2020年5月25日(旧暦では2020年閏4月3日)
息子を保育園へ送る準備をしていると鳥友から「ミドリカラスモドキがいるぞ。しかも成鳥」との連絡。ミドリカラスモドキの幼鳥は石垣島で何度か見たことありますが、成鳥は初めて。石垣島の記録としても成鳥の飛来は初めてと思われます。
早く見たいという、はやる気持ちを抑えつつ保育園に息子を送った後、現場へ直行しましたが、残念ながら姿は見えず。しかし、しばらく待ってみるとアカメガシワの枝の中から黒い影が飛び出て電線へ止まりました。ミドリカラスモドキです。
数日前から別の場所で幼鳥が出ておりこの日も滞在中ですが、そちらはタイミングが悪く見ることができませんでした。成鳥のミドリカラスモドキはバッチリ撮影もできたのでよしとしましょう。^^
ミドリカラスモドキは、アカメガシワの実がお気に入りのようで、電線に飛んでは何度も戻ってきていました。
電線でシロガシラと並ぶとほぼ同じ大きさで、目で見る印象よりも小さいようですが異国情緒漂う姿は田んぼでも目立っていました。^^
ミドリカラスモドキの「ピヨーッ」という金属的な笛のような鳴き声とカラスに追われた時の「ギャーッ」という警戒鳴きも聞くことができました。
ミドリカラスモドキ ミドリカラスモドキの成鳥。電線に止まる以外は、葉の茂った木に潜ってしまいなかなか見つけるのが大変でした。
ミドリカラスモドキ 警戒心はあまりありませんでしたが、カラスとディスプレイ飛行をするキジバトにはよく反応していました。
ミドリカラスモドキ 光の角度によっては、金属光沢を帯びた美しい姿を見せてくれました。ミドリカラスモドキの名が示す通り、深い緑色の羽と赤い目が印象的です。
ミドリカラスモドキ ディスプレイ飛行のキジバトがミドリカラスモドキの上空を通り抜ける時は、このような逃げの体勢をとっていた。いつでも降下して茂みに隠れられるようにしているのだろうか。
2020年5月25日(旧暦では2020年閏4月3日)
先日のリュウキュウアオバズク と合わせて2ペアが近所で繁殖に入っています。こちらのペアは抱卵に入ったようです。昨年、この近くで繁殖した個体と比較するとどれとも当てはまりません。昨年も繁殖していたけど見落としていたのか、それとも新たにこの場所へやってきたのか分かりませんが、ヒナが巣立つまで見守ることとします。
近くでは、コノハズクも営巣 しており、うまくいけば7月の終わりごろには、巣立ったヒナたちの姿をみることができると思われます。
リュウキュウアオバズク 近くにほかのアオバズクはおらず、おそらくメス個体が抱卵していると思われますが、営巣木らしきは見当たりませんでした。
2020年5月25日(旧暦では2020年閏4月3日)
石垣島では、2週間ほど前に複数羽の若いベニバトが観察されましたが、今日は、2カ所にて5羽のベニバトが現れました。オス3羽、メス2羽はすべて成鳥のようでペアリングしていると思われる個体もいました。石垣島での繁殖も目前か?!
石垣島では日本一早い新米「超早場米」の収穫が5月中旬ぐらいから始まり、米に集まるベニバトなどの観察がしやすくなります。
シマキンパラの小さな群れは、今年巣立った幼鳥を引き連れていました。石垣島では、街路樹のフクギなどにワラなどを集めて巣を作り繁殖していますが、大幅に数を増やすこともなく細々と生きている感じです。
ベニバト 春の渡りでやってきたオス成鳥のベニバト。キジバトと一緒に過ごしていました。
ベニバト シマキンパラ シマキンパラの成鳥。米も食害しますが、雑草の種子も食べてくれます。
シマキンパラ シマキンパラの幼鳥。この小さな群れは、幼鳥を何羽か引き連れていました。
2020年5月25日(旧暦では2020年閏4月3日)
5月10日に70羽以上が今季初飛来したオオアジサシはまだ大半が石垣島に逗留中。この後、繁殖地の尖閣諸島へ渡っていきます。
ここ数日、天気の悪い八重山地方ですが、オオアジサシたちは二十数羽が海面を飛び回り、獲物を捕まえていました。
大きなオオアジサシに交じり小さなアジサシも舞っています。双眼鏡でのぞいてみるとクロハラアジサシが数羽いました。オオアジサシとともに獲物を狙っていました。
オオアジサシ 近くまで来てくれるのですが、どうしても真っ白な空がバックになってオオアジサシの良さが出ません。 ^^;
オオアジサシ オオアジサシ あちこちで急降下するオオアジサシの姿が見えるのですが、全て遠かったですね…。
クロハラアジサシ クロハラアジサシも数羽、オオアジサシの群れと交じり狩りをしていました。
オオアジサシ 雨が強くなってきましたが、オオアジサシは盛んにエサをとっていました。防水機能のない私は退散です…。
知らないうちに、最近カメラにハマっている3歳の息子がオオアジサシ撮影中の私を後ろから撮ってくれていた。^^