2024年6月1日(旧暦では2024年4月25日)
6月恒例のレンカクが登場。沖縄本島にも同時に入っていますが、両個体とも若い個体のようです。今後、成鳥の夏羽に飛来にも期待です。
自宅リビングから見えるリュウキュウアカショウビンを久しぶりに撮影。鳴き声が特徴的で個体識別が可能。3年連続でやってきています。カラスが近づくと追いかけまわしているので、近くに巣があるようです。
自宅から半径数十メートルの徒歩圏内では、アカショウビンが3ペアほどやってきています。1ペアの巣は先日の大雨で崩壊。まだ時期が早いので、どこかで作り直すと思われます。
リュウキュウアカショウビン ビニールハウスの上がお気に入りのアカショウビン。自宅リビングから見えるアカショウビンです。^^
レンカク レンカク 最初は、こんな見づらいところにいましたが、しばらくすると代掻き後の田んぼへ移動しました。
2024年6月4日(旧暦では2024年4月28日)
ベニバトを3カ所で5羽確認。オス4羽とメス1羽でした。オオアジサシは数を増やして30羽ほど。これからさらに増えて、繁殖地に渡る寸前には100羽を超えます。
自宅近くで巣作りしていたアカショウビンは営巣木が大雨の影響で倒れてしまいました。まだシーズン序盤なのでほかにいいところを見つけてくれると思います。
ベニバト ベニバト 上の個体と一緒にいた個体。頭部の羽毛が常時、立ったままでした。
オオアジサシ オオアジサシは風向きがいいと目の前を飛び回ってくれます。
リュウキュウアカショウビン 自宅近くのアカショウビン。いつもお気に入りの枝で獲物を狙っています。
2024年6月5日(二十四節気の芒種、旧暦では2024年4月29日)
今季、2個体目のレンカクを娘との鳥見で発見しました。^^ 距離があったので、カメラのモニターで見せてあげると「かわいー!!」と喜んでくれました。 数日前の個体 は第1回夏羽へ移行中の個体でしたが、こちらは成鳥のようでした。動画には娘の鼻息の音が入っています。^^;
リュウキュウコノハズクの見張りは、いつもよりも低い木にいました。今月末ごろにはヒナが巣立つと思います。
リュウキュウアカショウビンの新たな巣を発見。まだ作っている最中のようでした。動画では巣穴を掘りながらオスとメスが鳴き交わしています。
レンカク 今季2羽目のレンカク。1日だけの滞在のようでした。
リュウキュウコノハズク リュウキュウアカショウビン 巣穴を見上げるアカショウビンのオス。観察しやすい場所に巣穴を掘っていました。
2024年6月6日(旧暦では2024年5月1日)
今季の巣立ち第1号はリュウキュウアオバズクでした。昨年と同じ場所で2羽が無事に巣立ちました。アオバズクの巣立ちといては、かなり早いタイミングでした。
アカショウビンの巣穴掘りを確認。今季はアカショウビンの個体数が多く、見つけた巣の数も多すぎていくつだか忘れました…。どこも無事に推移していくことを願うばかりです。
今年は全国的に数が少ないように感じるソリハシシギを石垣島でも確認。遅いのは例年のことですが、数が少ないのが気になります。近くにはアカアシシギが1羽寂しくいました。キアシシギは複数が滞在。沖縄本島ではメリケンキアシシギも出ているので、石垣島でも期待しています。
リュウキュウアオバズク リュウキュウアオバズク ヒナに餌を持ってきたメス親(奥)。昼間だというのに5分で2回も獲物を運んでいました。
リュウキュウアカショウビン ソリハシシギ 数少ないソリハシシギ。繁殖地の状況が悪いのか渡りのコースが変わっているのか…。
アカアシシギ キアシシギ
2024年6月7日(旧暦では2024年5月2日)
まもなく始まる工事現場でコアジサシとシロチドリが繁殖中。コアジサシは抱卵中のペアが複数。シロチドリは少し飛べるようになったヒナから抱卵中のペアまでさまざま。
コアジサシ シロチドリ リュウキュウアカショウビン お隣さんの倉庫に止まるアカショウビン。後ろの赤い瓦はわが家の屋根。^^ 餌をとりに毎日、オス個体がやってきます。
2024年6月8日(旧暦では2024年5月3日)
