田んぼでヨーロッパトウネンなど
台風の影響で続いていた強風も収まったので田んぼの渡りのシギの様子を見てきました。
ヒバリシギやタカブシギ、トウネンが多くいたほか、ヨーロッパトウネンやウズラシギ、ハマシギなども入っていました。
ヨーロッパトウネン幼鳥。
胸に黒い羽が混じるので夏羽の名残かと思いハマシギ成鳥冬羽だと思ったのですが、幼鳥のようです。幼羽に背羽、肩羽に第1回冬羽が見え始めているようです。
腹に黒い羽が混じるのはハマシギ幼鳥の特徴とのこと。
ウズラシギ。
ヒバリシギ成鳥冬羽。
台風の影響で続いていた強風も収まったので田んぼの渡りのシギの様子を見てきました。
ヒバリシギやタカブシギ、トウネンが多くいたほか、ヨーロッパトウネンやウズラシギ、ハマシギなども入っていました。
ヨーロッパトウネン幼鳥。
胸に黒い羽が混じるので夏羽の名残かと思いハマシギ成鳥冬羽だと思ったのですが、幼鳥のようです。幼羽に背羽、肩羽に第1回冬羽が見え始めているようです。
腹に黒い羽が混じるのはハマシギ幼鳥の特徴とのこと。
ウズラシギ。
ヒバリシギ成鳥冬羽。
フラッグ付きのアカアシシギとセイタカシギがいました。
アカアシシギはフラッグが外れてしまっていましたが、メタルリングの記号「KANKYOSYO TOKYO JAPAN 6A27456」は読み取れた。セイタカシギの方は白と青のフラッグでフラッグには「UM」メタルリングには「P.O. BOX 96-216 TAIPEI M01040」と刻印してありました。
2羽とも同日、金武の田んぼで見つけました。一日に同じ場所で複数羽のフラッグ付きを見つけたのは初めてのことです。
最近、フラッグ付きを見つけて山階鳥類研究所に連絡しても音沙汰ないことが何度かありましたが、今回は返事に期待して連絡します。どこでいつ付けられたものなのか分かるのが楽しみです。^^
9月20日追記
Twitterからの情報では、アカアシシギの方は、2015年に久米島で放鳥されたもので、2016年1月には、金武で撮影され、山階鳥類研究所へ報告された個体だそうです。
9月26日追記
本日、山階鳥類研究所鳥類標識センターから連絡がありました。それによると、「KANKYOSYO TOKYO JAPAN 6A27456」のアカアシシギは足環番号から2015年9月26日に久米島宇江城で放鳥された個体と判明しました。セイタカシギは台湾に問い合わせている最中で返事があり次第、私にも知らせてくれるとのこと。
10月15日追記
本日、「P.O. BOX 96-216 TAIPEI M01040」のセイタカシギについて山階鳥類研究所鳥類標識センターから連絡があり、このセイタカシギは、足環番号から2015年11月16日に台湾の Lan-Yan River, I-Lan County (宜蘭県の蘭陽溪かな?)で放鳥された個体と判明しました。緯度と経度も教えていただき 24d42mN 121d50mE だそうです。これを Google maps で表示してみると以下の場所が表示されるので台湾宜蘭県の蘭陽溪河口付近での放鳥ということで間違いなさそうです。
山階からのメイルによると「今回の記録はセイタカシギの海外放鳥個体が日本で初めて観察された貴重なもの」とのことです。わずかながらですが野鳥の生態研究、延いてはそれが野鳥の保護につながってくれたらいいなと思うところです。
10月16日追記
Twitterからの連絡によるとアカアシシギの方は、2016年11月26日にも今回と同じく金武で写真とともに山階鳥類研究所へ報告されていました。先日、教えてくれた方とは別人。3年連続で同じ場所にやってきていることになります。来年も見つけられるといいな。金武にこの時期行くみなさんは、ぜひこのアカアシシギを気にして見てください。
フラッグとメタルリング付きのセイタカシギ。
刻印は「P.O. BOX 96-216 TAIPEI M01040」でした。
フラッグは外れてメタルリングだけのアカアシシギ成鳥。奥はアカアシシギ第1回冬羽。
刻印は「KANKYOSYO TOKYO JAPAN 6A27456」でした。
金武の田んぼにクロハラアジサシが20羽ほどやってきました。ハジロクロハラアジサシもいないかと探しましたが、クロハラアジサシだけの群れのようでした。成鳥と幼鳥の群れでした。
田んぼのあぜ道で休憩したり、芋畑の上を飛び回りバッタなどを捕まえていた。
ツバメチドリは、クロハラアジサシの群れの中に数羽が混じって休憩していた。ツバメチドリは、全て成鳥の冬羽でした。
クロハラアジサシ。夏羽から冬羽へ移行中。
クロハラアジサシ幼鳥。第1回冬羽へ移行中。
冬羽へ変わりつつあるクロハラアジサシ。
ほとんど冬羽へ換羽したクロハラアジサシ成鳥。残すは初列風切ぐらいか。
餌を探しながら芋畑の上を飛び回るクロハラアジサシ。
バッタを捕まえた。
田んぼを広範囲に飛び回って獲物を探していました。
ツバメチドリ成鳥冬羽。数羽がクロハラアジサシの群れと一緒に休んでいた。
田んぼにシマアジが2羽やってきました。
今季初確認のシマアジ。2羽いました。
シマアジ。幼鳥かエクリプスかまでは不明。
沖縄にもタシギがぼちぼちやってきたようです。
ほかのジシギも結構な数を見かけますが、識別がやはり難しいですね。^^; ジシギの識別を勉強中です。間違いなどありましたら教えていただければ幸いです。
タシギ以外が自信がなく「チュウジシギ?」とクエスチョンマークをつけていたのですが、マスターから「写真で見る限りはチュウジシギでいいんじゃないか」と判定をいただきました。自信を持ってチュウジシギと言えるようにまだまだ勉強が必要です。
まずは自信のあるタシギから。同じ田んぼで4羽ほど見かけました。
これはチュウジシギに見えるけどあまり自信がない。双眼鏡で観察していると上空を飛んで行ったクロハラアジサシに驚いて尾羽を広げてくれた。それを見る限りはチュウジシギに見えたんだけど写真に収められなかったので決定打に欠ける…。(チュウジシギでいいようです)
チュウジシギ。
これはタシギ。
こちらはチュウジシギ。