2019年8月13日(旧暦では2019年7月13日)
石垣島のリュウキュウアカショウビンは、繁殖もすっかり終えて換羽が始まりボロボロのみすぼらしい個体が増えてきました。
今日は、バンナ公園内のアカショウビンのポイントを数カ所回ってみると冬羽に換羽が始まった個体を数羽確認することができました。
今年生まれの幼鳥は成鳥と変わらないまでに成長しています。
リュウキュウアカショウビン マダラコオロギを捕まえたアカショウビンの幼鳥。クロツグの藪に突っ込んでとっていました。
リュウキュウアカショウビン 冬羽への換羽が始まったアカショウビン成鳥。顔のあたりから換羽が始まっています。
リュウキュウアカショウビン こちらの個体はくちばしが黒ずんでいます。風切り羽や尾翼はスレっすれのボロッボロッになっています。
リュウキュウアカショウビン 地上から数十センチの低い場所ばかり利用して獲物をとっていました。
リュウキュウアカショウビン 爪も黒ずんでいることが分かります。越冬地ではどんな姿になるのでしょう?
カンムリワシ 林道にキンバトを探しにいき、3羽ほどいましたがどれも遠かったり、藪の奥で枝や葉がじゃまでした。いつものカンムリワシはゆうゆうとセンダンに止まって獲物を待ち構えていた。
2019年8月13日(旧暦では2019年7月13日)
給餌間隔が非常に長いムラサキサギですが、やっと親鳥がヒナたちへ餌を与えているところを観察できました。
親鳥が西の方角から「グワァー」と鳴きながらやってくるとヒナたちは「グワッ、グワッ、グワッ、グワッ、グワッ」と早い調子でないて餌をもらっていました。親鳥の帰巣時の鳴き声もヒナたちの餌をねだる鳴き声もアオサギに似ています。
文献によると50日前後での巣立ちとのことなので、あと2週間ほどで巣立ちすることになるのでしょう。
ほかの観察者によると昨日から巣を離れて歩き出し、今日は巣の下の水場まで降りて水を飲んだり、浸かったりしていたそうです。
ちなみに今回、営巣を見つけたのは師匠でこの観察記録をもって日本鳥学会の最新版「日本鳥類目録第7版」で「石垣島では冬鳥」となっている記述が留鳥に書き換えられるとのことです。
ムラサキサギ 親鳥から口移しで餌をもらうヒナ。餌をもらっているヒナの後頭部にはもう1羽のヒナの嘴が刺さっている…。^^;
ムラサキサギ 大きく成長したヒナがすごい勢いで親に餌をねだるので親鳥も嘴で刺されないように避けるのに必死。