2022年7月2日(旧暦では2022年6月4日)
6月6日に現れたソリハシセイタカシギ はまだ滞在しています。いつまで居る気なんでしょう。海岸ではチュウシャクシギ9羽の群れが飛来。早すぎるので秋の渡りとしてよいものなのか迷います…。
田んぼにはタカブシギやアオアシシギ、セイタカシギなどもぱらぱらと飛来しています。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) チュウシャクシギ チュウシャクシギ チュウシャクシギ チュウシャクシギにしては例年より、ずいぶん早い群れの到着。
チュウシャクシギ 最初は幼鳥も交っていると思ったのですが、よく見てみると成鳥ばかり。
タカブシギ アオアシシギ セイタカシギ ムラサキサギ 2022年7月2日(旧暦では2022年6月4日)
民家の通風口で子育てしていたリュウキュウコノハズクが巣立ちました。巣立ったヒナを見守る親鳥が止まっている場所はアカショウビンの営巣木のとなりで、アカショウビンの親鳥はパニックしていました。
リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズク 道路を挟んだ街路樹からわが子を見守る親鳥。止まっている木がアカショウビンの営巣木の隣でした…。^^;
リュウキュウアカショウビン 電線に止まるアカショウビン。下に見える枯れたヤシの木がアカショウビンの営巣木でその隣のコクタンにリュウキュウコノハズクの親鳥が止まっていました。
2022年7月8日(旧暦では2022年6月10日)
7月も始まったばかりだというのに、もうハシビロガモが飛来しました。ふつーは石垣島では、11月ごろからカモの渡りが本格化するのですが、いったいどういうことなのでしょうか。
ハシビロガモ 早い到着のハシビロガモ。初列風切がぼろぼろです。第1回生殖羽後期? 非生殖羽?
ハシビロガモ しばらくすると田んぼを動き回りえさをとっていました。
ムラサキサギ ムラサキサギ 2022年7月8日(旧暦では2022年6月10日)
シラコバトが石垣島に現れました。島では珍しいです。大陸から南下してきたのでしょうか。
ベニバトもまだ数は少ないですが、渡りが始まっており観察できるようになってきました。
田んぼでは繁殖を終えたスズメやシマキンパラが群れになりつつあり、数を増やしています。キジバトはまだ繁殖中で2〜3羽ほどで行動していることが多いです。
石垣島では8月に入れば、シギやチドリも含めて渡りが活発化してきます。
シラコバト シラコバト成鳥。稲刈りが終わった田んぼでキジバト数羽とともに落穂を拾っていました。
ベニバト リュウキュウキジバト ベニバト ベニバト シマキンパラ スズメほどではありませんが、シマキンパラも群れが大きくなってきました。
2022年7月8日(旧暦では2022年6月10日)
今季3カ所目のリュウキュウアオバズクの巣立ちを確認。こちらも一人っ子のようでした。5月の記録的な長雨、大雨が影響しているのか?
