2022年3月7日(旧暦では2022年2月5日)
名古屋に行ったついでに鳥見を少々。クビワキンクロ、ヨシガモ×ヒドリガモの雑種が見られたのが最高でした!! それ以外も石垣島ではなかなか見ることのできないミコアイサやカンムリカイツブリなどを見ることができました。
クビワキンクロ クビワキンクロのオス。北米のカモがまさか愛知県で見られるとは。ただ、鳥まで約200メートルと遠かった…。
雑種 ヒドリガモ / 雑種 ミコアイサ カンムリカイツブリ オカヨシガモ コガモ ツグミ 2022年3月8日(旧暦では2022年2月6日)
昨年の秋から今年にかけてオス3羽、メス1羽を確認したヨシガモ。シーズンで4羽も見るのは、沖縄ではかなり珍しいです。オカヨシガモのメス4羽と行動を共にしていました。
タシギは越冬組に渡り組が加わり多少賑やかになってきましたが、タシギ以外のジシギの確認はまだです。
繁殖シーズンに入っているタマシギが数日間、同じ草むらの中にいます。巣作り中なのでしょうか。
ズグルミゾゴイも繁殖シーズン到来で婚姻色が出だしています。
ハクセキレイも移動が活発で、20羽程度の群れをいくつか見ました。ホオジロハクセキレイも混じっています。
ツグミも増えたり減ったりで入れ替わりが激しい模様。春の渡りが始まっているようです。
水の張られた田んぼにはセイタカシギやアマサギ、アオサギが飛来していました。こちらも春の渡りの最中だと思われます。
ヨシガモ オカヨシガモ オカヨシガモのメス。上のヨシガモと群れをつくっていました。
タシギ 越冬タシギ。石垣島滞在中にすっかり人馴れして散歩の人が通ってもこの通り。
タシギ 渡り組のタシギ。距離はかなりありますが、この緊張っぷり。
タマシギ ズグロミゾゴイ 繁殖期序盤のズグロミゾゴイは婚姻色が出て顔が青く染まり始めています。
ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ。わずかに過眼線があるので、交雑しているのかもしれません。
ハクセキレイ ハクセキレイ ツグミ ツグミの成鳥。中央尾羽あたりに残るのは幼羽かと思いましたが、そうでもないみたい。
ツグミ セイタカシギ アマサギ アオサギ 渡り組のアオサギ。くちばしや足に婚姻色が出ています。
2022年3月12日(旧暦では2022年2月10日)
カンムリワシの幼鳥が放鳥されました。交通事故に遭い、治療を受けていた個体です。右足には白い字で「5」と刻まれた個体識別用の緑色の足環を装着しています。
石垣島ではカンムリワシの交通事故が相次ぎ、9日には環境省、沖縄県、石垣市から非常事態宣言が発出されました。石垣島では景気を楽しみながらゆっくりと走行してください。
カンムリワシ カンムリワシ 繁殖期序盤でカンムリワシが活発です。枝から獲物を狙う個体。
カンムリワシ こちらは道路側におりて獲物を探すカンムリワシ。事故に遭わないか心配です。
カンムリワシ この日は、農地を少し走っただけでカンムリワシを6個体確認しました。
2022年3月12日(旧暦では2022年2月10日)
仕事中にヤツガシラがいると連絡をもらい、時間を見つけて行きましたが、すでに移動した後か見つからず。副産物としてジャワアカガシラサギを発見しました。
沈砂池のメジロガモは、ほかのカモがほとんど消えたのにまだ滞在中。
海岸では春の渡りのシギやチドリが入れ替わり飛来します。この日はオオメダイチドリが特に多かったです。ほかには、シロチドリが数十羽にキョウジョシギ十数羽、ダイゼンが数羽、アオアシシギ、トウネン、ムナグロ、イソシギなど。
