2024年3月1日(旧暦では2024年1月21日)
唯一、安定して見られているカンムリワシの幼鳥は今日も田んぼでマイペースな餌探し。あぜを歩いては小さな昆虫らしきを捕まえていた。
ズグロミゾゴイの成鳥に会う機会が増えてきました。この日は成鳥3羽に幼鳥1羽でした。
ハリオシギはまだ滞在中。同じ田んぼにタシギが30羽近くいました。春の移動組だと思われます。アカアシシギやアオアシシギ、タカブシギの新規も確認。移動が活発になっています。
今季初のタゲリとケリも到着しました。
カンムリワシ ズグロミゾゴイ リュウキュウツバメ 巣材集めで干潟を訪れたリュウキュウツバメ。数羽が忙しそうにやって来ていました。
タゲリ タゲリ タゲリのメス。こちらも第1回冬羽から夏羽へ移行中。
ケリ ハリオシギ 遠くにハリオシギ発見。約80メートル離れています。
タシギ タシギ タシギ アカアシシギ アカアシシギは越冬個体もいるのですが、最近は移動個体も目立ちます。
アオアシシギ タカブシギ ウミネコ 2024年3月5日(二十四節気の啓蟄、旧暦では2024年1月25日)
仕事で石垣島北部へ行ったついでに鳥見。ヤツガシラやクロウタドリがそろそろ入っているかなと寄り道するとあっさり発見。ヤツガシラは2カ所で2羽。クロウタドリは1羽でした。ヤツガシラは沖縄本島や宮古島、西表島でも多く見られており、今季は当たり年かもしれません。
ほかにもコムシクイやオオムシクイ、ジョウビタキ、ムギマキなどいました。ハクセキレイも増えていますが、ほとんどホオジロハクセキレイで一番大きな群れは30羽近くいました。例年、ホオジロハクセキレイが先にやってきて、しばらくののち、ハクセキレイがやってきます。
後では、カンムリワシの幼鳥、成鳥やズグロミゾゴイも出会いが多いです。
田んぼではツルシギ4羽が空から降ってきました。海の方からやってきたので、数日前に西表で確認されていた個体たちかもしれません。
ヤツガシラ 枝で休憩するヤツガシラ。このまま落ち着いてしまっていました。
ヤツガシラ クロウタドリ 水たまりで水浴びしているクロウタドリのオスを発見。写真を撮ろうとカメラを出した瞬間にカラスに追われてどこかへ飛び去りましたが、1時間ほどしてから戻ると水たまりから数十メートル離れた空き地で再発見しました。
クロウタドリ クロウタドリ カンムリワシ カンムリワシの幼鳥も発見。今季は幼鳥が少ないのですが、北部にはどれぐらいいるのでしょう。
カンムリワシ 日ごろ行かない林道でカンムリワシの成鳥と出会いました。警戒心なし。
カンムリワシ こちらはわが家から徒歩圏内のカンムリワシ。自宅付近では数羽のカンムリワシが見られますが、この個体は野生み溢れる警戒心がめちゃくちゃ強い個体です。
ズグロミゾゴイ 昨年生まれのズグロミゾゴイ。まだまだ幼羽に覆われていますが、飛翔すると成鳥羽も見えました。
ツルシギ ツルシギが4羽海の方からやってきて田んぼにおりました。今季初です。
ツルシギ タカブシギ タシギ ジョウビタキ 自宅の玄関前に数日前からいるジョウビタキのオス。オオムラサキシキブの実がお目当て?