リュウキュウアオバズク アオバズクの巣立ちビナ。営巣木のとなりのアカメガシワに止まっていた。
リュウキュウアオバズク リュウキュウアオバズク 警戒心のないメス親はいつもの枝に止まってわが子を見守っていました。
2022年7月13日(旧暦では2022年6月15日)
夏羽のエリマキシギ成鳥オスが飛来しました。まさか石垣島で夏羽が残ったオスを見られるとは思ってもいませんでした。最初見つけた時は、何かわからず戸惑いました…。
田んぼにはコアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、セイタカシギ、コチドリなどが増え出して秋の渡りが始まったことを感じさせてくれます。
昨年の石垣島の秋の渡りは大当たりで、かなりの人が訪れてフィーバーしておりました。今季はどんな鳥が飛来するか今から楽しみです。^^
エリマキシギ エリマキシギ エリマキシギ 夏羽のオスに会えたのは初めてでした。遠くから見つけた時は何か分かりませんでした…。^^;
コアオアシシギ ヒバリシギ タカブシギ セイタカシギ セイタカシギの負傷個体。足を骨折しているようでした。
コチドリ コアジサシ コアジサシは田んぼに何度か水を飲みにやってきていました。
2022年7月16日(旧暦では2022年6月18日)
台風襲来もなく、エリグロアジサシの繁殖はどこも順調に進んでいます。陸地から一番近い営巣地に行ってみると2羽のヒナが育っていました。半分人工物でできた岩礁で、ヒナたちが隠れる場所もあることから巣立ちまで順調に推移しそうです。
河口にはシロチドリの幼鳥が2羽いました。島内での繁殖個体だと思われます。年々、シロチドリの繁殖地が少なくなっているような気がしますが今季も確認することができました。
エリグロアジサシ エリグロアジサシの親鳥が獲物の小魚を持って帰ると岩陰から2羽のヒナが口を開けながら飛び出してきました。
エリグロアジサシ エリグロアジサシのヒナ。孵化後、十数日でしょうか。
シロチドリ シロチドリの幼鳥。同じようなステージの幼鳥がもう1羽いました。
シロチドリ シロチドリ夏羽後期。上の幼鳥の親鳥かもしれません。
2022年7月16日(旧暦では2022年6月18日)
数日中に巣立ちそうなリュウキュウアカショウビンを見てきました。時間帯的に給餌回数は少なかったですが、親鳥はクマゼミをヒナに与えていました。
7月19日追記
3日後の19日にヒナ2羽が無事に巣立ちました。巣内にはまだヒナ残っており、20日には巣立つものと思われます。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 2022年7月20日(旧暦では2022年6月22日)
7月20日にもうセイタカシギの幼鳥がお目見えしました。成鳥の飛来数もまだまだ少ない中での登場にびっくり。もしかして石垣島内で繁殖しちゃった?
タカブシギはどんどん増えています。こちらの幼鳥の到着はまだ。ヒバリシギ、アオアシシギ、コチドリも増えてきました。
セイタカシギ セイタカシギの幼鳥。同じエリアの田んぼには数羽のセイタカシギしかいないのに…。
アオアシシギ アオアシシギ タカブシギ コチドリ 2022年7月23日(二十四節気の大暑、旧暦では2022年6月25日)
1カ月ほど前に掲載した標識付きのリュウキュウコノハズク が巣立ったヒナを連れて再び現れました。
最初は足環が見えていなかったのですが、とても特徴的なメスなのでもしやと思い、しばらく見ていると左足につけられた標識を確認することができました。営巣木から約70メートル東に離れたところにいました。
近くには巣立ってしばらくしたヒナを1羽見つけることもできました。
リュウキュウコノハズク / 足環・フラッグ付き 石垣島ではほとんどいないタイプなので気付くことができました。リュウキュウコノハズクの成鳥メス。
リュウキュウコノハズク 巣立って2週間は経過していると思われるヒナ。顔の周りを吸血虫が飛び回ってうっとうしそうでした。
リュウキュウコノハズク / 足環・フラッグ付き 2022年7月26日(旧暦では2022年6月28日)
アカガシラサギ、トウネンも到着しました。田んぼで多く見られるのはタカブシギです。ほかにもヒバリシギやセイタカシギなどが滞在中。タマシギはペアで稲刈りが終わった田んぼを歩き回っていました。
アカアシシギ トウネン トウネン トウネンは、ヒバリシギやタカブシギの追われていました。
タカブシギ セイタカシギ タマシギ 2022年7月30日(旧暦では2022年7月2日)
アカガシラサギの冬羽が滞在中。夏羽の個体もいるのですが、写真は撮れず。
スコールの後にリュウキュウヒクイナのペアが農道に出てきました。
タマシギは最近、ペアで行動しているのを見ます。2回目の繁殖でしょうか?
アカガシラサギ リュウキュウヒクイナ リュウキュウヒクイナ 最初は草むらにいましたが、しばらく見ていると農道に出てきました。
リュウキュウヒクイナ リュウキュウヒクイナ リュウキュウヒクイナ タマシギ