愛知でオオジシギ探し失敗
頸椎症性脊髄症の手術のため、3月30日から4月19日まで名古屋に滞在していました。うち入院は11日間でしたので、その前後で鳥見して来ました。限られた時間なのでほとんどをオオジシギ探しに費やしました。地元の方にポイントなど教えてもらったのですが、残念ながら成果は出ずでした。^^;
頸椎症性脊髄症の手術のため、3月30日から4月19日まで名古屋に滞在していました。うち入院は11日間でしたので、その前後で鳥見して来ました。限られた時間なのでほとんどをオオジシギ探しに費やしました。地元の方にポイントなど教えてもらったのですが、残念ながら成果は出ずでした。^^;
この春は全国各地でかなりの数が出ているコシャクシギですが、愛知県西尾市でも確認できました。最大60羽ほどいて、私が見に行った翌日には20羽ほどが新たに飛来したそうです。信じられない個体数のコシャクシギが日本全国を通過して行ったようです。
同県愛西市ではホウロクシギやオグロシギ、オジロトウネン、ムナグロ、ケリも確認できました。
警戒心ゼロのコシャクシギ。
コシャクシギの脇下。
コシャクシギは同じ田んぼに2羽。最大で60羽ほどだったそうです。恐ろしい数ですね。
観察している人はあまりいませんでした。みなさん見飽きたのでしょうか?
レンコン畑にホウロクシギ。けがでもしたのか、左目が見えていないようでした。
単独飛来のオグロシギも確認。到着したばかりで疲れているのか、ずっとこの体勢。
オジロトウネンは数羽を確認。多少、夏羽が出ていましたがまだまだこれからですね。
ムナグロは1羽のみ確認。本土では今ぐらいがムナグロの渡りの序盤なんでしょうか。沖縄とはずいぶん時期が違います。
ケリは繁殖期に入っているようで、あちこちでカラスとバトルを繰り広げていました。
田んぼで見つけた小鳥たち。ヒバリ、タヒバリ、ハクセキレイ、カワラヒワは多く、ホオジロとホオアカは1羽ずつ確認できました。
空高くさえずるヒバリも目立ちましたが、この個体は地面を歩き回っていた。
タヒバリは十数羽の群れが同じエリア内を移動しているようでした。
夏羽になったタヒバリ。
遠いですがホオアカを1羽確認できました。
ホオジロも1羽だけ残っていた模様。
カワラヒワは数羽の群れが農地を飛び回っていた。
ハクセキレイもあちこちにいました。
石垣島や沖縄本島と違い、ハクセキレイ以外の亜種は見当たりませんでした。
無事に手術も成功裏に終わり、石垣島に帰って来て最初に撮ったのが毎年、自宅近くの墓場で繁殖するリュウキュウアカショウビンです。とても警戒心が薄く、昨年と同じ個体と思われます。
今年も早速、朽木に巣穴を掘り始めていました。 昨年は1羽のヒナが巣立ち ました。今回は何羽巣立つのか楽しみです。^^
リュウキュウアカショウビンのオス個体。
渡って来てあまり日にちが経っていませんが、さっそく巣穴を掘っているようでした。樹種がリュウキュウマツだったので、途中でやめてしまう可能性が高いですが…。
この時季、島内には留鳥、渡り含めて多くのサギの仲間が滞在中。
留鳥のズグロミゾゴイとムラサキサギは繁殖を控えて活発になっています。渡り途中のクロツラヘラサギとヘラサギも合わせて10羽ほどが確認されています。ほかにはアマサギやコサギ、チュウサギ、チュウダイサギ、アカガシラサギ、ゴイサギなどが渡り途中に立ち寄っています。
カモは石垣島で繁殖するカルガモ以外はすっかりいなくなったのですが、なぜか、ヨシガモのオスが1羽だけ残っていました。ケガなどなければいいのですが…。
農地を囲む雑木林でズグロミゾゴイが餌探し。ベニバトもいました。
ウズラシギを襲うムラサキサギの若い個体。下に動画あり。
若いヘラサギ。田んぼを歩きながら小さな貝類を食っていました。
クロツラヘラサギ(手前)とヘラサギ。両方とも若い個体です。
