2016年9月7日(二十四節気の白露、旧暦では2016年8月7日)
石垣島に住んでいるころは、幼鳥かメスしか見たことがなかったツルクイナですが、 石垣島のフィールドガイドのスポッター さんのおかげで念願のツルクイナのオス成鳥を観察、撮影することができました。しかも、幼鳥2羽も同時に出てきました。石垣島に行く時は、毎回何かとお世話になっています。
今回は、スポッターさんに三脚や雲台まで貸していただきました。しかも三脚はジッツオの6型、雲台はザハトラーのFSB8でした。なんという至れり尽くせり。知人やこのウェブログに問い合わせをいただいた方など何人か紹介していますが、みなさん大変喜んでいます。石垣島で野鳥ガイドを頼むならおすすめですよ。^^
ツルクイナは撮影現場に着くと土砂降りになり半ば諦めかけていましたが、午後6時ごろになると雨も止み6時半ごろに登場しました。よかったよかった!!
石垣島シリーズ(9月4〜6日)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ編)
石垣島でバードウオッチング(シギ・チドリ、セキレイ編)
石垣島でバードウオッチング(ハシブトアジサシ、クロハラアジサシ編)
ツルクイナ 土砂降りもなんとか止み、初撮影が叶ったツルクイナのオス。かっこいいクイナです。
2016年9月7日(二十四節気の白露、旧暦では2016年8月7日)
海岸でシギやチドリを観察していると見慣れないアジサシの仲間が現れました。双眼鏡で見てみるとハシブトアジサシでした。昨年も同じ海岸で何度か目撃していましたが、撮影できたのは初めてです。
ハシブトアジサシは、カニを専門に獲るアジサシで、干潮で出現した砂浜を低空飛行しては、巣穴から顔を出したカニを見事に捕まえていました。
田んぼには、クロハラアジサシが雨の中、数羽休んでいました。
エリグロアジサシなどは見られませんでした。南へ渡ってしまったのでしょうか。
石垣島シリーズ(9月4〜6日)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ編)
石垣島でバードウオッチング(シギ・チドリ、セキレイ編)
石垣島でバードウオッチング(念願のツルクイナ編)
ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ このように超低空飛行をしては巣穴から顔を出すカニを捕まえていました。
ハシブトアジサシ 小さなカニは飛びながら飲み込んでしまいますが、このように大きめのカニを捕まえると地面に降りて解体してから食っていました。
ハシブトアジサシ 曇り空でしたが、時折、日が差してハシブトアジサシを照らしてくれました。夏羽も見てみたいものです。
クロハラアジサシ 雨に濡れながら田んぼで休むクロハラアジサシ第1回冬羽。
2016年9月7日(二十四節気の白露、旧暦では2016年8月7日)
海岸や田んぼなどに秋の渡りのシギ・チドリがたくさん入っていました。沖縄本島に異動してからは、あらためて石垣島の野鳥の密度の濃さに気付かされました。早く島に帰りたいなー。
エリマキシギやトウネン、ヒバリシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、セイタカシギ、ジシギ、オオメダイチドリ、シロチドリ、ムナグロなどどこにでも何かしらのシギチがいました。^^
また、田んぼにはツメナガセキレイやキセキレイなどセキレイの仲間もたくさん入っていました。イワミセキレイは残念ながら探せませんでした。
石垣島シリーズ(9月4〜6日)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ編)
石垣島でバードウオッチング(ハシブトアジサシ、クロハラアジサシ編)
石垣島でバードウオッチング(念願のツルクイナ編)
エリマキシギ トウネン トウネン幼鳥。田んぼでヒバリシギと行動を共にしていました。
ヒバリシギ トウネン ヨーロッパトウネン!! と思ったのですが、どうもただのトウネンらしいです。残念…。
ヒバリシギ オオメダイチドリ カニを捕まえたオオメダイチドリ。幼鳥かな? 忍び足で近づき、パクッと捕まえます。
ソリハシシギ ソリハシシギも砂浜を駆け回りながらカニを捕まえていました。
チュウシャクシギ チュウシャクシギは波打ち際を歩きながら、カニの巣を見つけては長いくちばしを差し込みカニを探していました。
キアシシギ キアシシギは、近くに舞い降りると物悲しそうな鳴き声を上げていました。
チュウジシギ ジシギも数羽単位の群れがあちこちの田んぼに入っていましたが警戒心が強いです。
ツメナガセキレイ たくさんいたツメナガセキレイ。越冬個体は、これからまだまだ増えると思います。
2016年9月7日(二十四節気の白露、旧暦では2016年8月7日)
7月にも訪れた石垣島ですが、また行ってきました。^^
石垣島の師匠が、営巣調査を続けていたカンムリワシのつがいの育て上げた幼鳥に久しぶりに会えました。
1カ月半ほど前に撮影 した時は、まだまだ巣からは離れずに親鳥に餌をもらっていましたが、今回は、巣から100メートルほど離れた場所で獲物を探していました。
このカンムリワシのつがいのオスは、幼鳥の時の2011年1月5日に交通事故に遭い、同年1月29日に放鳥された個体です。右足に黒地に「C」の文字が刻印された足環が装着されています。5年目にして繁殖成功ということになります。素晴らしいですね。^^
師匠に会えなかったのは残念。
石垣島シリーズ(9月4〜6日)
石垣島でバードウオッチング(シギ・チドリ、セキレイ編)
石垣島でバードウオッチング(ハシブトアジサシ、クロハラアジサシ編)
石垣島でバードウオッチング(念願のツルクイナ編)
カンムリワシ 約1カ月半ぶりに再会したカンムリワシの幼鳥。順調に餌取りなども覚えているようです。
カンムリワシ こちらはいつもの林道にいるカンムリワシ。同じ林道で幼鳥1羽を見かけたのですが、この個体の子どもなのでしょうか。