ホオジロハクセキレイ 30羽ほどいたホオジロハクセキレイ。しばらく後にハクセキレイが渡ってきます。
2024年3月7日(旧暦では2024年1月27日)
前日に続き、この日もあちことにヤツガシラが入りました。2日間で5カ所に6羽です。いずれも仕事の移動中に少し探しただけなので、実際にはかなりの数が石垣島に滞在していると思われます。
写真はないのですが、石垣島はもちろん沖縄県内でも初記録となるハクガン2羽が登場しました。日没寸前にも目撃されたので、まだ島に滞在していることを期待。再発見して写真に残すのが目標です。^^
今季は非常に少なかったツグミを確認。ハチジョウツグミは3カ所で確認されるも警戒心が強かったり、条件が悪かったりで仕事中ということもあり時間切れで写真は撮れず…。
ジョウビタキも移動組が島にやってきているようで、出会う機会が増えています。
ヤツガシラ ゴキブリを摘み上げ、ひょいっと口へ放り込むヤツガシラ。お決まりの食べ方です。
ヤツガシラ 別個体のヤツガシラ。冠羽を広げると派手さが強調されますね。
ヤツガシラ 今季はヤツガシラの当たり年。石垣島北部に行けば、出会う機会は多いです。
ヤツガシラ 何かに驚いて木の上に飛び乗り、冠羽を広げるヤツガシラ。
カタグロトビ カタグロトビ2暦年。2cyといってもカタグロトビは石垣島内で年中繁殖しているので、本当のところはよく分からないですが、成鳥ではないことは確かです。
チョウゲンボウ 今季のチョウゲンボウの越冬数は例年より多めでした。そして、警戒心がない個体が多いのも印象的でした。
ツグミ 今季は貴重なツグミ。シロハラも地鳴きはそこそこ聞こえるのですが、目視する機会は少ないので、越冬の個体数おそれほど多くない印象です。
ジョウビタキ ジョウビタキのオス。芝生を飛び跳ねながら小さな虫を捕まえているうようでした。
ジョウビタキ ジョウビタキのメス。渡り序盤の時期は、オスにくらべると少ないです。
2024年3月9日(旧暦では2024年1月29日)
石垣島のヤツガシラは2015年の当たり年 に匹敵する多さです。 沖縄本島に赴任中の2019年もとてもたくさんのヤツガシラが飛来 しました。今年も毎日どこかで必ずヤツガシラに出会えます。どの個体も警戒心が薄く観察もしやすいです。この日は、石垣島の南部、西部、北部とまんべんなく確認されました。
クロウタドリも2羽が滞在中。こちらも警戒心のあまりない個体で安心して撮影できます。^^ 餌場も分かったのでさらに見やすくなりそうです。
石垣島北部で初めてカタグロトビを確認しました。2016年に初めての繁殖行動が確認され、2017年にはヒナが巣立ってから7年ほどで、島内全域に分布を広げたことになります。今後は、宮古島や沖縄本島に生息域を拡大する可能性もありますね。
ホオジロハクセキレイは最大50羽の群れを筆頭に、島内どこでハクセキレイを見てもほとんど本亜種です。ハクセキレイを探す方が大変です。ムネアカタヒバリも戻り組が多く飛来。コチドリも一緒に採餌しています。
面倒なので写真は撮っていませんが、カラムクドリ、ギンムクドリ、ホシムクドリやツメナガセキレイ
今月、本土から鳥関係の知人が5組来島しますが、このままならいい鳥旅行になると思われます。^^
ヤツガシラ 草むらにヤツガシラ発見。例のごとくゴキブリを捕食していました。
ヤツガシラ ヤツガシラ 健啖家のヤツガシラは一日中、餌を探して動き回っています。
クロウタドリ ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイのオス。第1回冬羽から夏羽へ。
ハクセキレイ ハクセキレイ ムネアカタヒバリ 除草作業が行われた田んぼにはムネアカタヒバリがたくさん。
コチドリ ムネアカタヒバリに混じってコチドリも採餌。だいぶ夏羽に変わっています。
2024年3月15日(旧暦では2024年2月6日)
仕事の休憩時間にヤツガシラを4羽確認。島内ではほかでも出ていて、この日は少なくとも7羽がいたようです。