田んぼでは越冬組と渡り組のタシギが混在しています。セイタカシギやアカアシシギ、タカブシギなども増えてきました。
ジャワアカガシラサギ 畑のジャワアカガシラサギ。夏羽にかわりつつあるようです。
ジャワアカガシラサギ ジャワアカガシラサギにしては、若干、警戒心が強かったので遠くからの観察。
メジロガモ メジロガモ 上と同個体。渡ってきたばかりのころは警戒心が強かったですが、今ではこの通り。
オオメダイチドリ アオアシシギ ダイゼン 越冬したダイゼン。夏羽が数枚見えています。石垣島ではあまり多くないですが、今年は十数羽が越冬しました。
シロチドリ ムナグロ トウネン タシギ 2022年3月17日(旧暦では2022年2月15日)
水路にツルシギが2羽飛来していました。セイタカシギの群れと行動を共にしていました。セイタカシギは20羽程度の越冬組。タシギは越冬組に渡り組が加わって数を増やしています。一つの田んぼに10羽以上いるエリアもありました。
淡水シギで渡りのトップを切ったタカブシギは数を増減させて入れ替わっているようです。
コチドリは大きな群れも入り出してすっかり夏羽に変わった個体も多くいます。
小鳥の渡りも活発になってきています。ノビタキを始め、キビタキやルリビタキなどが確認されています。
ツルシギ ツルシギ タシギ タシギ4羽。一つの田んぼに10羽以上いました。渡り組だと思われます。
タカブシギ セイタカシギ セイタカシギ成鳥オス。20羽ほどの群れが水路で越冬。
コチドリ ノビタキ ノビタキのメス。小鳥の渡りも少しだけ動き出しました。
ミサゴ 2022年3月22日(旧暦では2022年2月20日)
オレンジ色のタカサゴモズ。体も大きく、尾羽も長く、とても美しいモズです。警戒心も比較的弱く、餌取りなど観察できました。
同じエリアにはシマアカモズが3羽ほどいましたが、うっかりシマアカモズが近づくと体の大きなタカサゴモズの攻撃に撃沈していました。滞在3日目ですが、いつまで滞在するのか気になるところです。
先日のジャワアカガシラサギ は1羽だと思っていましたが、同じ場所に3羽いました。まだ滞在中です。良い環境には集まってくるのですね。^^ ほかにもカタグロトビ親子やカンムリワシ幼鳥、渡りの動きが活発になり出した小鳥など石垣島も楽しくなってきました。^^
タカサゴモズ 美しいタカサゴモズ。警戒心も弱く、近くでじっくり観察することができました。
タカサゴモズ タカサゴモズ タカサゴモズを背中から。夕陽に美しさが引き立ちます。
タカサゴモズ タカサゴモズを正面から見ると、目の周りの黒い仮面がまるで怪傑ゾロのよう。^^
タカサゴモズ シマアカモズ タカサゴモズと同じエリアにいたシマアカモズは、縄張り争いをするも体格差で常に劣勢でした。
2022年3月23日(旧暦では2022年2月21日)
10日ほど前に見つけたジャワアカガシラサギ が3羽に増量して滞在中。緑がきれいな環境でミミズが多く発生しているようです。
餌が多いと多くの個体が集まりますね。ジャワアカガシラサギのほかにシロハラクイナなども餌を求めて多く現れます。
4日前に見つかったタカサゴモズ も元気に滞在中のほか、ヤツガシラも散発的に現れています。カンムリワシやムラサキサギ、カタグロトビ、オオクイナなども見やすい季節です。
春休みで石垣島入りする鳥屋が増えています。^^
みなさん、よい鳥見を!!