ついに工事が始まってしまいました。絶滅危惧種のコアジサシが抱卵していようが、お構いなし。今頃になって鳥よけのテープや凧が設置されました。優しさがかけらも感じられませんね。環境省の示す「コアジサシ繁殖地の保全・配慮指針」の内容にも沿っていないやり方です。
コアジサシ 抱卵するメス(右)に餌を運んできたオス。鳥よけのために設置された猛禽類を模した凧に怯えながらなんとか給餌していました。
コアジサシ メスの腹の下には卵が二つ見えます。ほかにもいくつか抱卵中の巣があったのですが、見ている限りは鳥よけを恐れて巣に戻れないようでした。
コアジサシ 鳥よけが怖くて降りれず、警戒の鳴き声を上げながら上空を舞うコアジサシ。
シロチドリ シロチドリも怯えながらなんとか抱卵。かなりのストレスがかかっていると思われます。
コアジサシとシロチドリが繁殖する現場。すでに繁殖中にもかかわらず、猛禽型の凧や蛍光色のテープが設置されました。
2024年6月18日(旧暦では2024年5月13日)
今季3羽目のレンカクが飛来しました。沖縄本島でも複数羽が確認されています。今回の個体は、これまでで一番夏羽への移行が進んでいました。警戒心もなく、観察しやすい個体です。
同じ田んぼにツバメチドリやタマシギも現れます。リュウキュウヨシゴイは鳴き声のみ確認。
レンカク 水浴び後、羽ばたくレンカク。成鳥夏羽へ移行中のようです。
レンカク レンカク 稲刈りの終わった田んぼを歩き回りながら小さな巻貝などを食っていた。
ツバメチドリ タマシギ アオアシシギ
2024年6月21日(二十四節気の夏至、旧暦では2024年5月16日)
石垣島ではアカショウビン、リュウキュウコノハズク、アオバズク、サンコウチョウ、ズグロミゾゴイ、エリグロアジサシなど多くの鳥が繁殖シーズン真っ只中です。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズクのオス。2年連続で同じ場所で繁殖の個体。
リュウキュウアオバズク リュウキュウアオバズクのオス。アオバズクはすでに 巣立った ところもありますが、最盛期は7月に入ってからです。
リュウキュウサンコウチョウ リュウキュウサンコウチョウ 低い枝を伝って移動していたリュウキュウサンコウチョウのメス。子育て中だと思われますが、詳細は不明です。
ズグロミゾゴイ イシガキシジュウカラ イシガキシジュウカラの幼鳥。木の窪みにできた水たまりで水浴びしていました。
エリグロアジサシ 抱卵中のエリグロアジサシ。腹の下に卵が二つ見えます。
2024年6月26日(旧暦では2024年5月21日)
今季、最初のリュウキュウコノハズクの巣立ちを確認。何年も繁殖が続いている樹洞です。ペアも同じかもしれませんが、標識しないと確かなことはわかりませんね。今季は1羽だけの巣立ちだったので、同じペアが続いているなら親鳥の高齢化が要因の可能性もありますね。
リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズク リュウキュウコノハズク リュウキュウアカショウビン 自宅からアカショウビン。子育て中のようで、餌を取ると林内へ飛んで行きました。
2024年6月27日(旧暦では2024年5月22日)
巣立ち後のリュウキュウコノハズクのヒナを継続観察。先日よりは多少見やすいところにいました。近くにはメス親が見張り番です。
アオバズクも次々と巣立っていますが、まだヒナが小さいところではオス親が巣の近くで見張りに立っていました。
サンコウチョウの繁殖も順調にいっているようで、以前から観察中のペアから巣立ちしたヒナはだいぶ大きく成長していました。親鳥は2回目の繁殖に入ると思いますので、巣立った個体はヘルパーにつくかもしれませんね。
リュウキュウコノハズク 見やすい位置へ移動したリュウキュウコノハズクのヒナ。全身を見ることができました。
リュウキュウコノハズク リュウキュウアオバズク アオバズクのオス親。巣立ちはもう少し先のようです。
リュウキュウサンコウチョウ 親と変わらないぐらい立派に成長したサンコウチョウ。
リュウキュウサンコウチョウ 上の個体のメス親。2回目の繁殖に入りそうな気配でした。