2017年9月24日(旧暦では2017年8月5日)
今朝は、アカハラダカの渡りを拝みに嘉津宇岳に行ってまいりました。沖縄自動車道を降りて国道58号線を北上していると名護市本部半島の嘉津宇岳には雨雲がかかっておりました。名護岳の方は、晴天でそちらへ向かいたい気持ちもあったのですが、友人と現地で落ち合う約束をしている上に私は遅刻気味だったので名護岳を眺めながら嘉津宇岳を目指しました。
嘉津宇岳に午前7時20分ごろ到着すると駐車場にはすでに車が20台以上。うーん。出遅れた…。友人はすでに到着していて状況を聞くとまだ飛んでいないとのこと。沖縄本島北部のアカハラダカの渡る時間は午前8時半ごろがピークなので間に合いました。^^;
そして到着後、1時間ほどするとアカハラダカの群れがどこからともなく湧いてきてあれよあれよと言うまに1200羽以上が越冬地を目指して嘉津宇岳の上空を南下していきました。
最大の群れは200羽余りでしたでしょうか。上昇気流に乗ってタカ柱をつくると高度をぐんぐん上げて雲の中へ消え渡って行ってしましました。
アカハラダカ アカハラダカのオス成鳥。朝日に輝く翼は美しくも逞ましく感じられました。
アカハラダカ こちらはメスの成鳥。アカハラダカの雌雄は目の色で識別できます。
アカハラダカ アカハラダカの幼鳥。足にはリュウキュウアブラゼミを掴んでいます。嗉嚢が膨らんでいるので餌は十分に食べているようですが、食べきれない分は長旅の栄養補給の為に携帯していくのでしょうか。
アカハラダカ アカハラダカ アカハラダカ アカハラダカ アカハラダカ 本日最大の群れ。200羽以上のアカハラダカが渦のように舞いながら大きなタカ柱をつくる光景は圧巻。
アカハラダカ 群れは、上昇気流をつかみ、どんどん高度を上げて南へ渡ります。
アカハラダカ 高度数百メートルまで上がると北風に乗って、一斉に南下していきました。
晴天に恵まれ、風も西寄りから北寄りに変わりタカの渡りを見るには最高の条件が揃いました。^^
2017年9月24日(旧暦では2017年8月5日)
田んぼにコシャクシギが1羽で滞在しています。秋のコシャクシギはなかなか見る機会がなかったので嬉しい1羽。
水路でエリマキシギとツーショットで撮ったアメリカウズラシギの写真は、手違いで消してしまった…。^^;
コシャクシギ コシャクシギ コシャクシギにハチが絡んでいました。近くに巣でもあるのでしょうか?
コシャクシギ どんどんこちらに近づいてきました。車が通っても人が歩いても気にならないようです。
コシャクシギ コシャクシギは、草地と稲の伸びた田んぼを行き来していました。田んぼに入ってしまうと稲の高さがコシャクシギより高いので見つけるのは至難の技。^^;
コシャクシギ
2017年9月24日(旧暦では2017年8月5日)
クロハラアジサシの群れが三つほど入って合わせて30羽ほどが田んぼにいました。その中に1羽だけハジロクロハラアジサシの幼鳥を見つけた。
ツバメチドリとムナグロはそれぞれ20羽ほどの群れが入っていました。ツバメチドリの群れは、すべて成鳥でした。
クロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシの幼鳥。三つに分散している群れの中からやっと見つけた。疲れた…けどうれしい。^^
ツバメチドリ ツバメチドリ成鳥冬羽。秋分がすぎても沖縄は暑いのでツバメチドリたちはみな口を開けていた。
2017年9月24日(旧暦では2017年8月5日)
今日のジシギ識別練習。ハリオシギが出てこなくて不安になる…。^^;
9月25日追記
2枚目のジシギの識別を間違えていました。タシギではなくチュウジシギの第1回冬羽です。しかし、以前は漠然とジシギとひとくくりにしていましたが、沖縄本島でマスターと出会うことによって少しずつですが分かってきた。打率もだいぶ上がってきました。ジシギが沖縄に滞在している間にもう少し場数を踏まなくては…。
チュウジシギ チュウジシギ タシギと思ったけど、マスターの指摘によりチュウジシギ第1回冬羽。現場では、尾羽まで確認しているのですが、換羽中の尾羽だったので決定打に欠け、色合いや肩羽外弁の形状に惑わされたようです。
タシギ / チュウジシギ 2017年9月24日(旧暦では2017年8月5日)
三角池にエリマキシギが2羽やってきました。幼鳥のオスとメスです。
ほかにはトウネン、コアオアシシギ、アカアシシギ、セイタカシギなどが滞在中。先日、コガモが2羽入っていましたが今日は見当たりませんでした。
エリマキシギ コアオアシシギ アカアシシギ トウネン ヒバリシギ