ジャワアカガシラサギ いつも茶色い背景なジャワアカガシラサギですが、バックが美しいと撮影枚数も増えがちです。^^;
ジャワアカガシラサギ 3羽のジャワアカガシラサギたちは、草むらの中を歩きながらミミズを捕まえていました。
ジャワアカガシラサギ 環境の美しさもさることながら、ローアングルで撮れるのもいいですね。
ジャワアカガシラサギ 運がいいと3羽同時に観察できます。それぞれの個体で色合いが微妙に異なります。
2022年3月23日(旧暦では2022年2月21日)
1時間ほどの隙間時間でキガシラセキレイ、タイワンハクセキレイ、ツメナガセキレイを確認できました。2日ほど前から悪天候が続いており、さまざまな鳥が渡りの途中に石垣島に舞い降りている感じです。
キガシラセキレイ キガシラセキレイ第1回冬羽から夏羽へ換羽中。この翌日、同じ場所で別個体も確認されました。
タイワンハクセキレイ タイワンハクセキレイ 上と同個体。タイワンハクセキレイの青みがかった背中がとても美しいです。
ツメナガセキレイ (キマユ)ツメナガセキレイ第1回冬羽から夏羽へ移行中。
2022年3月25日(旧暦では2022年2月23日)
ソリハシセイタカシギが飛来しました。 10日ほど前から2羽いたツルシギ は4羽に増えました。
夏羽のクロハラアジサシも田んぼの上を飛び回り、春の渡りがいよいよ本格的に動き出したようです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) / ツルシギ ツルシギ ツルシギ セイタカシギ セイタカシギ クロハラアジサシ
2022年3月27日(旧暦では2022年2月25日)
2羽目のソリハシセイタカシギと今季初のサルハマシギが入りました。ミユビシギ、オジロトウネンもぼちぼちやってきています。タシギは越冬組と渡り組が合わさり多くの個体を見ることができます。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) サルハマシギ こちらは今季初のサルハマシギ。夏羽に変わりつつあります。
オジロトウネン オジロトウネン 石垣島ではあまり数は多くありませんが、毎年、渡りの時期に通過していきます。
サルハマシギ ミユビシギ まだまだ冬羽なミユビシギ。沖縄本島では群れで越冬しますが、石垣島では少数が渡りの時期に見られるだけです。
チュウシャクシギ タシギ タシギはたくさんいますが、チュウジシギやハリオシギは来月です。待ち遠しいですね。
2022年3月27日(旧暦では2022年2月25日)
農地はツメナガセキレイの大群が通過して行っています。その中にキガシラセキレイが2羽混じっていました。ほかの場所ではハクセキレイの群れの中に1羽確認されており、現在3羽のキガシラセキレイが滞在中です。
ハクセキレイの群れには、ホオジロハクセキレイやタイワンハクセキレイがそこそこの割合でいます。
キガシラセキレイ まだまだ第1回冬羽が大半をしめますが、一部、夏羽も見え始めています。
キガシラセキレイ 上とは別個体。こちらの個体もまだまだ夏羽には程遠いです。
ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイのオス。疲れた様子でしたので、渡ってきたばかりかもしれません。
キタツメナガセキレイ ツメナガセキレイ第1回冬羽から夏羽へ。石垣島で越冬する個体はほとんど幼鳥です。
ムネアカタヒバリ ムネアカタヒバリ 30羽程度のムネアカタヒバリの群れでしたが、ほとんどの個体が、これぐらいの換羽ステージでした。
2022年3月27日(旧暦では2022年2月25日)
ジャワアカガシラサギ3羽は2週間以上の滞在となりました。だんだん警戒心が薄れてきているようで近くで観察、撮影できるようになってきました。
クロツラヘラサギは5羽の若い個体の群れでやってきました。
ジャワアカガシラサギ ジャワアカガシラサギは同じ場所に3羽いるのですが、うち1羽の警戒心が強くてなかなか撮れません。2羽は愛想良く出てきます。
ジャワアカガシラサギ クロツラヘラサギ クロツラヘラサギの若い個体。田んぼでモノアラガイのような巻貝を食っていました。
2022年3月30日(旧暦では2022年2月28日)
この春は渡りのコースが東よりなのか、石垣島ではシギやチドリの飛来数がとても少ないです。来月のピークにはもう少し、種類、数ともに増えることを期待しているのですが…。昨年秋の渡りが良すぎた反動でしょうか。^^;
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 3月に入り、ソリハシセイタカシギが石垣島の各地に飛来しています。
ツバメチドリ ツバメチドリ到着。数羽の群れが圃場で休んでいました。
コアオアシシギ ツルシギ ツルシギは4羽が滞在中。冬羽から夏羽に移行中で黒さが目立って来ました。
コアオアシシギ / ソリハシセイタカシギ(アボセット) / ツルシギ 左からコアオアシシギ、ツルシギ、ソリハシセイタカシギ。
ハマシギ