ヨシガモのオス。幼羽から第1回生殖羽へ移行中。
今季は全国的にコシャクシギが多く確認されていますが、石垣島でも4羽のコシャクシギが確認されました。 先日、愛知県で見て来たコシャクシギ は水の張られた田んぼにいましたが、石垣島や沖縄ではサトウキビ畑か牧草地に入るケースがほとんどです。ところ変わればいろいろな環境を利用するのですね。
シーズン中、石垣島を留守にしていたのでハリオシギは難しいかと思っていましたが、1羽だけ確認できました。チュウジシギはまだまだ残っていましたが、タシギはゼロでした。例年のパターンです。
ソリハシセイタカシギは昨年秋から散発的にやって来ます。今季は、ほかの淡水シギは少ないようです。
サトウキビ畑にコシャクシギが4羽。最初は遠かったけど、車内から静かにみているとだんだん近くに来ました。
コシャクシギの正面顔。なんとも愛らしい。^^
少しだけ翼も広げてくれました。
最初はこんな感じで遠く、サトウキビの丈がコシャクシギより高く見にくかった。
石垣島のハリオシギは渡り終盤ですが、なんとか1羽だけ見つけられました。
ソリハシセイタカシギは複数箇所で3羽。
チュウジシギはまだまだ残っていました。
こちらは別個体。
タマシギのメス。石垣島で唯一繁殖するシギです。すでに繁殖期が始まっています。
今シーズンは淡水シギが少ないですが、コアオアシシギはいつもどおり。
タカブシギの夏羽。毎年、かなりの数がやってくるのですが、この春は少なかったです。
アオアシシギも例年に比べるとかなり少ないようでした。
島内では、どこに行ってもリュウキュウアカショウビンに出会えます。今が、一番見やすい時季ですね。
飛んでいる姿はアカショウビンと見まごうのは、田んぼのリュウキュウヨシゴイ。繁殖期を前にしてますます美しくなっています。
心配になるぐらい警戒心のないアカショウビン。
林道で出会ったオスのアカショウビンは、散歩の人が歩こうが、全く同じていませんでした。
水浴びするリュウキュウヨシゴイのオス。
水浴び後にブルッとしていました。
飛ぶリュウキュウヨシゴイ。繁殖期序盤でとても美しいです。
コアジサシが飛来しました。3羽確認。海岸ではメダイチドリ、オオメダイチドリ、ムナグロ、キアシシギ、トウネン、キョウジョシギなどが多く飛来しています。
今季初のコアジサシ。
オオメダイチドリは数羽が複数箇所に飛来。
メダイチドリは70羽ほどが飛来。
キアシシギも増えてきました。
チュウシャクシギは3羽。
ダイゼンも3羽。
ムナグロは40羽ほど。冬羽から夏羽までさまざまなステージの換羽個体がいました。
トウネンは7羽。冬羽から夏羽までさまざま。
近所のアカショウビンは毎日、午前4時から午前9時ごろまでと夕方5時ごろから一斉にさえずり出します。
カンムリワシは繁殖期真っ盛りで出会いは少ないです。成鳥に出会うと繁殖に失敗したのかと心配になりますね…。
アオバズクはこれから繁殖期。毎年、子育てする場所を見回ってみると3羽が確認できました。ことしも戻ってきてくれたようです。
近所のリュウキュウアカショウビン。一生懸命さえずっていました。
カンムリワシのメス個体。近辺を調査している石垣市教育委員会によると子育て進行中。
アオバズクの営巣地を回ってみると3羽を確認。今年も同じ場所で子育てするようです。
オウチュウが石垣島島内で1日に7羽が確認されました。沖縄本島でも8羽ほど飛来しているようです。今年はオウチュウの当たり年のようです。^^
ほかにもベニバトやオオタカなども現れ、石垣島に春の渡りの第2波がやってきたようです。
田んぼに現れたオウチュウ。
オウチュウの正面顔。くちばし付け根の白い斑点が目立ちます。
この草がお気に入りのようで何度も戻ってきていました。
繁殖期に入ったリュウキュウヨシゴイは活発に動き回っています。