日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2025年1月3日(旧暦では2024年12月4日)

年末年始を名古屋で過ごし、ほんの1時間ほど鳥見。セグロセキレイを見たかったのですが、残念ながらかないませんでした…。

ホオジロ

沖縄では、ほとんど見る機会のないホオジロ。

ヒバリ

ヒバリも沖縄では数少ないです。

モズ

モズもかなり珍しい。

タシギ

ジシギは30羽ほど確認しましたが、全てタシギでした。

ノスリ

ノスリは全く警戒心がなくて驚きました。沖縄で見る個体は警戒心が強い個体ばかりです。

Category:野鳥
2025年1月8日(旧暦では2024年12月9日)

ソリハシセイタカシギは1羽になってしまいましたが、警戒心もなく長期滞在中です。近くにはタゲリ数羽とケリ2羽も逗留しています。

タシギの群れも同じ場所で滞在。チュウジシギやハリオシギはいません。コハクチョウ2羽も仲良く南の島で越冬中です。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

11月に11羽で飛来したソリハシセイタカシギも少しずつ数を減らして最後の1羽となりました。

タゲリ

タゲリは幼鳥ばかりの群れが到着。

ケリ

沖縄や石垣島では数少ないケリですが、今季は2羽が滞在中です。

タシギ

タゲリの40羽ほどの群れもまだいました。

タシギ

大きな群れの近くにいるのですが、なぜか合流しないタシギ。いつも少し離れている個体です。

コハクチョウ

コハクチョウも11月から滞在。狩り残した水稲がたくさんあるので、餌には困らないようです。

Category:野鳥
2025年1月8日(旧暦では2024年12月9日)

昨年末から滞在しているオオノスリは2個体とも幼鳥ということもあって、警戒心がそれほど強くなく観察できる機会は多いです。農地にいない時は山裾のお気に入りの木に止まっていることが多いです。

カンムリワシh幼鳥、成鳥とも見やすくなっています。寒い日が続くと獲物が獲りにくくなり、幼鳥の元気がなくなるので心配です。

オオノスリ

水路のそばの枝に止まり、オオバンを狙うオオノスリ。この後、急降下で水路に飛び込みましたが、狩りには失敗していました。

オオノスリ

別個体のオオノスリ。田んぼの上を旋回するとオオバンたちは、お互いに身を寄せ合って警戒していました。

カンムリワシ

田んぼの畔で餌探しするカンムリワシ幼鳥。

カンムリワシ

こちらの幼鳥も田んぼの近くで獲物を待ち伏せ。

カンムリワシ

県道沿いの街路樹にいたカンムリワシの幼鳥。最近、この場所でよく目撃されますが、交通事故が心配ですね。

カンムリワシ

カンムリワシの成鳥が現れると幼鳥は一目散に逃げて行きます。

カンムリワシ

こちらの成鳥は小さな水路を見下ろしていました。カニかカエルでもいるのでしょうか。

Category:野鳥
2025年1月10日(旧暦では2024年12月11日)

公園で弁当を食べていたらズグロミゾゴイの幼鳥が近づいてきました。餌付けをされているわけではなく、たまたま近寄っただけのようでした。それにしてもズグロミゾゴイの幼鳥の警戒心のなさは心配になる…。

田んぼにはアカガシラサギが3羽ほど越冬中。水路に降りたり、草むらに入ったりとさまざまな環境で餌をとっているようです。

昨年の11月に放鳥されたカンムリワシの幼鳥の「はやて」を久しぶりに確認。放鳥地点から直線距離で10キロ以上も南下してきていました。市街地に近く、交通量が多いので事故に遭わないか心配です。

ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイの幼鳥。昨年、生まれたので成鳥の羽衣に変わりつつあります。

ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイの成鳥。巣作りにはまだ早いのですが、枝を拾ったりしていました。

