クロヅル

石垣島にクロヅル。数日前まで吹き荒れていた北寄りの風で吹っ飛ばされてきたのでしょうか?

クロヅル

飛ぶクロヅル。換羽の状態から年齢が読み取れるかと思ったのですが…よく分かりません…。^^

Category:野鳥
2022年10月28日(旧暦では2022年10月4日)

ベニバトを見る機会が増えてきました。ソリハシセイタカシギも複数場所に現れています。

ヨシゴイは昨年同様に多いようです。ちなみに 昨年の11月はタカサゴクロサギ、オオヨシゴイ、ヨシゴイ、リュウキュウヨシゴイと1カ月の間に日本産ヨシゴイ属全てをコンプリート するという奇跡の年でした!!

石垣島で残っているジシギはほぼタシギとなってしまいました。

ベニバト

ベニバトのオス。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

ソリハシセイタカシギは沖縄や石垣島では珍しくもないのですが、いたらなんとなく撮ってしまいますね。

ヨシゴイ

ヨシゴイ幼鳥。今季も多くが飛来していますが、昨年同様、全て幼鳥。

タシギ

タシギの幼鳥。

タシギ

2羽ともタシギです。

Category:野鳥
2022年10月30日(旧暦では2022年10月6日)

イエスズメが2年連続で石垣島に飛来しました。 昨年は、11月3日にパイナップル畑 。今回は田んぼでの確認です。

稲刈りが進み、ベニバトが見やすくなってきました。

田んぼにコオバシギが入っていました。海岸で見ることがほとんどですが、田んぼにもたまに入るようです。

イエスズメ

昨年に続き現れたイエスズメ。沖縄県内では 2018年に沖縄本島の糸満市で本島発記録としてオス を見つけて、昨年(2021年)は石垣島中部でメスを発見。今回は残念ながら自力での発見でなく、島外からのバードウオッチャーが発見しました。

イエスズメ

イエスズメのメス(中央)とスズメの大きさ比べ。ひと回り大きく感じます。

イエスズメ

水浴びするイエスズメ。

イエスズメ

イエスズメを正面から見ると白っぽさが際立ちます。

イエスズメ

水浴び後はススキに止まってリラックスしていました。

ベニバト

ベニバトの成鳥オス。キジバトの群れに混じっていました。

コオバシギ

コオバシギの幼鳥。第1回冬羽に変わりつつあります。

コオバシギ

海岸で見る機会が多いコオバシギですが、田んぼにも時折、現れるようです。

ハマシギ

ハマシギ成鳥。夏羽から冬羽へ。

ハマシギ

ハマシギ10羽ほどの群れが田んぼに飛来。

トウネン

トウネンは少数が残っています。幼羽後期。

Category:野鳥