2025年2月1日(旧暦では2025年1月4日)
沖縄本島へ家族旅行のついでに越冬中の2羽のイワミセキレイと日本初記録のアメリカオオセグロカモメを見てきました。
現地の友人らの協力もあり、短時間でしたが目標の両種を見ることができました。^^
イワミセキレイ 石垣島に毎年、現れるイワミセキレイですが、2羽同時に見られる貴重な機会ということではるばる北部まで足を延ばして観察してきました。
イワミセキレイ 娘と二人で観察。イワミセキレイの地鳴きも近距離で聞くことができました。
イワミセキレイ ほ場に積み上げられた堆肥についているようでした。草の間を行ったり来たりしていました。
イワミセキレイ イワミセキレイ 2羽のイワミセキレイが写る貴重な写真も記録できました。
アメリカオオセグロカモメ 日本初記録のアメリカオオセグロカモメ。長逗留中で幼羽から第1回冬羽へ変わっていました。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 帰りに寄った田んぼでソリハシセイタカシギが単独でいました。
2025年2月3日(二十四節気の立春、旧暦では2025年1月6日)
市街地に近い田んぼに寄ったらカラムクドリ、ベニバト、アカガシラサギ、ムネアカタヒバリ、ヒバリ、ツメナガセキレイなどがいました。ちょっとした空き時間にも鳥見ができるのが石垣島のいいところです。^^
カラムクドリ カラムクドリ ベニバト ベニバトのオスはキジバトの群れに混じっていました。石垣島では、お馴染みの光景です。
アカガシラサギ 昨年から長いこと越冬しているアカガシラサギ。少なくとも2羽が同じ田んぼにいます。
ヒバリ 石垣島はもちろん沖縄全体でも飛来が少ないヒバリ。ムネアカタヒバリの群れを見ていたら鳴き声がしたので端からサーチしたらいました。
ムネアカタヒバリ ムネアカタヒバリ 換羽状態がさまざまで赤みが強く残る個体も多いです。
ツメナガセキレイ ツメナガセキレイ第1回冬羽。こちらは20羽ほどがムネアカタヒバリとともに行動。
2025年2月5日(旧暦では2025年1月8日)
前日までの強い北風に運ばれてきたのか、クロハラアジサシとムナグロを複数箇所で確認。両種が本格的に増えるのはまだ先です。
職場の駐車場にあるゲッキツの実を食べにカラムクドリが十数羽やって来ていました。先日は、ミドリカラスモドキの群れも訪れるなど、町の鳥たちの餌場になっています。
クロハラアジサシ クロハラアジサシ冬羽。4月になるとどっと増えます。
ムナグロ ムナグロは田んぼやサトウキビ畑で確認。こちらも増えるのは4月に入ってからです。
カラムクドリ 職場にやって来たカラムクドリ。多い時は30羽ほどの群れも訪れます。
2025年2月12日(旧暦では2025年1月15日)
友人が石垣島を訪れるので、ナンヨウショウビンの滞在をチェック。いつもの海岸で元気に過ごしていました。昼間っから酒盛りしているおじさんたちがいますが、あまり気にする様子もありません。歩行者がくると逃げますが、すぐに定位置のテトラポットや防風林の枝にもどってきます。
カタグロトビは市役所に行った帰りに発見。電話線に止まってネズミを食っていました。町の個体は人への警戒心が薄れて観察しやすいですね。
ナンヨウショウビン テトラポットのナンヨウショウビン。こんなところに止まるので、尾羽の擦れが激しいのでしょう。
ナンヨウショウビン かなり近いのですが、植生の隙間から見ているのでリラックスしています。
カタグロトビ 石垣島のカタグロトビは一年に何度も繁殖するので、なんと呼んでいいのか分かりませんが、この個体は幼羽から換羽しつつあります。
サシバ 越冬中のサシバ幼鳥。来月には北へ渡ってしまうことでしょう。
ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイのオス。移動組のハクセキレイも見かける季節になりました。
オオウナギ ナンヨウショウビンを見ていたらオオウナギがティラピアらしき魚を食っていました。
2025年2月22日(旧暦では2025年1月25日)
石垣島のちょっといいカモと言えば、メジロガモ。今季は単独での飛来でした。警戒心はあまりなく、観察しやすい個体です。
田んぼで娘とバードウオッチングをしているとカタグロトビの幼鳥が目の前の枝に止まりました。猛禽類好きの娘は大喜びでしたが、この後、車のエンジンをかけようとすると無反応…。レッカーを呼んで整備工場送りとなりました…。^^;
メジロガモ キンクロハジロ キンクロハジロはダムには数百羽が滞在中ですが、この沈砂池には4羽がいました。
カタグロトビ カタグロトビの幼鳥。目の前に何度もやってきて獲物を探していました。
リュウキュウコノハズク かなり久しぶりの夜探。コンビニに行ったついでにリュウキュウコノハズクを数羽観察しました。
セイタカシギ セイタカシギは15羽が飛来。春の移動が始まっています。
クサシギ タシギ タシギは1月半ばに活発な移動がありましたが、今は落ち着いています。4月になれば多くの個体が石垣島を通過していきます。
2025年2月25日(旧暦では2025年1月28日)
2025年に入って3個体目のヤツガシラです。人や車の通りが多く、落ち着かない環境なのでいつまで滞在してくれるでしょうか。
ヤツガシラ 人や車が通過するたびに茂みに逃げ込んでいたヤツガシラ。獲物は豊富ですが落ち着かない様子です。
2025年2月26日(旧暦では2025年1月29日)
2月24日から滞在のヤツガシラはまだいました。驚いて一度、林に逃げ込むとなかなか出てこないようです。
今季、全国的に多いトラツグミは石垣島も例に漏れずであちこちで確認されています。大柄で迫力がありますね。
ヤツガシラ 昨日から滞在中のヤツガシラは頻繁に冠羽を立てていました。もう少し落ち着いた環境に移動したらいいと思うのですが…。
ヤツガシラ トラツグミ 警戒心を忘れてしまったトラツグミ。個体によって極端に人への反応が違いますね。
ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイの成鳥。これから繁殖期に入り、婚姻色に染まった鮮やかな姿を見せてくれます。
ジョウビタキ ジョウビタキが増えていました。渡りの移動組かと思われます。
2025年2月27日(旧暦では2025年1月30日)
ヤツガシラまだいました。落ち着かない環境ですが滞在3日目です。
ヤツガシラ ヤツガシラ 2025年2月28日(旧暦では2025年2月1日)
警戒心が弱いからか、2月24日に確認のヤツガシラはまだいました。結構長居してくれる予感がします。散歩の人や車両が通過しても逃げてかくれなくなりました。さらに警戒心が薄れているようです。
ヤツガシラ 警戒心はないので近い距離で観察できます。ゴキブリを次々と見つけ出していました。
ヤツガシラ ヤツガシラはかわいらしい姿でかなりの健啖家。石垣島は芝生の中にゴキブリが多く潜んでいるようで、長いくちばしを地面に差し込んでは次々と捕獲していました。
ヤツガシラ