2023年3月3日(旧暦では2023年2月12日)
今季も石垣島で越冬したオオノスリですが、なぜか今回はタイミングが悪くなかなか会えていませんでしたが、やっと近くで観察できました。やはりノスリとは違う雰囲気を放っています。飛び方も異なります。
カタグロトビは最近、2羽のヒナが巣立ったことがあったりと季節感なく繁殖しています。それでも暖かい季節が基本らしく、カンムリワシ同様、繁殖期で活発になっています。
オオノスリ オオノスリ オオノスリ オオノスリ オオノスリ カタグロトビ 2023年3月4日(旧暦では2023年2月13日)
石垣島内では何羽かアカガシラサギが越冬していますが、特に警戒心のないアカガシラサギが1羽いて個体識別に役立っています。全く逃げないので心配になるぐらいです。
アカアシシギ、アオアシシギ、オジロトウネンは越冬組。こちどりは一気に増えて20羽ぐらいの群れを複数確認。春の渡りが始まっています。
アカガシラサギ 手乗りのようなアカガシラサギ。冬羽ですが少しだけ夏羽が出だしました。
オジロトウネン アカアシシギ アオアシシギ タシギ コチドリ コチドリは急に増えました。春の渡りの北上個体と思われます。
2023年3月6日(二十四節気の啓蟄、旧暦では2023年2月15日)
ウグイスの動きが目立つようになってきました。海岸林などでは数羽が集まって渡りの準備をしているかのようです。下手くそなぐぜりも聞こえます。
ウグイス 海岸林と農地の境目を移動していたウグイス。数羽が一緒に動いている感じです。
ウグイス シマアカモズ ハチを捕まえたシマアカモズ。第1回冬羽。カラアカモズとかウスアカモズ感もあるのですが、第1回冬羽ではなかなか確定は難しいですね。
2023年3月16日(旧暦では2023年2月25日)
年末ごろから繁殖に入っていたカタグロトビのヒナが巣立ちました。今回は2羽でした。季節を問わず、繁殖するカタグロトビですが、年末からの繁殖は初めてかもしれません。繁殖力の強さに驚きます。
今回、無事に巣立ったのは2羽でした。巣立ち後は親から空中で餌を受け取るなど、飛行訓練を積み、今では自分で狩りができるまでになりました。
近くにいたカンムリワシは、親鳥から攻撃されてどこかへ逃げていきました。^^;
カタグロトビ カタグロトビ カタグロトビ カタグロトビ カタグロトビ こちらは親鳥。警戒心の弱いペアなので近くで観察できます。
カタグロトビ / カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシはこれから繁殖シーズン。今時期は、求愛給餌を見ることができます。
2023年3月21日(二十四節気の春分、旧暦では2023年2月30日)
昨年から越冬中のアカガシラサギ。4羽ほどいます。ジャワアカガシラサギと見られる個体も1羽滞在。トラクターで田んぼの天地返しが始まるとアマサギたちに混じってオートライシズムに参加していました。
ムラサキサギは昨年生まれの若い個体や成鳥と出会えます。成鳥は婚姻色となり美しさが増しています。
田んぼのシギはすっかり減って、アオアシシギやアカアシシギ、クサシギ、セイタカシギがパラパラといるだけ。越冬タシギも北上したようで、ほとんでいなくなりました。渡り組の飛来に期待。
アカガシラサギ アカガシラサギ アカガシラサギ アカガシラサギ 複数個体いるのでどれがどれだか分からなくなります。^^;
アカガシラサギ ムラサキサギ 婚姻色が出ているムラサキサギ。早い個体では巣材を運んでいました。
アマサギ サキシマヌマガエルを捕まえたアマサギ。カエルはなんとも悲しげな鳴き声をあげていました。
ズグロミゾゴイ 幼羽から成鳥の羽へ変わりつつあるズグロミゾゴイ。昨年生まれの個体です。
タシギ 田んぼをいくつか回ってみましたが、見つかったジシギはこのタシギ1羽のみでした。
2023年3月21日(二十四節気の春分、旧暦では2023年2月30日)
ヤツガシラが島内のあちこちで確認されています。今季はそこそこ良さそうなスタートです。
昨年から越冬中のバライロムクドリは換羽が少しずつ進んでいます。なるべく長く滞在してくれることを期待していますが、そろそろ渡ってしまいそうな予感が…。
最近、ギンムクドリの比較的大きな群れが勤め先の駐車場にやってきます。植えられているモクマオウの実を食べているようです。
警戒心の全くないトラツグミがいました。秋田県から来島中の友人が見つけて教えてくれました。昨年末から正月すぎにかけてトラツグミと出会う機会が多かったですが、その後は姿を消していました。この個体は春の渡途中で立ち寄ったようです。
ウグイスはチョウセンウグイスが全くいなくなった代わりに一気に増えました。ぐぜりを聞く機会も多いです。コホオアカやムネアカタヒバリは渡り組か島内移動組か分かりませんが、移動が激しく、増えたり減ったりです。
ヤツガシラ バライロムクドリ ギンムクドリ ギンムクドリ こちらはテリハボクの葉の隙間にくちばしを差し込んでいました。虫でも探しているのでしょうか。
ギンムクドリ 勤め先の駐車所には、20羽から40羽が毎日のように現れて賑やかです。
トラツグミ まったくこちらを気にしないトラツグミ。トラダンスも披露してくれました。
トラツグミ 落ち葉をひっくり返してミミズなどを食っていました。
ウグイス 地鳴きで存在に気付くことが多いウグイスは密度が濃くなっています。代わりにチョウセンウグイスはすっかり見なくなりました。
ウグイス シロハラ ムクドリの群れにシロハラが混じっていることがあります。
コホオアカ こちらも地鳴きで気付くことが多いコホオアカ。越冬数はそこそこいるのですが、撮影は難しい。
コホオアカ ムネアカタヒバリ ムネアカタヒバリも大きめの群れに出会うことが多くなりました。夏羽の個体も見えます。
ノビタキ 越冬したノビタキ。石垣島で越冬する個体は少ないです。
シマアカモズ 越冬シマアカモズはあちこちにいます。今の時季ぐらいから一気に換羽が進んでいきます。
2023年3月31日(旧暦では2023年閏2月10日)
ジャワアカガシラサギ1羽とアカガシラサギ3羽が滞在中。仲良く4羽がいつも一緒にいます。
ツバメチドリが増えてきました。この日は9羽が田んぼで休憩。雨で一休みといったところです。
田んぼのあぜにシベリアツメナガセキレイがいました。距離があり、草丈で姿が見え隠れして観察は困難。写真を数枚撮るのがやっとでした。近くにはタヒバリもいました。
越冬組のタシギはすっかりいなくなりましたが、移動組がちらほら。そろそろチュウジシギもやってくるころです。
シマアジは4羽が到着。石垣島の春らしいカモと言えばシマアジですね。
ジャワアカガシラサギ 冬羽ジャワアカガシラサギ。第1回冬羽と思われます。
ジャワアカガシラサギ 羽を広げたジャワアカガシラサギ。初列風切のP10が先端まで白いです。
アカガシラサギ ツバメチドリ シベリアツメナガセキレイ タヒバリ シベリアツメナガセキレイと行動をともにしていたタヒバリ。近くにムネアカタヒバリの群れが越冬中ですが、そちらには興味なし?
シマアジ シマアジのメス(左)とオス。オスは美しい生殖羽に変わっています。
タシギ タシギ アマサギ キンクロハジロ