2025年7月2日(旧暦では2025年6月8日)
アカショウビン、リュウキュウコノハズク、アオバズク、ツミとそれぞれ順調に繁殖が推移しています。
リュウキュウアカショウビン 自宅近くで繁殖中のアカショウビンが2ペア。今季の巣は自宅から死角なので状況はよく分からず。餌は運んでいるので順調だと思われます。
リュウキュウアカショウビン ヒナに餌を持って来たアカショウビン。獲物は大きなキノボリトカゲでした。
上と同個体。餌を渡した後、近くの木に止まっていた。
リュウキュウコノハズク 広場のリュウキュウコノハズクのオスは巣を見張っています。
リュウキュウコノハズク 藪の奥にいたリュウキュウコノハズクのオス。目を閉じていますが、こちらには気づいています。
リュウキュウアオバズク 公園のアオバズクのオスも見張り。半径数十メートルに3ペアが営巣する過密地帯。
リュウキュウツミ 毎年、リュウキュウマツの林で繁殖のツミ。今年はヒナが4羽といつもより多いようです。
2025年7月19日(旧暦では2025年6月25日)
石垣島ではシギやチドリの渡りが始まりました。海岸ではキアシシギやソリハシシギ、チュウシャクシギ、オオメダイチドリなどが姿を現し、田んぼにはアオアシシギやセイタカシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、コチドリなどが到着しました。これから、どんどん数、種類ともに増えて来ます。そして、8月下旬には待ちに待ったジシギたちもやってくることでしょう。
キアシシギ / ソリハシシギ 満潮に近くなると海岸の岩礁には、キアシシギとソリハシシギが集まりました。
アオアシシギ タカブシギ こちらも今季初のタカブシギ。あちこちの田んぼにかなりの数が入っていました。
アカアシシギ 毎年、幼鳥で一番乗りはアカアシシギ。今季も早速やって来ました。
ヒバリシギ イソシギ イソシギは増えて来ました。移動組が入って来ていると思われます。クマゼミの羽をタカブシギと取り合っていました。
セイタカシギ チュウシャクシギ イソシギ オオメダイチドリ オオメダイチドリも移動組がやって来ているようです。
コチドリ タマシギ タマシギは石垣島で繁殖する留鳥。いつもの田んぼにメスがいました。
ハシブトアジサシ 今季初のハシブトアジサシも到着。左の翼から出血しているようでした。
ハシブトアジサシ 河口には、たくさんのカニがいるので急降下しては捕まえていました。
エリグロアジサシ 沖合の岩礁で繁殖中のエリグロアジサシは潮が満ちてくると河口付近で水浴びしに来ます。
2025年7月19日(旧暦では2025年6月25日)
キンバトも繁殖の終盤にさしかかり、遭遇する機会が増えてきました。アオバズク、リュウキュウコノハズク、アカショウビンはどんどん巣立ちが進んでいます。
今季初のリュウキュウヨシゴイやムラサキサギ、コサギの幼鳥を確認しました。
キンバト 自宅近くでキンバト。幼羽が少し残っています。2歴年目のメスでしょうか。
リュウキュウアオバズク 御嶽のアオバズク。例年のことながら、巣立ちしたカラスがやってきて大騒ぎです。
ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイのオス。この時季、婚姻色はほとんど消えてしまっています。
ズグロミゾゴイ 上の個体といたズグロミゾゴイのメス。今季の繁殖は成功したのでしょうか。
リュウキュウヨシゴイ 未耕作地の田んぼから顔をのぞかせていたリュウキュウヨシゴイのオス。
リュウキュウヨシゴイ ムラサキサギ ムラサキサギの幼鳥。これからどんどん増えて成鳥に追い払われる姿をよく見るようになります。
コサギ シロハラクイナ シロハラクイナの幼鳥。真っ黒のヒナをつれたペアにもよく遭遇します。ワンシーズンで複数回の繁殖を行うのかもしれません。
オオバン 石垣島で越夏したオオバン。沖縄本島でも数年前から越夏するようになっています。石垣島でも今後、増えるかもしれませんね。
2025年7月22日(二十四節気の大暑、旧暦では2025年6月28日)
参議院選挙で那覇へ出張したついでにやんばるに行って来ました。
午後9時半ごろに当確が速報で流れ、午後11時までには出稿とシャワーを済ませてやんばるへ出発。日付が変わって午前1時ごろに到着しました。雨上がりで条件はよかったのですが、オオコノハズク1、リュウキュウコノハズク2、アオバズク0と不調でした。一方、ヤンバルクイナは木の上で寝ている4個体と道路を歩いている2個体の計6個体を確認することができました。ついでにケナガネズミにも遭遇しました。
ヤンバルクイナ 木の上で寝るヤンバルクイナ。残念ながらオオコノハズクの撮影はかなわず。やんばるに行ってオオコノハズクの写真が撮れなかったのは今回が初めてです。
2025年7月25日(旧暦では2025年閏6月1日)
ジャワアカガシラサギが到着しました。石垣島や沖縄本島では、ここ10年ほどで珍しくなくなりました。ジャワアカガシラサギの後にアカガシラサギがやってくるのが、近年の定番の渡りの動きとなっています。
ジャワアカガシラサギ 単独で現れたジャワアカガシラサギ。田んぼでオタマジャクシや昆虫を捕まえていました。
リュウキュウヨシゴイ リュウキュウヨシゴイは繁殖を終え、成鳥、幼鳥とも出会いが多くなっています。
リュウキュウアカショウビン アカショウビンも繁殖を終えています。10月の初旬ごろまでは石垣島に滞在します。
2025年7月30日(旧暦では2025年閏6月6日)
石垣島では、シギの秋の渡りが日を追うごとに活発になり、種類数とも増えてきています。
田んぼでは、今季初となるサルハマシギやハマシギ、ヒバリシギを確認。コチドリは幼鳥もやってきました。タカブシギは数十羽の群れを各地の水田地帯で見ることができます。アオアシシギも多く通過中です。クロハラアジサシも今季初で4羽が飛来していました。
サルハマシギ ハマシギ こちらも今季初のハマシギ。7月中の滑り込みで確認。この時期、夏羽がぼろぼろですね。
ヒバリシギ タカブシギの群れに交じって、ヒバリシギが数羽飛来。今季初認です。
アオアシシギ コチドリ コチドリ クロハラアジサシ クロハラアジサシは小さな群れが水田地帯の上を飛び回っていました。
ジャワアカガシラサギ ジャワアカガシラサギは滞在中。近年は越冬する個体も増えています。