アカガシラサギ

水路のアカガシラサギ。小さな魚を狙っています。

アカガシラサギ

田んぼのアカガシラサギ。畔沿いを歩きながら小さな昆虫などを捕まえていました。

カンムリワシ

カンムリワシの「はやて」。交通事故に遭って救護され、昨年の11月23日に野生復帰した個体です。左足に「8」が刻まれた緑の足環が見えます。

ツメナガセキレイ

ツメナガセキレイ第1回冬羽。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリは30羽ほどの群れで越冬中。

放置自動車のミラーに映る姿を攻撃するキセキレイ。フンの跡からするとずいぶん前からこの状態のようです。かわいそうなのでミラーは閉じておきました。

Category:野鳥
2025年1月14日(旧暦では2024年12月15日)

昨年の10月に石垣島に現れたナンヨウショウビンは無事に年を越して元気に越冬中です。橋から観察するぶんにはいいんですが、近くで見ようと農道を歩いて近づくとあっという間に飛び去ってしまいます。一度、いなくなると次に現れるのは何時間後になるか分かりません。車両での接近をお勧めします。ただし、普通の乗用車だと座席が低くて水路がのぞけませんので、ワンボックスか軽トラ、軽バンなどをレンタルしましょう!!

この日は、ムカデやミナミトビハゼを捕まえていました。これまで確認できた餌生物はカニ、ヤドカリ、ムカデ、ミナミトビハゼとなりました。2017年8月から2018年4月にかけて沖縄本島の漫湖湿地で越冬したナンヨウショウビンはカニの捕食しか確認できませんでしたが、環境が変わればさまざまな生き物を餌とするようです。

ナンヨウショウビン

ムカデを捕まえたナンヨウショウビン。アカショウビンもカンムリワシもイソヒヨドリも鳥類はムカデが大好物のようです。

ナンヨウショウビン

ムカデの次は、ミナミトビハゼを捕まえました。獲物の表情は絶望的です…。

ナンヨウショウビン

石垣島にナンヨウショウビンがやってきて3カ月が経ちます。頭部や背中の換羽が少し進んでいるようです。

ナンヨウショウビン

車から観察する分には全く警戒しないので、羽毛をふくらませてリラックスしています。

ナンヨウショウビン

徒歩で近づいた鳥屋に驚いて飛んだナンヨウショウビン。尾羽のT1とT2は換羽しているようです。

Category:野鳥
2025年1月16日(旧暦では2024年12月17日)

ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて数十羽の群れの中にシベリアツメナガセキレイが1羽いました。今季はツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリなどが少なくさみしい限りです。

シベリアツメナガセキレイ

シベリアツメナガセキレイ第1回冬羽。

ツメナガセキレイ

(キマユ)ツメナガセキレイ第1回冬羽。

ツメナガセキレイ

こちらも(キマユ)ツメナガセキレイ第1回冬羽。

マミジロツメナガセキレイ

マミジロツメナガセキレイ第1回冬羽。

タヒバリ

タヒバリは数羽交じっていました。

ムネアカタヒバリ

石垣島や沖縄ではタヒバリよりムネアカタヒバリの方が圧倒的に多いです。

シベリアハヤブサ

シギを見ていたらハヤブサがいつもの場所にやってきました。狙いはオオバンですが、軽トラが通ったのでどこかへ飛んで行きました。

タシギ

タシギ第1回冬羽。

Category:野鳥
2025年1月22日(旧暦では2024年12月23日)

今季は目撃が多いトラツグミ。警戒心が強いので、写真が撮れたのはこの個体が初めてとなりました。石垣島ではシロハラやアカハラも滞在中ですが、ツグミの姿がほとんど確認できません…。

ソリハシセイタカシギは長逗留、オジロトウネン、コチドリ、ヒバリシギ、タカブシギあたりは少しだけ増えてきました。春の渡りがそろそろ始まるのでしょうか。

トラツグミ

田んぼに現れたトラツグミ。シロハラやアカハラに比べると一回りほど大きく、派手な模様と相まって迫力がありますね。

シロハラ

わが家の庭に毎日、現れるシロハラ。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

長期滞在中のソリハシセイタカシギ。

オジロトウネン

オジロトウネンは小さな群れで飛来。

コチドリ

コチドリは20羽ほどの群れ。

タシギ

タシギは20羽ほどが越冬中。

Category:野鳥
2025年1月24日(旧暦では2024年12月25日)