ハチジョウツグミに見える少し変わったツグミがいました。胸や脇の模様がハチジョウツグミらしくなく、どことなくワキアカツグミを感じさせる個体です。ハチジョウツグミとワキアカツグミとの雑種の可能性が高そうです。
マミチャジナイ、アカハラ、シロハラはタブノキの実を食っていましたが、枝の中に入ってしまって写真は撮れず。
石垣島の越冬コムシクイは、暖かくなるに従い、数を減らしています。どんどん北へ渡っていっているようです。わが家の周辺で越冬していた個体もいつの間にか見えなくなりました。
ヤツガシラ 1週間以上の長逗留のヤツガシラ。春の渡りで、これだけの期間滞在するのは珍しいですね。
ヤツガシラ 牧場にいたヤツガシラ。もう一羽いましたが、カラスに追われていました。
ヤツガシラ 公園のヤツガシラ。木の根元で餌を探していました。同じ所にクロウタドリもいましたが、こちらもカラスに追われて茂みに隠れてしまいました。
雑種 ハチジョウツグミと思ったけど違和感が…。ハチジョウツグミとワキアカツグミとの雑種の可能性がありそうです。
ギンムクドリ ギンムクドリのオス。落ちたオオバアコウの実を数羽の群れが食っていました。
コムシクイ ヤツガシラを見ていたらコムシクイが登場。2羽が追いかけあっていました。
2024年3月21日(旧暦では2024年2月12日)
ヤツガシラの第2波もそろそろ終わりに近づいているようです。今季の石垣島にはヤツガシラ40〜50羽は飛来しています。ヤツガシラを探していると婚姻色が深まったズグロミゾゴイ複数羽に出会えました。
ムネアカタヒバリ、タヒバリは数の増減が激しく、群れがどんどん通過していっているようです。今季初のアマツバメやオジロトウネンも現れました。コチドリもすっかり夏羽になって通過していきます。ハジロコチドリの美しいオスの夏羽もいましたが撮り損ねました…。^^;l
ジシギはタシギばかりです。 肝心のハリオシギは、2月20日 、 チュウジシギも2月21日 に確認したきりで後が続きません。
ヤツガシラ ヤツガシラ ヤツガシラの鉄板ポイントを車で流していると枝に止まる個体を発見。
ヤツガシラ この日の石垣島はヤツガシラ少なめでしたが、翌日からは再び増えました。
ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイ ムネアカタヒバリ 換羽中のムネアカタヒバリ。換羽のステージはさまざまで一羽ずつの観察が楽しい時期です。
タヒバリ タヒバリの換羽の進行状況はどの個体も似たような感じでした。
アマツバメ オジロトウネン コチドリ コチドリはすっかり夏羽で美しい姿に変わっています。
タシギ タシギ 2月にはまとまった群れで入ったタシギですが、いまはばらばらとやってくる感じです。
タシギ
2024年3月26日(旧暦では2024年2月17日)
石垣島の春のカモと言えば、シマアジ。オス2羽が小さな沈砂池で休憩していました。ヒシクイは北上組とみられる個体が単独で飛来。100羽近いガン類が島の上空を渡っていった目撃情報がありましたが、そのうちの脱落組なのでしょうか。
キンクロハジロは越冬組で生殖羽に変わってきています。オナガガモのメスはなぜか1羽だけカルガモの群れとともに行動。わたるタイミングを逸しているように感じます。
シマアジのオス2羽。美しい生殖羽が春らしさを感じさせます。
ダムでは多くのキンクロハジロが越冬していますが、この個体はなぜか小さな沈砂池で越冬しています。
2024年3月28日(旧暦では2024年2月19日)
2月にハリオシギ、チュウジシギを初認しましたが、それ以降は全く確認できず、タシギばかりが増えていっています。4月中旬になればハリオシギ、チュウジシギともに増えると思いますが、実際に見るまでは心配です…。
タシギ タシギ タシギ このタシギは、とても素晴らしい個体です。このタイプはなかなかお目にかかれません。
タシギ 稲もどんどん伸びてきて、あぜ以外では見つけるのが難しくなります。春のジシギはこれがやっかいです。
タシギ タシギ 伏せながらあぜを移動するタシギ。カタグロトビを警戒しています。