コアジサシまた受難
2023年7月12日(旧暦では2023年5月25日)
今年は台風の襲来もなく、コアジサシの繁殖が順調に推移すると期待していたのですが、なかなかうまくいかないものです。 6月初旬はPAC3配備でコアジサシ、シロチドリが営巣放棄 。今回は、ビーチオープン前の整備で営巣放棄してしまいました…。
コアジサシは、環境省のレッドリストで絶滅危惧 II 類に指定されているほか、日豪の二国間渡り鳥条約の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で国際希少野生動植物種に位置付けられているのですが、この扱いです。
1卵産んで放棄されたコアジサシの巣。
ビーチを追い出された群れの中には標識付きの個体もいました。
ビーチで魚をとるコアジサシ。
コアジサシ夏羽(左)と第1回夏羽。
70羽ほどの群れでした。新しい営巣地が見つかるといいのですが…。
警戒鳴きしながらビーチで遊ぶ人に向かってモビングしていましたが、ほとんどの巣は重機で潰され、コアジサシの存在を気に留める人もいません。
Category:野鳥