防衛大臣が与那国島に来るので、またまた出張。仕事の合間に少しだけバードウオッチングもしてきました。^^

農地を走るとノゴマやアカヒゲ、チョウセンウグイス、ウグイス、コムシクイ、エンベリの鳴き声が聞こえます。石垣島と比べるとその密度はかなり濃いですね。短い時間でしたが、かなり楽しむことができました。

ノゴマ

朝方のノゴマ。地鳴きしながら藪の中を移動していました。

ノゴマ

ノゴマはだいたいこんな感じ。アカヒゲはさらに難しく確認できたのは声だけ…。

チョウセンウグイス

草むらに現れたチョウセンウグイス。

チョウセンウグイス

こちらは林縁部を3羽で移動していたチョウセンウグイス。

ウグイス

林道で見つけたウグイス。

コムシクイ

コムシクイも地鳴きで発見。少しの間だけ、姿も見ることができました。

ミヤマホオジロ

10羽ほどの群れでいたミヤマホオジロ。

アオジ

沈砂池付近では単独のアオジを鳴き声で発見。カシラダカ、コホオアカもいましたが、写真に収めることはできませんでした。

マミジロタヒバリ

東崎にはマミジロタヒバリが3羽いました。久しぶりに見た気がします。

トラツグミ

田んぼの農道にいたトラツグミ。

ルリビタキ

ルリビタキも数羽確認。

ジョウビタキ

ジョウビタキはそこそこの数が越冬中です。

シロハラ

シロハラは集落内から墓地、農地、林道までさまざまな場所に相当数が越冬しています。

アカハラ

シロハラに比べると少ないですが、アカハラも越冬中。

ツグミ

ツグミは南牧場に集中して滞在しています。

インドハッカ

インドハッカは年々、数を増やしています。夕方の租納は電柱でねぐらをとるインドハッカで騒々しいです。

ムラサキサギ

与那国島では少なめのムラサキサギ。今回は幼鳥を1個体のみ確認。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウの第1回冬羽。警戒心の全くない個体でした。

イソシギ

芝生にいたイソシギ。与那国島は田んぼがほぼ消滅してシギチがほとんどいません。

ムナグロ

学校の芝生にはムナグロが30羽ほど飛来。夜の大雨で避難してきたのかもしれません。

Category:野鳥
2025年1月31日(旧暦では2025年1月3日)

沖縄県内2例目となるクビワキンクロをキンクロハジロ600羽の中から探し出してきました。距離も200メートル以上離れており、枝葉で視界も限られるという条件でしたが、1時間ほど探してなんとか見つけることができました。浮かんでいるエリアが分かれば、あとは見失うこともなく1時間以上にわたり、観察することができました。

クビワキンクロ

クビワキンクロのオス生殖羽。2023年の宮古島に続き、県内2例目の貴重な記録となりました。

クビワキンクロ

寝ていますが、真ん中にいるのがクビワキンクロ。ほかは全てキンクロハジロです。目が慣れればすぐに見つけることができます。

クビワキンクロ

顔を上げてくれれば、クビワキンクロとキンクロハジロとの違いは一目瞭然。

タイワンハクセキレイ

タイワンハクセキレイの第1回冬羽。

ヒバリシギ

ヒバリシギの第1回冬羽。最近、増えてきました。戻り組の渡りが始まったのでしょうか。

ササゴイ

石垣島では珍しいササゴイ。鳴き声も聞くことができました。

コハクチョウ

まだ2羽で滞在しているコハクチョウ。

ミサゴ

ミサゴが水浴びに訪れました。こちらを気にしている様子だったので、速やかに現場を離れました。

シマアカモズ

幼鳥のころから毎年、勤め先の駐車場で越冬するシマアカモズ。数年が経ち、すっかり立派なオスの成鳥になりました。

Category:野鳥